交通事故で両親を失い雨の中葬式から戻る三姉妹(長女ユリ、次女ラン、三女モモ)が両親の残した借金で途方に暮れるなか、両親が残した喫茶店を守るために期間内に店の売り上げを100万円稼ぐためにチーズケーキ作りに奮闘する三姉妹を描いた映画『三姉妹カフェ物語~チーズケーキは魔法の香り~』の完成を記念したプレミア上映会に主演の小林加奈さん、大山貴世さん、疋田紗也さんの3人が舞台挨拶に参加しました。(2005年10月14日 中野ゼロホール)
左より小林加奈、大山貴世、疋田紗也
――それぞれの役柄を説明してください。
小林加奈「長女ユリ役を演じました小林加奈です。ユリちゃんはおっとりしていて、静かで、だけど天然ボケとかあって、私とは正反対の役柄です」
大山貴世「次女ラン役の大山貴世です。ランちゃんは見てのとおりメガネをかけてるんですけど、三姉妹のなかでいちばん真面目でしっかりしてる役なんですけども、あんまりランとは似てないですけども頑張りました」
疋田紗也「三女モモちゃん役の疋田紗也です。モモちゃんは喜怒哀楽が激しくて、笑ってるときは笑ってるけど、結構怒ってることが多いです。でも自分と似てるところがあるので……本人です。撮影終わっても自分のことモモちゃんて呼んでました」
チーン!?
小林加奈
大山貴世
疋田紗也
――自分中心に見た作品の見どころを紹介してください。
小林「長女っぽいところもあって長女っぽくないところもあって、ほんわかした役作りに一生懸命頑張りました」
大山「全部なんですけど、ラン的に言うと、メガネかけてるところ全部なんですけど、一瞬だけ外してるところがあるんですよ。そのギャップを楽しんでください」
疋田「まず、紗也の初演技というところを見ていただきたいんですが、そのなかでも怒っているシーンが大変で、自分だけ大きい声を出していて大変でした」
――撮影の思い出を。
小林「3人同じ部屋で、夜中にコオロギが出て、『キャー、ワー』って騒いでて、ゴキブリなのかコオロギなのかわかんなくて、退治が大変でした。ピョンピョン飛ぶんですよ」
大山「3人でずっと同じ生活をしてたのでずっと笑ってました。ホント、2人とも面白いんですよ。ロケが終わっても話が尽きないんですよ」
疋田「すっごいみんな面白いんですよ。ロケにどこにも連れてっていくプー太郎(人形)がスタッフに似てていつも笑ってました」
――見逃していけないシーンはどこでしょう?
小林「最後だと思う」
――最後だと筋がわかっちゃうから違うところを。
大山「ジャジャーン」
疋田「そこー?」
大山「チーン!」
疋田「そこ笑っちゃうんですよ」
小林「悲しいところなのに、チーンて押すボタンが鳴らないんですよ。すごいシリアスな場面で」
疋田「私一人で感動しててうるんでたら2人が笑ってて『あれ? 間違えたかな?』って」
大山「合ってる合ってる」
――全然わからないからチーズケーキに関することでお願いします。
大山「チーズケーキを3人で作るんですよ。失敗とかするんですけど、おいしいチーズケーキを作る秘密を知って成功していくっていうところが見どころです」
疋田「メレンゲをかけるところがあるんですけど、何回も失敗して」
大山「ベタベタになってたね」
――サービスシーンはあるんですか?
小林「貴ちゃんです」
大山「バスタオルだけになるところがあります」
小林「ハムスターの着ぐるみを着てるところがあります」
大山「あれかわいいよね」
――膨大な借金はどうなったの?
大山「見てのお楽しみ」
疋田「見てわかるのかな?」
スタッフ「わかります」
本作品はDVD化され、11月25日に発売、レンタル開始、11月26日に石丸電気SOFT1で発売記念イベントが行われる予定です。(撮影・取材 岡田)