AKB48の48枚目のシングル『願いごとの持ち腐れ』のミュージックビデオが完成し、メンバーが初めて観る試写会が行われました。(2017年5月1日 都内スタジオ)
舞台は3月19日で閉校になった全校生徒12名の静岡県浜松市立鏡山小学校で、閉校の少し前にAKB48が学校に訪れミュージックビデオの撮影をしたそうです。
『願いごとの持ち腐れ』は「Nコン2017」中学校の部の課題曲であり、1月より女性三部合唱ver.を約1ヵ月半、厳しいスケジュールのなかで練習をしてきたメンバーたち。すでにNHKでは披露されていますが、このミュージックビデオでは児童たちと一緒に歌いました。
試写上映の前に『願いごとの持ち腐れ』のPRとクリエイティブディレクターを担当した三浦崇宏さんからひとことあいさつ。
三浦崇宏「秋元先生にミュージックビデオの話をいただいたときに『今までで一番泣ける作品にしてほしい』とオーダーをいただきました。『願いごとの持ち腐れ』の歌詞を読んでいただけるとわかると思うんですけど、人は自分ではなく、誰かのために願いを持つときに本当に強くなれるというか、本当に輝くことができるというテーマの楽曲だと思っていて、今の時代にいろんな人に聞いてもらって考えてもらいたい楽曲だと思います」
上映会のあと、そのあとフォトセッション、囲み会見となりました。
松岡はな、高柳明音、古畑奈和。北原里英、白間美瑠、久保怜音
込山榛香、兒玉遥、小嶋真子、入山杏奈、木﨑ゆりあ、高橋朱里、武藤十夢
須田亜香里、向井地美音、柏木由紀、松井珠理奈、宮脇咲良、山本彩、横山由依、岡田奈々
フォトセッション参加メンバーは上記21人で、囲み会見参加メンバーは前列8人でした。
ミュージックビデオを観た感想
宮脇咲良「今回私たちは鏡山小学校に数日間子どもたちと一緒に過ごしたんですけども、このMVの中に思い出がいっぱい詰まっていて、特に先生たちに贈る感謝の手紙のときは、私たちも本当に涙ぐんでしまうぐらい、子どもたちの気持ちが入っていて、本当に素敵な心が温まるMVになったんじゃないかなと思っています」
松井珠理奈「今、このミュージックビデオを観て、撮影のときのことを思い出して少しジーンとしてしまったんですけど、今回のこの鏡山小学校にお邪魔するってなったときに、廃校になってしまうということで私たちが行くことで何か思い出に残ったらいいなという気持ちで行かせていただいたんですけども、でも逆に生徒のみなさんだったり、先生から私たちのほうがパワーをいただいてみんなの笑顔を見たり、最後にお手紙をいただいたりして、本当に私たちのほうがパワーをいただいて、また明日から頑張ろうという気持ちになりました。なので、誰かのために、誰かを笑顔にしたいという気持ちがどんどん大きくなったのでこのミュージックビデオを見て、一人でも多くの方の心が温まったらいいなとあらためて思いました」
須田亜香里「完成したミュージックビデオをみなさんと一緒に見るのは初めてだったんですけど、編集された映像の中に素敵だなと思っている部分がありまして、ひとつ気に入ってるフレーズがありまして、言葉が定かではないんですけど、声を合わせよう心が離れてしまわないようにって書いてあったのが、『あぁ、私たちは今、歌を歌わせていただいているけど、たくさんの方と心を離れられないつながっていられるように歌ってるんだな』って再確認できて、すごく心が温まりました」
向井地美音「私自身、自分の小学生時代の思い出がすごく人生の中でも大きくて、今、ミュージックビデオに出てくれた12人の子どもたちにとってもきっとそうだろうなって思うんですけど、小学校が廃校になるのはきっと悲しいことだなと思うんですけど、最後の思い出にAKBがなっていてみんなの心に大人になってもずっと残っていたらいいなと思いました。みんなの姿を見るだけで本当に、涙が出てしまうぐらい泣けるMVだったなと思います」
須田亜香里
向井地美音
柏木由紀「泣けるミュージックビデオがテーマということで、すごいハードルを上げるな思いながら見ていたんですけども、私はよく泣かないとか、先輩である小嶋さんの卒業公演では嘘泣きと言われた私なんですけども、今回のミュージックビデオは本当に泣いたので、たぶん誰でも泣いちゃうと思います。たくさんの方に見ていただきたいです」
山本彩「泣けるミュージックビデオということで泣ける要素はすごくあると思うんですけど、それだけじゃなくて子どもたちだったり、今回協力いただいた大人の方だったりたくさんの笑顔が詰まった作品なので、どこかジーンとしたり温かくなったり、感情が豊かになるものになっていると思いますし、今回こうやって自分たちがひとつの学校に協力できるということで、たくさんの方の願いがかなえられたのかなと思うとすごくうれしく思いますし、このミュージックビデオを見てくださった方にも届いて、さらに見てくださる方の願いごともどんどんかなうような連鎖するようなことが起きていればいいなと思います」
横山由依「たくさん子どもたちに出ていただたいたりして、一緒に裏山で遊んだりしたのがすごく楽しくて、ターザンごっこをしたりだとか、きのこを摘んだりとかしてすごく楽しかったんですけど、今回はミュージックビデオもすばらしく泣けると思うんですけど、楽曲も合唱も、通常私たちがポップスなのでAKB48にとっては珍しいかなと思うので、合唱だと子供たちやいろんな世代の方に聞いていただけると思うので、たくさんの方に愛される楽曲になればうれしいなと思います」
岡田奈々「今回はじめて出来上がったミュージックビデオを見て、子どもたちのまっすぐな願いとか思いにすごくぐっと来るものがあって、あんまり、人前で涙を見せるのって良くないなって思っちゃうんですけど、今回、自然と涙が出たので、たくさんの方に見ていただきたいなと思いました」
柏木由紀
山本彩
選抜総選挙への意気込み
――来月に選抜総選挙が迫っていますが、それについて意気込みをひとことずつ。
須田亜香里「今年は5位を目指しています。もちろん1位を永遠に目指すのはアイドルになったからには変わらないんですけども、去年7位に入れていただいたので、『7位はまぐれだった』と言われないような、『なぜ人気?』と去年はランクインして言われたんですけども、『やっぱり人気』って言われるように頑張りたいなと思います」
向井地美音「沖縄での総選挙ということで、会場自体はすごく楽しみなんですけども、自分自身もAKBに入って今日から5年目になるので、神7を目指して頑張りたいなと思っています」
柏木由紀「私は今年初めて総選挙に出ないので、沖縄に行けないのは残念だなと思うんですけども、その日はお仕事も今のところないそうなので、お家で初めてメンバーの総選挙を一生懸命応援したいなと思います」
松井珠理奈
宮脇咲良
松井珠理奈「私は、この楽曲を聞いて、あらためて自分には願いごとがいっぱいあるなと思ったんですけど、でもそれが宝の持ち腐れにならないように一つに絞ろうと決めて、20歳になった今、私の願いは、選抜総選挙でファンのみなさんとチャンピオンになることです」
宮脇咲良「沖縄での総選挙なので、今までの総選挙よりちょっと、気持ちが軽く楽しみだなという気持ちのほうが大きいんですけども、今年は目標を2位にさせていただいてます。というのも、『じゃあ1位目指せよ』と思われると思うんですけども、さっしー(指原莉乃)が最後の総選挙ということで、HKTでワンツーフィニッシュできたらいいな、っていう願いです」
山本彩「今年は初めて出馬をしないんですけど、私だったり柏木さんだったり出ない分、そこに枠が空くと思うので、そこには全員NMBメンバーが入ってほしいなと思いますし、第1党にもなってほしいなと思っているので、出馬するNMBメンバー全員に投票したいなと思ってます」
横山由依「個人的には7位を目指していくんですけど、今、NMBが第1党にと言ったんですけど、これは負けてられないので、AKB48が第1党になって去年も感謝祭をやらせていただけてファンの方と一緒に思い出を作れたのがすごく楽しかったので、今年も第1党にAKB48がなれたらいいなと思ってます」
岡田奈々「私も目標は去年に引き続き神7なんで、神7に入って名前も奈々なので奈々だけに神7狙っていきたいと思います」
横山由依
岡田奈々
――東京スポーツですけど柏木さんにですが、本当に今日は泣いてたんでしょうか。
柏木由紀「今までというか、いつも東スポさんと小嶋さんが対決しているのを見てたので、やめたら私に来るのかと……。今日も、小嶋さんの卒業も、神に誓って本当に泣きました。さっしーとか、みぃちゃんとか意地悪してくるけど本当に泣きました」
横山由依「小嶋さんがいなくなった東スポさんとのやりとりが柏木さんができるということで、楽しみということと、もっと若いところにも、向井地あたりにもよろしくお願いします」
これが次の「サムネイル」公演初日ゲネ終了後の伏線になるとは……。(撮影・取材 岡田)