本サイトで最初にお伝えした栗林三枝さんの復帰作“ペーパームービー”『ねらわれたアイドル 栗林三枝誘拐監禁事件』(幻冬舎より2005年6月)の発売記念サイン会が行われました。(2005年6月11日 福家書店銀座店)
撮影のときに使用したオリジナルの衣装で登場。首輪と頭の触覚に注目。
イベントに先立ち、中森明夫監督よりごあいさつがありました。
三枝さんお気に入りの蝶々に囲まれた写真
「ペーパームービーは私が考えた企画としては『東京アリス』に続く第2弾で、写真集なんですがストーリーがある、本の形をした映画です。今回は主役として栗林三枝さんに登場していただきました。
栗林さんは、9年前の96年に人気シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』でコナミさん主催の『ときめきティーンズコンテスト』でグランプリを取りまして、そのとき私が審査員をしたという縁があります。
今回の復帰作の内容は見てのとおりで、彼女の消えていた5年間にどうしていたかというのを僕なりにフィクションの形で熱狂的なアイドルに誘拐されて監禁されていたという、筋立てになっています。
奇しくも偶然1ヵ月前に同様な事件がありまして、いくつかプロモーション掲載するはずのところが、あまりにもシンクロしすぎていかがなものかと言われて、掲載が中止になったり物議をかもしましたが、作品としてはフィクションですし、僕自身、この事件に対して作家としてアプローチしたいというのが根底にありまして、雑誌『創』に原稿を書かせていただきました」
続いて栗林三枝さんからのあいさつのあと、質疑応答がありました。
「今回、このような形で復帰させていただきました、栗林三枝です。撮ってるときは楽しかったんですけど、縛られたりとか、複雑な気持ちになってきたんですけど、最初は恐かったんですけど、あとあと楽しくなってきて、たぶん二度とやらないと思いますけど、楽しくできたらまたやってみたいなと思います。よろしくお願いします。なんか緊張します」
――出来上がった本を見た感想は?
「写真がきれいだなと思いました。縛られているところも、やっているときは必死で痛みをこらえたりとかしてたんですけど、写真を見たらきれいだったので、『ああ、良かった』と思いました」
――お気に入りの写真は?
「蝶々で体を覆うところがありまして、そこが気に入ってます」
――活動を再開されるということですが、これから具体的な予定は決まっていますか?
「いろんなことに挑戦していければと思っているんですけど、この本に一生懸命だったので、まだはっきりは決まっていない状態です」
――この5年間はどういう風に過ごされてたんですか?
「ふつうの女の子と同じようにアルバイトをして、家に帰ってごはんを食べて、寝て(笑)」
――5年ぶりにファンの会うことになりますが。
「すごい緊張します。前に来ていただいてた方がたくさん来ていただければと思います」
イベントの先頭に並んでいた方も昔からのファンだそうで、お互い“懐かしい~”と言い合っていました。顔が載っても構わないそうなので、記念に1枚載せておきます。
イベント後にも少しお話をお聞きしました。
サインは昔のままだそうです。
――懐かしい顔ぶれの方々と再会した感想からお願いします。
「黒髪だった人が茶髪になったりとかして、あ、5年も経ったんだなって思いましたね」
――どんなこと言われました?
「ヴァニーナイツのこととか、また歌を歌ってくださいとか、休んでいる間、何してたんですか、とか」
――『プレイボーイ』『BUBKA』やインターネットで久しぶりに自分が出てくるのを見た感想はどんなものですか?
「自分で言うのもあれなんですけど、昔は結構、ぶただったんですけど」
――(笑)全然そんなことないですよ(笑)。
「でも、なんかちょっと痩せたかなって思います」
――以前活動してたときに写真を撮ったことのある雑誌のカメラマンも「頬がすっとした」って言ってました。
「あー、それも言われました。かなり痩せたねって。あの頃、水を飲んで空気吸ってるだけでも太るような勢いだったので」
――関西ではイベントがなくなってしまったので、来られなかった方や、まだ本を買ってない人のためにメッセージをお願いできますか。
「結構内容は過激なんですけど、すごくきれいな写真だし、私もすごく気に入っているので、見ていただけたらうれしいなと思います」
まだ先の活動の予定が立っていないそうで、ファンの方からは「歌を歌ってほしい」という声が多かったそうで、そういうチャンスがあればやっていきたいし、またほかのことも何でもチャレンジしていきたいと抱負を語ってイベントは終了しました。(撮影・取材 岡田)