2011年3月11日に発生した東日本大震災から丸1年が経った同日、秋葉原のAKB48劇場で「東日本大震災復興支援特別公演~誰かのためにプロジェクト~」と銘打った公演が行われました。参加はAKB48の全90名。
また、SKE48(全68名)、NMB48(全67名)、HKT48(全21名)も各劇場で同復興支援イベントを同時に開催、東京と中継を結び、東京ビッグサイトで握手会を行ったSDN48(全36名)も参加しました。
この様子はYouTubeでも生中継され、多くのファンとともに公演を共有することとなりました。
オープニングに「風は吹いている」を歌い、メンバーたちが被災地訪問したときの様子を収録したスペシャル映像を流した後、各劇場、握手会会場と中継で結び、震災発生時刻の午後2時46分に全メンバー、観客合わせて一斉に黙祷を行いました。
☆黙祷
大島優子「東日本大震災から1年がたちました。ですが、まだまだ復興への道は続いていきます。私たちも微力ですが、これからも支援活動を続けていきたいと思っています。どうぞ皆さん、これからもご協力をよろしくお願いします」
そして、黙祷ののち、被災者を応援するために立ち上げた「『誰かのために』プロジェクト」のテーマソング「誰かのために -What can I do for someone?-」を、全国にいるメンバー全員で同時に歌い、その様子が4分割画面で生中継をされました。被災地を多く訪問しているAKB48のメンバーたちの涙がとても印象的でした。
☆誰かのために
高橋みなみ「この日にこの場所に立つことは、とても緊張しますが、こうして各会場を中継でつないで皆さんと一緒にこの時間を共有することで何か意味があるのではないかなと感じています。全員が被災地に足を運ぶことはできないかもしれませんが、ここから何かを発信して、被災地の皆さんに元気、そして笑顔を届けていきたいなと思っています。被災地の皆さんからは、笑顔の大切さ、そして前を向くことの大切さを教わった気がします。これからもその気持ちを胸に、皆さんに笑顔を届けられるように頑張っていきたいです」
高橋みなみ
同時中継はいったんここで終わり、各会場ではovertureが流れ特別公演が行われました。
セットリストは次のとおりです。
AKB48劇場 |
M01 風は吹いている M02 誰かのために -- overture -- M03 走れペンギン(4) M04 呼び捨てファンタジー(B) M05 ALIVE(K) M06 胡桃とダイアローグ(A) M07 会いたかった(12期までの研究生) M08 Beginner(13期研究生) M09 フライングゲット M10 Everyday、カチューシャ M11 ヘビーローテーション M12 桜の花びらたち |
SKE48劇場 |
M01 風は吹いている M02 誰かのために -- overture -- M03 片想いFinally(S) M04 愛の数(KII) M05 青空片想い(E) M06 オキドキ(研究生) M07 バンザイVenus M08 Dear my teacher(初代研究生) M09 1!2!3!4! ヨロシク! --- ENCORE --- M10 パレオはエメラルド M11 ごめんね、SUMMER M12 桜の花びらたち |
NMB48劇場 |
M01 風は吹いている M02 誰かのために -- overture -- M03 三日月の背中(1期) M04 NMB48(3期) M05 青空のそばにいて(2期) M06 右へ曲がれ M07 努力の雫 M08 純情U-19 M09 オーマイガー! M10 絶滅黒髪少女 M11 僕は待ってる(全員) M12 桜の花びらたち |
HKT48劇場 |
M01 風は吹いている M02 誰かのために -- overture -- M03 手をつなぎながら M04 チャイムはLOVE SONG M05 Innocence M06 ロマンスロケット M07 大好き M08 スカート、ひらり M09 ヘビーローテーション M10 遠くにいても(全員) M11 桜の花びらたち |
※SKE48 M08「Dear my teacher」出演(阿比留、磯原、今出、上野、小木曽、るみ、木崎、木下、後藤、須田、秦、松村、間野、矢方、恵里伽、犬塚)
そして最後に再び各劇場と中継を結んで「桜の花びらたち」を同時披露しました。
高橋みなみ「今日は、ステージを通して皆さんに元気を与えることができるのがAKB48のよさなのかなと、改めて思いました。最後になりましたが、東日本大震災、そして津波によって被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を願っています」
特別公演終了後は、全メンバーがお客様を握手でお見送りし、その後、21時まで募金箱が一般来場者用に設置され、劇場、オフィシャルショップ、海外オフィシャルショップ合わせて総額204万515円が募金されました(4劇場でのドネーション含みます。※公演自体は無料)
YouTubeの画面を通して、AKB48劇場の様子、そして各劇場のモニター観戦ファンのTwitterのつぶやきと混ざって同時進行で公演が進むスリリングな様子もまたAKB48グループファンのひとつの楽しみともなりました。
この日誕生日を迎えた篠田麻里子さんは自身のブログで、「神様に指名されて、世の中の役に立てと言われているような気がします」と自らの誕生日を使命のように感じて自身の気持ちを吐露していたことも印象的でした。(写真提供:AKS、記事:岡田)