シリーズ累計売上30万本を記録した人気カルトゲーム「お姉チャンバラ」が実写映画化されることになり、その製作発表記者会見が行われました。(2008年2月5日 京王プラザホテル)
左より橋本愛実、乙黒えり、中村知世
記者会見に登場したのは乙黒えり(彩役)さん、中村知世(咲役)さん、橋本愛実(レイコ役)さん、福田陽平監督の4人。ゲーム「お姉チャンバラ」は剣劇アクションのゲームソフトで、日本刀を持った水着ギャルを操り、返り血を浴びながらゾンビを斬り殺すセクシー&バイオレンスな人気ソフトで2月7日に最新作「お姉チャンバラR」(Wii)が発売されたばかり。
記者会見ではゲームのキャラクターに合わせたコスチュームで3人が登場しました。
――実写版の映画に出演すると決まったときの感想を。
乙黒えり「単純にうれしかったです。アクションをずっとやりたくで、しかも本格的なアクションということで、すごく気分が上がりました」
――衣装も細部までこだわったとうかがいましたが身につけていかがでしたでしょうか。
乙黒えり「最初水着って聞いていて、水着を着て仕事をしたことがなかったので、少し心配だったんですけども、コスチュームを見てすごくかっこ良かったので、これを着て映画ができたらいいなと思いました」
――乙黒さんは一足先に「お姉チャンバラレボリューション」のゲームを体験されたそうですが、いいかがでしたか?
乙黒えり「Wiiのリモコンを持ってすごい勢いで振るんですけど、我を忘れて時間を忘れて集中してしまってすごく楽しかったです。ぜひみなさんにも楽しんでいただけたらと思います」
――勝てましたか?
乙黒えり「最初は使い方に慣れなかったんですけど、そんなに難しくないので、初心者の方にも楽しんでいただけると思います」
――中村さん、実写映画に出演されることが決まったときの感想を聞かせてください。
中村知世「初めて聞いたときはうれしいと思ったんですけど、原作がありますので、そのイメージを崩さないように咲役をイメージどおりで演じられたらと思いました」
――実のお姉さん(乙黒えり)とは味方ではない?
中村知世「はい、敵です。お姉ちゃんと戦います」
――撮影の現場ではいかがでしたか?
中村知世「姉妹のように仲良くさせていただきました」
――橋本さん、映画に出演されることが決まったときのご感想を。
橋本愛実「今回、初めての映画出演となったんですけど、ずっと映画に出たいと言っていたので、初め聞いたときはうれし泣きでした。でもそのあとにアクションをやるって聞いて、アクションがまったく初めてだったので、ジムに通ってボクササイズとか身体づくりに頑張りました」
――監督はこの映画のメガホンを取ることになったとき、どのように感じたでしょうか。
福田監督「最初、すごくしゃれたタイトルだと思って内容を聞いたらディースリーさん(「お姉チャンバラ」の発売元)のゲームソフトということで、個人的にディースリーさんの『THE 地球防衛軍』が世界一好きなゲームなんですよ。なのですごくうれしかったですね」
――撮影が始まるまでどのような気持ちで過ごしましたか?
福田監督「ゲームのキャラクターがインパクトがあるので、その再現が衣装のほうでもアクションのほうでもできるかな、というところでプレッシャーを感じましたけど、ばっちりなキャストで安心してアクションのほうもレッスンしていただいて、すごくいいものになっていると思います」
寒いとは言わないで頑張りました
――撮影のなかで気をつけていたことがありましたら教えていただきたいんですけど。
乙黒えり「まずはゲームのイメージを壊さないようにというのがいちばん大事だなと思いました。乙黒えりとしてではなく、ゲームの中の彩として生きて彩としてアクションをすることが私としてのテーマでした。あと、現場ではほとんどがアクションといってもいいくらいなので、怪我をしないようにすること、怪我をさせないようにすること、体調管理もして集中力を切らさないようにするのがいちばん気をつけていたことです」
――現場はとても寒いとうかがってますが、いちばん寒そうな格好をしていましたが大丈夫でしたか?
乙黒えり「真冬にこの格好で外にいる人ってほとんどいないと思うんですけど、レイコちゃんも胸元寒いと思うし、咲ちゃんも足下寒いと思うし、みんな寒いのは同じだなと思って、私が弱音吐いたらいけないなと思って、寒いとはできるだけ言わないように頑張りました。だんだん気持ち良くなって、寒いところにこの姿でいれるのは私しかいないんだと思うと、頑張れる気持ちになってきましたね」
中村知世「アクションが多いので、間違えてしまうと怪我をしてしまうので、そういうところに気を遣って怪我をしないように頑張りました」
橋本愛実「28歳という役を演じさせていただいて、実年齢が23歳なので、5歳も上の、しかも子供まで持っている女性を演じるっていうのは、表情にも出ますし、包容力を出すのがいちばん大変でした」
――ママなのにお色気担当なんですね。
橋本愛実「そうなんですよ。だから胸は寄せなければいけないと思いまして頑張りました」
「ポロリがあります。チラリもあります」
――映画の見どころをひとことずつお願いします。
乙黒えり「一人一人のキャラクターにそれぞれのストーリーがあるんですね。そこを映画では見ていただきたいなと思います。そしてアクションが本格的で、できるだけ自分でやっているので、その体を張ったアクションを見ていただけたらなと思います」
中村知世「見どころはですね、かわゆい女の子がこんな薄着をして闘っているので、すごいです。あの、言っていいですか?(と監督に) あの、ポロリもあります(笑)。この3人ではないんですけど、ポロリがあります。チラリもあります。そういうところはヒットにつながると思うので(笑)、そこは見どころです」
橋本愛実「ゾンビが出てくる映画なんですよ。すごく特殊メイクにこだわっていて、真っ暗闇に二人っきりにされた怖さとか、本当にすごくてしゃべれないぐらい怖かったんです。ゾンビさんたちもすごく頑張ってたので、そのへんを見てほしいです」
福田監督「いろんな要素のある映画なので、特に働く女性の方々に見てもらいたいなと思います」
――それぞれのコスチュームについてと、アクションを経験したことで感じたことを教えてください。
乙黒えり「コスチュームについてかっこいいなと思ったのが最初の感想です。小島よしおさんが流行ってるじゃないですか。ビキニで『そんなの関係ねぇ』ってやってらっしゃるんですけど、私も寒い中、水着で本当にそういう気持ちで、テレビを見るたびに励まされた気がします。アクションなんですが、趣味で5年ぐらいカンフーや格闘技に週1回通ってるんです。それが活かせたかなと思っています。今後も続けていきたいので、アクションの海外作品もいつかはできたらいいなと思っています」
中村知世「アクションは去年『轟轟戦隊ボウケンジャー』1年間アクションをやっていたんですけど、今回刀を持ったのが初めてだったので、刀を使ったアクションがすごく難しくて、でも面白かったんです。コスチュームは、自分でも原作のイメージを大切にしたかったので、髪を真っ黒にして、カツラもつけてこんなにロングは初めてで、しかも制服が好きなので、映画でコスプレができるのがうれしくて、今までの中でもお気に入りのキャラクターです」
橋本愛実「私が今回いちばん厚着のコスチュームなんですけど、実は中は薄着で寒くて、いかに色気を出すかといったらやっぱり胸だったんですよ。そこで、彩に勝てないなと思いつつ、頑張ってコスチュームを着こなしました。アクションは全く初めてで、しかもジムにちょっと通ったぐらいだったので、いかに格好良く見せるのかが結構大変で、自己流でやりました」
映画は4月下旬より渋谷、新宿から全国順次公開予定だそうです。詳しい情報はオフィシャルサイト(http://www.onechanbara-movie.com)に順次公開される予定ですのでご確認を。(撮影・取材 岡田)