日刊スポーツ出版社が発売したAKB48公式10年史「涙は句読点~普通の女の子たちが国民的アイドルになるまで~」の発売記念お渡し会に先立って行われた囲み会見の様子をお届けします。(2016年6月4日 福家書店新宿サブナード店)
会見に参加したのは横山由依さん、小嶋真子さん、向井地美音さん、山田菜々美さん(チーム8)、本間日陽さん(NGT48)の5人です。
5月30日に19歳の誕生日を迎えた小嶋真子さんにサプライズでケーキが用意されていて、本人もちょっとびっくりしていました。
★「涙は句読点」を読んだ感想
本間日陽「私は『涙は句読点』を読んで、一番最初に前田敦子さんの言葉がすごく印象的で、その言葉をもとに感想文を書かせていただいて、読み終わってから今も何回も読んでいて、本当にすばらしい本だなと思っているので、私もいつかは20年のときに、名前が載れるように頑張りたいなと思っています」
向井地美音「私はもともとAKBグループが大好きで、AKBに入るまで本当にファンの1人だったんですけど、それでも実際に見始めたのは2010年とか11年ぐらいなので、10年間の中でも後半のほうしか見ていなかったんですけど、この本を読んで最初の5年間のお話とかが初めて知ることばかりで、こうやってAKBグループが歴史が重なって今があるんだなとすごく思える本でした」
横山由依「私もAKB48には途中から入ったので、自分が知らない、先輩たちがお客さまが7人だった時代から劇場をやってたりとか、すごくたくさんいろんなイベントをやってたりすることが、自分がいなかったときなので、今回のこの本を読んで『先輩たちはたくさん苦労をしていろんな経験をしてるから素晴らしいんだな』ってことをあらためて確認させていただきました。本間ちゃんと一緒なんですけど、20年史が出たときには私たちがAKBの歴史を作っていけるように今頑張りたいと思います」
小嶋真子「19歳になりました“こじまこ”こと、小嶋真子です。私もですね、7月で入って丸4年になるんですね。今年5年目になるんですけど、AKBは11年目と半分にも満たないぐらいなんですけど、読んでみて、卒業された先輩方が当時思ってたことも書いてあるし、今思っていることも書いてあったりして、読みごたえもすごくありますし、メンバーも読めるし、ファンの方ももちろん、昔から応援してる方も振り返るように見てほしいし、最近好きになったよって方もAKBの歴史を知るためにぜひ隅から隅まで読んでいただきたいなって思いました」
山田菜々美「最初に読ませていただいたときには、AKB48の歴史書みたいな感じで10年がぎっしり詰まっているなと思ったんですけど、私たちは2年ちょっとなので、まだまだ未熟なんですけど、先輩方みたいになれるようにこれから頑張りたいと思っています」
★具体的に印象に残っているところ
本間日陽「私は先ほども言わせていただいたんですけど、一番最初に読んで前田敦子さんの『AKB48はアイドルであって、アイドルではない』って言葉が本当に印象的で、私も小学校の頃からAKB48がすごく好きで、ずっとテレビの前でしか見ていなかったんですけども、AKB48っていうグループ自体がすごくいろいろなことに挑戦していて、その姿はアイドルだけでもアイドルじゃないようなこともやっていて、いろいろなことに挑戦している姿がすごくその言葉に表れていたなと思って感動しました」
向井地美音「15期生とたかみなさん(高橋みなみ)でやらさせていただいた『いちごちゃんず公演』について書いてくださっているページが4ページぐらいあったんですけれども、まず10年史に私たちの期について書いてあるページがあるっていうことだけでも、AKBの歴史に自分が本当にいるっていうのを実感してうれしかったですし、あとは、たかみなさんに質問をさせていただいて、もしこれから先輩方がみな卒業してしまって、途中から入ったメンバーだけになったときに何を一番大事にしていけばいいですか? って質問をしたときに答えてくださったことがすごくうれしかったというか、一番心に刻まれました」
横山由依「私は小嶋陽菜さんのページで、ファッション的な仕事をした次の日に劇場で絵を描いたりする仕事をする、そのギャップがAKBに居続ける理由だって書いてあるところを読んで、小嶋さんらしいけど、小嶋さんてAKBのことがすごく好きですごく考えてくれて、盛り上げてくださってるのがそういう気持ちからなんだなって思ったので、いろんなメンバーがいて、いろんな形がありますけど、それを体現してくださってるメンバーの一人だと思うので、これからもメンバーがいろんな気持ちでAKBのことをそれぞれが好きでいたらいいなと思います」
小嶋真子「私は、握手会に関するページで、岡田奈々ちゃんと西野未姫ちゃんと3人でバッドボーイズさんの握手会体験のお相手をさせていただいたんですね。それのインタビューが載ってるんですけど、ふだんバラエティとかでご一緒させていただいている方が、実際に私たちがアイドルとして握手をしている姿を見て、体験するというのはなかなかなくて、すごく率直な感想が書かれているので、見ておもしろいと思うし、AKBは握手会をとても大切にしているので、行くきっかけにもなれたらなと思います」
山田菜々美「私はチーム8が本に載ってること自体うれしかったんですけど、チーム8を知らない方でもコンセプトをしっかり書いていただいているので、チーム8のことを知っていただけるのかなって思いましたし、『AKB48の未来を切り開くTeam8』って題が書かれてあったので、そのお題に沿えるように活動できるように10年、20年と私も続けていって頑張れたらなと思いました」
★「翼はいらない」のセンターになって
向井地美音「10周年を迎えて11年目としてスタートしていくこの時期にシングルでセンターというのはうれしさもあり、それ以上に責任感というか、本当に私が大好きなAKBグループの前に自分が立っているのがすごく信じられない気持ちではあるんですけど、これからは私たち次世代メンバーと呼んでいただいているんですけど、次世代って呼ばれているだけじゃなくて、自分たちが最前線に立って戦えるようにならなきゃいけないなってすごく身に染みて感じているので、その第一歩目のシングルとしてこの曲をぜひいろんな方に聞いていただきたいなと思っています」
★新潟で開催されるということでNGTの本間さん
本間日陽「NGT48ができてまだ1年も満たないのにこうして総選挙が開催される土地として選んでいただけて私自身もびっくりしましたし、同時に私は新潟県出身で生まれも育ちも新潟県なので、新潟のいいところをこれを機にファンのみなさまにも、そして先輩メンバー方にも知っていただけたらいいなって思っています」
★初選抜の山田さん
山田菜々美「チーム8は先輩と関わる機会がなかなかないんですけど、関わる自体にも緊張もありますし、8から選んでいただいたということもすごくうれしかったんですけど、これをきっかけにチーム8というチームをどんどん出していけたらなとすごく思うので頑張りたいです」
★小嶋真子さん10代最後ということで
小嶋真子「そうなんですよ。うーん、なんだろうな。でも、10代最後なので、20歳になるまでに写真集を出したいんですよ。なんか、10代と20代ってちょっと変わるじゃないですか。10代ブランド?みたいなのあるじゃないですか。だから10代のうちにちょっと写真集を出せたらなと思います」
★速報も発表されましたけど、総監督として
横山由依「去年ランクインしてなかったメンバーが速報で上位ランクインしてたりとか、グループとして見ると世代交代が進みそうな予感がするというか、結果になっているので、本当に私たちも当日にならないとわからないので、ちょっとわくわくしていますね」
――速報で驚いたことは?
横山由依「にゃんにゃん仮面が11位にはびっくりしました。初めて未来からメンバーで今回参加されるのが初めてなのに11位というのはすごいですね。今回は前回までと違った楽しみ方もしていただけると思うので、私たちもわからないことだらけでびっくりします」
――横山さん、ご自身の順位(速報26位)については。
横山由依「去年速報が20位で結構不安になってしまって、今年はそれよりもランクを落として26位からのスタートなんですけども、1日でこんなにもたくさんの方が総選挙に投票してくださっているという事実が本当にうれしく思うんですけども、その反面総監督として初めての総選挙であるので、目標は神7を設定しているので、当日はみんなと一緒に笑えたらいいなと思います」
――ぶっちゃけもうちょっと上から発進したかった?
横山由依「そうですね……速報なのでなんとも言えないんですけれども、私もAKB48すごく好きで、総監督という役割も与えてもらっているので、最前線でいたいなと思うので、そういう意味では選抜メンバーに当日は入れたらいいなと思ってます」
――上位勢は?
横山由依「麻友さんが意外と速報で1位は初めてらしくって、指原さんは初の2連覇がかかっていたりとか、1位2位もすごく注目しています」
――今までにない僅差でしたけど、どうなんでしょう。
横山由依「どうなんでしょう。毎年とちょっと違う感じはするので、今のAKBにしか出せない総選挙が今年はあるんじゃないかなと思いますね。新潟メンバーも初参戦ですし」
本間日陽「私自身も毎年見てきた総選挙なので、今回参加できるのがすごく楽しみですし、緊張ももちろんしますけど、参加できるってこと自体がすごく楽しいです」
横山由依「未来が明るいです(笑)」
――横山さん、スピーチのほうは、みなさん期待している部分があると思いますが……。
横山由依「とりあえず体調だけ整えておきます(笑)」
――(総選挙まで休養中の)岡田奈々さんへの応援Twitterを書いていましたが、その後やりとりはありましたか?
横山由依「本人とは連絡取ってないんですけど、真面目で頑張りやさんな子なので、ちょっとお休みする期間が必要だと思うので、ファンの方から温かいメッセージをいただいたら、こんなにもたくさんの人が支えてくれてると伝わると思うので、なあちゃんも今回7位もうれしかったと思いますし。奈々ですし」
小嶋真子「そう!」
横山由依「ちょっと見守っていただけたらなと思います」
――今年は当日、昼のコンサートで投票できるみたいですが、何か直前にアピールしたいこととか考えてますか?
横山由依「それは来てくださった方のお楽しみというか、グループ全体で考えて打ち合わせをしたりとかリハーサルも進んでますので、新潟に足を運んでくださった方に見ていただきたいものがあるということで」
――それでは最後に横山さん。
横山由依「今回は『10年史 涙は句読点』が発売されたということで、本当に今までのAKBがぎゅっと詰まっていますし、真子も言ってくれたように卒業生が今のAKBを見て思うことだったりとか、それはその当時思ってたことと違ったりするので、本当に興味深い記事がたくさん詰まっています。これから応援してくださる方も、今までずっと応援してくださった方にもすべての方に読んでいただきたいなと思いますのでぜひよろしくお願いします」
本サイト管理人、岡田も著者の一人として参加させていただきスタッフやメンバーにインタビューに立ち会い、原稿を執筆し、そして2005年12月8日有料入場者7人のうちの1人として誌面にも登場させていただきました。まだお手に取っていない方は新潟総選挙への旅のお供にも読んでいただければ幸いです。(撮影・取材 岡田)