山本理恵初主演による映画「倍音―ばいおん―」の制作発表記者会見が行われました。(2004年9月27日 水道橋・東京アニメーター学院)
本作品は「デジ屋台」「秋葉☆りむじん」などで活躍中の山本理恵さんが初演技・初主演となり、プロレス団体FMWのエースとして空中殺法でファンを魅了し、試合中のアクシデントで全身不随となり、奇跡的な回復をしたハヤブサ氏が本人役として登場します。
記者会見には黒川勝生監督、脚本家で女優の和泉真葵さん、山本理恵さん、ハヤブサさん、カイ役(山本理恵の相手役)の加藤隼平(じゅんぺい)さんほか、出演者が参加し、それぞれ今回の映画にかける抱負を述べました。
黒川勝生「たくさんの出演者に恵まれました。見ている人が出演者に投影(共鳴)できればと思っています。撮影期間が少ないですが、満足のいくものを撮りたいです」
和泉真葵「よりよい作品になるように公開の前日まで全力を尽くします」
山本理恵「はじめての映画出演で主役で、選ばれたときには舞い上がってしまいました。主人公の劇団員の鈴香は20歳で、その悩みは自分にもありえそうで現実味があるので、それをうまく伝えられたらと思います」
加藤隼平「ただ与えられた役をやるのではなく、みんなと協力してよりよい映画を作っていきたい。バンドのVocalに思い入れがあり、オーディションの話があるときにぜひやりたいと思いました」
ハヤブサ「今回は本人役なので役作りの必要はありませんが、作詞作曲活動をしていて車いすで歌を歌っているのを聴いてもらったうえで参加しました。みんなの力になれたら」
「倍音」とは、音楽の専門用語で、基本となる音の周波数の倍の周波数を持つ音を指し、いろんな周波数が共鳴し、出演者、そしてスクリーンの前で観客と共鳴できればというプロデューサーの願いが込められています。
会見に参加した出演者のほかに、大山貴世(COCOa)、南部虎弾(電撃ネットワーク)、葉里真央、斉藤りま、Funny Stones、みのや雅彦、ガルーダ(WMF)、怨霊(WMF)、渡辺恋、本木美沙(COCOa)、秋葉芽衣(COCOa)らが出演します。
公開は2004年12月16日、17日中野ZEROホール、12月18日クレオ大阪中央で行われます(撮影・取材 岡田)
【ストーリー】
波長の合わない彼氏となんとなく合わせながら日々暮らしている劇団員の鈴香(山本理恵)。一方バンド「Burst」のボーカリスト・カイ(加藤隼平)はメンバーとのすれ違いに日々苛立ちを感じていた。まったく別々に暮らしている二人が偶然出会い、そして感じた不思議な共鳴音。音と音楽を重視して作られた異色のラブストーリー。
【会場・公開日】
■2004年12月16日(木)、17日(金)
中野ZEROホール TEL 03-5340-5000
16:30/19:00 両日舞台挨拶あり
■2004年12月18日(土)
クレオ大阪中央TEL 06-6770-7200
14:30/15:00 18:30/19:00 昼・夜2回上映
チケット 前売り・当日共 ¥1,000-
11月1日より「チケットぴあ」「e+(イープラス)」にて取り扱い開始