組閣後新体制になってからの最初の新チーム公演は村山彩希(ゆいり)さんがキャプテンをつとめる村山チーム4『手をつなぎながら』公演でした。2018年6月6日初日公演に先立ち関係者向けゲネプロ(通しリハーサル)が行われましたので公演の様子とともに、終演後の囲み会見をレポートします。(2018年6月5日 東京都千代田区 AKB48劇場)
初日公演に出演したメンバーは浅井七海、大西桃香、大森美優、岡田奈々、川本紗矢、行天優莉奈、坂口渚沙、佐藤妃星、佐藤七海、髙橋彩音、達家真姫宝、田屋美咲、永野芹佳、濵咲友菜、村山彩希、山内瑞葵の16人です。
後列左から佐藤妃星、濵咲友菜、髙橋彩音、浅井七海、佐藤七海、田屋美咲、行天優莉奈、達家真姫宝
前列左から大西桃香、川本紗矢、坂口渚沙、岡田奈々、村山彩希、山内瑞葵、永野芹佳、大森美優
セットリスト
初日公演 2018年6月6日
影アナ:村山彩希
M01 僕らの風
M02 マンゴーNo.2(掛け声は山内瑞葵)
M03
手をつなぎながら
M04 チャイムはLOVE SONG
自己紹介(1列目左から。紹介は右から)
行天優莉奈、濵咲友菜、村山彩希、山内瑞葵、佐藤妃星
髙橋彩音、佐藤七海、岡田奈々、川本紗矢、永野芹佳、田屋美咲
浅井七海、達家真姫宝、坂口渚沙、大西桃香、大森美優
M05 Glory days(山内瑞葵、濵咲友菜、佐藤妃星)BD:黒須遥香、石綿星南、蔵本美結、多田京加、原澤音妃、吉橋柚花
M06 この胸のバーコード(岡田奈々、大西桃香、大森美優)
M07 ウィンブルドンへ連れて行って(青:浅井七海、黄:達家真姫宝、ピンク:坂口渚沙)
M08 雨のピアニスト(村山彩希、佐藤七海、行天優莉奈)
M09 チョコの行方(川本紗矢、永野芹佳、髙橋彩音、田屋美咲)
―― MC ――(川本紗矢、永野芹佳、髙橋彩音、田屋美咲)
M10 Innocence(ソロパート:大西桃香、村山彩希、行天優莉奈)
M11 ロマンスロケット
M12 恋の傾向と対策
―― MC ――
前半:村山彩希、佐藤妃星、佐藤七海、坂口渚沙、川本紗矢、髙橋彩音、永野芹佳、岡田奈々
後半:大西桃香、田屋美咲、浅井七海、大森美優、山内瑞葵、行天優莉奈、達家真姫宝、濵咲友菜
M13 大好き
―― アンコール ――
E1 ロープの友情
E2 火曜日の夜、水曜日の朝
E3 遠くにいても
「今、出せる力を出しきれた」
村山彩希「本日は村山チーム4『手をつなぎながら』公演ゲネプロにお越しいただき本当にありがとうございました。ゲネプロをやってみてすごく楽しかったんですよ。ひとつ悔いが残ったとしたらそれは何かと言いますと『大好き』で記者の方に(手を差し伸べる振り)をやってたんですけど、一切見てもらえなかったです。
レッスン期間いろんなことがあったじゃないですか。若いし分かりあえることもあるし、意見の違いも出てきたんですけど、でも、それをなんとなく言わずに終わるんじゃなくて、私たちのチームはみんなでぶつかりあって、この初日を迎えるまでにみんなの気持ちをひとつにして、いい公演にしようって前向きにして、このようにゲネプロを迎えたので、今、出せる力を出しきれてよかったです。
なので明日初日ですけど、『初日が一番いい公演だったね』じゃなくて、初日以降もいい公演ができるように日々成長していきたいなと思います」
――山内瑞葵さんに、(オリジナル公演でセンターの)松井珠理奈さんのポジションで大変だったことや、意気込みを聞かせていただければ。
山内瑞葵「最初この公演が決まってこのポジションをもらったときに、今まで以上のプレッシャーは感じていて、今日のゲネプロ前も今までにないぐらい緊張していたんですけど、自分を見ていただいた人にもっと『チーム4、いいじゃん』って思っていただけるように、まずは私がならなきゃいけないなっていう気持ちで今日を迎えました」
村山彩希
山内瑞葵
楽しかった峯岸チーム4を超えていきたい
――岡田奈々さんと村山彩希さんには以前に峯岸チーム4でもやっていた『手をつなぎながら』から約4年半ほど経ちますが、今回の『手をつなぎながら』公演は前と比べて違う面がありましたら教えてください。
岡田奈々「4年前と全く違います。まずこの演目を選んだ理由がキャプテン的にあると思うので」
村山彩希「そうなんですよ。この公演の演目を選んだ理由は、峯岸チーム4が私が昇格させていただいた初めてのチームだったんですけど、今でも楽しかったなと思えるチームなんですよ。なので、みんなにそうやって思ってもらいたいなって思うし、あとは私が楽しかったチーム4を塗り替えるじゃないですけど、もっとそれよりもいいチームにするために、自分の中であえていい思い出として残ってるものを超えようじゃないですけど、自分にプレッシャーをかけてみようと思って。
チーム4らしさが出る公演だと思ったのでこの公演を選んだんですけど、私となぁちゃん(岡田奈々)はまず、4年半前やっていたポジション違うポジションなんです」
岡田奈々「あえてね。まあ岡田奈々的には、4年半前にやってたとき、峯岸みなみさんがキャプテンをやっていたんですけど、当時のみぃさんが20歳だったんですよ。
で、今、私たち2人が20歳なので、当時のことを考えると、あ、峯岸みぃさん、すごいつらいというか、体力的にしんどい思いをしながら私たちのために頑張ってくれてたんだなっていうのを初めて感じることができたので、自分たちが今、こうして当時のみぃさんのようにキャプテンをやってるのが感慨深くて、気持ちがすごく変わりました。先輩としての自覚もあります」
――今回の練習期間でキャプテンとしてはこのチームをまとめる上で気をつけたことはありましたか?
村山彩希「チーム8と16期生は先輩とあまり関わる機会がなかったと思うので、このチームになってこのチームで活動しはじめてから先輩と絡むって感じだったので、やっぱり同期と固まりがちだったので、そこをどう崩すかというか、私たちが先輩だし固まりやすかったのをどうみんなでひとつの輪を作るかっていうところをまず気をつけて、同じ公演に出てるチーム8のメンバーも少なかったんですけど、まずは行天と、仲のいいチーム8の子と絡んでいるところを見せて、私は別にいじられてもいい存在なんだよ、じゃないけどそういうアピールをしてみんなと仲良くなろうという感じで、いい雰囲気を作ろうとしました」
牧野アンナ氏「村山、仕事しろ!」
――牧野アンナ先生がレッスンを見に来たという話を聞きましたけど、何か言われたことやアドバイスしてもらったことがありましたら教えてください。
岡田奈々「牧野アンナ先生がきっかけで私たちも本音をぶつける機会をいただいたというか」
村山彩希「『村山、仕事しろ!』って言われました」
岡田奈々「あ、言われてた(笑)」
村山彩希「私も、みんなの前の前に立つとしゃべれなくなっちゃうんですけど、やっぱりそれにも慣れていかなきゃいけないんだなと思いまして、そろそろ腹をくくらないとと思いまして、『はいみんな集まって』って、ちょっとリーダーっぽく」
岡田奈々「ちょっとアンナ先生が乗り移って気がする(笑)」
村山彩希「このチームではほめるよりも怒る担当みたいなところはあります。なぁちゃんはオブラートに包んで『こうだよ』って言うことが多いんですけど、それ(オブラートに包んだこと)に気づかない子がいると思うので、私はドストレートに違うことは違うって言おうと思って、フォローはなぁちゃんにしてもらおうと思います」
――当時研究生だった達家真姫宝さんと、佐藤妃星さんは今、アンナ先生の公演にも出てて、今、新しいチーム4の公演に出ることはどう思っていますか?
佐藤妃星「峯岸チーム4で『手をつなぎながら』公演をやっていたときは、先輩についていくのに必死でしたし、振りとかポジションをやることで精一杯だったので、表現するところまで届いていなかったんですけど、やっぱりアンナ先生公演に出て歌詞を深く読んで曲の表現をしたりして自分、成長したなって自分でも思えるくらい、大人になったなと思います」
達家真姫宝「私は当時12歳だったんですけど、今年で17になるんですよ。入ったときは、今でも覚えてるぐらいパフォーマンスもボロボロだったなって思ってるんですけど、このチーム4ではわりと先輩のほうになるので、後輩の子に『私も頑張らないと』って思ってもらえるような人になりたいなって思います」
チーム8のみんなに持ち帰ることができた
――チーム8の中でAKB48の先輩と初めて一緒に公演をやったメンバーもいると思うんですけど、やってみてどうですか?
永野芹佳「レッスンのときにもチーム8のメンバーで固まったりして、相談とかしてたんですけど、やっぱりそれだとチーム4に兼任させていただいている意味がなくなってしまうので、先輩とか、後輩のみなさんにも積極的に話していけるように心がけたのと、いい意味でチーム8を捨ててチーム4を全力で頑張りました」
村山彩希「ありがとう」
佐藤七海「私も先輩と一緒の公演に出たことがなくて、すごい不安だったんですけど、メンバーのみなさんがやさしい人が多くて安心したっていうのもありますし、彩希さんがまとめてくれてたり、聞きたいことを言う場を設けてくださってるんですけど、このチーム4のレッスン期間中にチーム8でも公演があって、そこで先輩から学んだことをチーム8のみんなに持ち帰ることができて、みんなで集まって話したりしたり、先輩方とかこのチーム4があったからそういう行動ができるようになったなって実感してるので、すごくうれしいしいい経験をしたし、これからも吸収していきたいです」
「私はやるよ! 私はやるけど、みんなはどうなの?」
――村山キャプテンに怒られたり、違う!ってはっきり言われた人は体験談を話していただけますか。
岡田奈々「1人にじゃなくて結構全体に向けて言ってました」
――一番厳しい言葉はどんなことだったんですか。
岡田奈々「言ってたのは、『私はやるよ!』って。『私はやるけど、みんなはどうなの?』っていうのはすごく言ってました」
村山彩希「やばいやばいやばいやばい」
岡田奈々「だから、そういう、『私について来なさい』って感じで言ってくれたから心強いキャプテンでした」
――佐藤妃星さんはアンナ先生に叱られている村山さんは知ってると思うんですけど、少しはリーダーシップは出てきた感じですか?
佐藤妃星「ゆいりーさんて、今もそうなんですけどカメラを向けると顔を隠しちゃうんですよ。それくらいみんなの前に立って一番に率先していくことがたぶんもともと苦手だったんじゃないかなと思うんですけど、このチームではみんなことを集めて、ズバッって重みのある言葉を言ってくださったりとか、『キャプテンがこんなにやる気なのに、私もそれぐらいに士気を高めていかないと』っていう感じで、今回はやる気が上がって今日はエナジードリンクを飲みました」
村山彩希「きぃちゃんもアンナさんが移った感じです。一番最初のレッスンのときに、『みんなもっとお客さんいると思ってやってよ!』って言ってたのがきぃちゃんでした」
――みんながまとまるきっかけになった瞬間はあったんでしょうか。
大森美優「やっぱりアンナ先生が来た日からレッスンの熱量がアンナ先生が来た日からすごく変わったと思うので、意識も高まったし、それで話し合いも初めてみんなでしたし、やっぱりアンナ先生すごいなって思いました」
――大森さんは一番の先輩ですけど、若い子の中で頼もしいなと思ったことはありましたか?
大森美優「パフォーマンスとかも自分一人一人のちゃんとしたものが元々あるタイプのメンバーだと思うので、伸び率がすごくあるというか、成長できる素直な心を持った子たちがすごく集まっているので、まだまだもしかしたら猫かぶってるかもしれないし、もしかしたらもっと実はあんな顔やこんな顔があるかもしれないけど、今後見えてくっていうのはファンの方の楽しめると思いますし、美咲ちゃんも一番最年少なんですけどしっかりしているので、末恐ろしいです」
4年半で300回も劇場公演に立っているので
――村山さんはプロデュース公演もあって、新チーム4で昔やってたものを新しく見せるのは難しいと思いますが、どういう風に見speakせるのが大事でしたか?
村山彩希「4年半前よりも絶対今のほうができることが増えてると思うんですけど、それはアンナさんのおかげだったり、4年半で300回も劇場公演に立っているので、前は『Innocence』とか、どれだけセクシーにやろうとしてもできなかったことがあったんです。
4年半後の今、なんかちょっとできるようになっちゃったりする自分もいるし、昔は特に若々しく元気でいればいいって思ってたんですけど、今はセクシーな曲に力を入れたり、『雨のピアニスト』みたいに、静と動を分かれるようにしてみたり。
1曲の中でも1番、2番、大サビっていうっていう風にいろいろ変えてみたりとか、歌詞の意味を考えながらパフォーマンスしようっていう感じで、しかもみんな好きなのがわりとあるほうなので、みんなの中でそれができると思ったので」
――自分が4年前のときと同じキャリアの後輩もいますけど、当時の自分よりはより理解してる感じですか?
岡田奈々「私たちはデビューして1年だったので、そのときと比べるとみんなのほうがキャリア的には上なので、パフォーマンス力とかダンススキルも当時の私たちよりも上だなって感じることがあったのですごいです」
――岡田さんはチーム4公演でご自身で心がけることとか、実現したいことは?
岡田奈々「プライベートなことなんですけど、このチーム4のメンバー一人一人とサシでご飯に行きたいっていうのがすごくあって、今まであんまり話したことのないメンバーが多いので、仕事場だけで会うんじゃなくて、普段から仲良くなって人として深いところまで知ることで絆を高め合えたらいいなって思います」
――パフォーマンス的にはどうですか?
岡田奈々「結構みんな本当は面白かったり変なところがあると思うんですけど、まだいい子ぶってるというか、猫かぶってるところがあると思うので、自分が面白いところとか変なところを引き出せるようにちょっかいかけるようにはしてます。濵ちゃんとか」
――濵さんはMCでも大西さんの写真集についてもおっしゃってましたけど、8からもぐいぐい行こうというのは示し合わせていってるんですか?
濵咲友菜「そうですね。私のMCは今、チーム4で心がけていることは、みんなの魅力をボーンって、何て言ったらいいんだろう、引き出して、私も引き出したいんですけど、みんなのいいところをもっともっと引き出せられるMCができたらいいなって思っているので、それをがなbっていきたいと思います」
――村山さんから意気込みを。
村山彩希「これからどうしていきたいかっていうのは、やっぱり、まだまだ、みんなのことを知れてない部分もあると思うので、初日に向けての気持ち作りができたけど、この先は私たちがこの公演をどうしていきたいかによって、この公演の先が良くなるのか悪くなるかは自分たちの気持ち次第だと思うので、私は本当にこのチームをいいチームにしたいし、いいチームにします、絶対。
なので、日々課題はいろいろあるんですけど、ひとつひとつ改善していって、チーム4で箱推しを私は増やしたいなと思っているので、チーム4の新しい楽曲とかいっぱい歌いたいし、いろんなところでチーム4として披露できるように、まだこの劇場から、チーム4の良さを知ってもらえるように250人のお客さんに私たちの気持ちが伝わるようにパフォーマンスをしていきたいなと思います」
佐藤七海
田屋美咲
一応囲み会見はここで終わりだったんですが、おまけにもう一問。
村山チーム4の後輩や他のチームメンバーに伝えるキャッチコピー的なものがあるなら、村山チーム4ってどういうチームですか?
という質問をしたらぐだぐだになってしまったんですが、一応記録として残しておきます。
濵咲友菜「イエローのようにパワフルに…」
行天優莉奈「カメレオンのように…」
村山彩希「名言を残すのが上手い…」
佐藤七海「自分のゴールの目的はチームが勝つことだ」
村山彩希「えーと、カメレオン使おうか」
岡田奈々「カメレオンのようにゴールを目指す?」
髙橋彩音「いろんなことがあっても変化対応していろんなカラーを見せることができる…」
村山彩希「カメレオンのように臨機応変に対応できるチーム4…」
濵咲友菜「カメレオンだけでいい」
岡田奈々「カメレオン村山チーム4(笑)」
2回目の公演は6月25日を予定しています。(撮影・取材 岡田)
濵咲友菜
川本紗矢
大森美優
浅井七海
村山彩希
岡田奈々