ちまたで話題の41歳最年長現役グラビアアイドル、桜井美春(みはる)さんがMONDO21の伝統の番組『グラビアの美少女』(#432)に11月21日から出演中です。その水着イメージ収録現場からインタビューと水着写真をお届けします。(2008年10月 都内スタジオ)
桜井美春 プロフィール 1967年1月2日生まれ、東京都出身、162cm B88 W56 H84 血液型O型
これほど取り上げてもらえるとは
――なぜグラビアアイドルをすることになったのかというところから教えてください。
「きっかけになったのは37歳のときにレースクイーンをやらせていただいて、そのときにスカウトされまして、今、グラビアのお仕事をしてます」
――グラビアはいつからやってるんですか?
「今年の春からです」
――抵抗はあまりなかったんですか?
「あまり深く考えてなくて、ノリで楽しそうだったので、レースクイーンと似たような感じなのかなぁぐらいで、これほど取り上げてもらえるとは思ってませんでした」
――それは年齢とは関係なくグラビアとしてのクオリティがあったからかもしれませんね。
「ありがとうございます」
――テレビの番組ではお母さんが出てきて、お母さんにも認めてもらった形にはなっていましたけど。
「番組の流れ的にはそういう形で。あんまり立ち入ったことは話しませんでしたけど、応援してるというよりは、『あっそう。大人なんだからやりたいようにやれば』みたいな感じですかね」
――今年の春ぐらいからグラビアのお仕事をやってみて今はどんな感触ですか?
「正直こんなに忙しくなるなんてびっくりで、みなさんに支えられているなと思います」
――自分では何歳ぐらいの気持ちで仕事をしてるんですか?
「あんまり年齢的にはそれほどこだわっていないところにこれだけ取り上げていただいたということは、逆にそれだけ年齢にこだわっている方が多いんだなと驚きがありました」
――どこかで自分の精神年齢が止まってしまわないとやってはいけないとは思うんですけど。
「私の場合、ファッションとか行動パターンが『CanCam』世代だったりするので、そういう洋服が着られる体型だったり肌であったりしたいというので、若づくりと言えばそうかもしれないんですけど、そういう服を着てることが多いです」
――この仕事を初めて昔の同級生に声をかけられたりしました?
「そうですね。『前から不思議な子だと思ったけど、こんなこと始めたんだ。面白いよ、応援するよ』みたいに言われました」
――肌とかプロポーションを保つために気をつけていることはどんなことですか?
「もともと肌が弱いので、子どものころからお肌の手入れには気をつけていて、大学のときから美容皮膚科のようなところに行ったりしていたので、ケアということで気をつけていたことが結果としてある程度、若い肌と言われるのかなと思うんですけど」
――番組では水着グラビアのほかに華道と絵画をするそうですが。
「一応、お花を小学生から大学生までやって、一応、師範の免状も持っていますので、自分流にアレンジできるのではということで。絵画のほうは、兄弟が年が離れていて一人になるとずっと絵を描いていたので、最近は作品としては描いていないですけど、シチュエーションによっておもしろい絵が描けるのではないかと思ってます」
このペースで50歳まで……
――12月にDVDが出るそうですね。
「はい。夏にバリ島で撮ってきたんですけど、空気のきれいさと、木々の緑のきれいさが映ってる楽しみなDVDです」
――自分で自分の水着の映像や写真を見て、どんな感じなんですか?
「いちばんはじめに見たときは結構、頭の中が真っ白になりました」
――それはどういう意味?
「『え?』みたいな。『え~!』? 自分で撮る写真は写メだったりで自分で決めた角度でしか撮ってなくて、それがいろんな方向から撮るので『なるほど』って」
――DVDは大人っぽいの? さわやかなの?
「両方ありですね。41歳というのが面白いので、コスプレ的な要素として、制服ですとか、スクール水着とか面白い内容があったりします」
――1月2日で42歳じゃないですか。グラビアはいつまでやっていきたいですか?
「41歳というので驚いていただいたので、このペースで50歳まで頑張ってみたいなと(笑)」
――小学校や中学校のときによく見てたテレビやアニメとかは何ですか?
「実は子どもの頃あんまりテレビが好きじゃなくて、あんまり記憶がないんです」
――それは家庭のしつけが厳しかったとかで?
「テレビとかアイドルにふつうに興味がなくって。よくインタビューで聞かれたりするんですけど、意外と何も知らなくて」
――だと年齢不詳っぽくなっちゃうね。
「そうですね。そうなんですよ」
――取材する人って同じぐらいの世代だから本当は盛り上がれるのにね。
「そうなんですよ。世代的にはたのきんトリオなので、『誰派だった?』って聞かれるんですけど、その当時は全く興味がなくて。『小学生のときに沢田研二さんが好きでした』って言ったら、Wikipediaに『好きなタレント:沢田研二』になってしまい(苦笑)。確かに嫌いじゃないけど、最近あんまりお見かけしていないし、どうしたものかと」
――今までで時代を表す意味で印象的だったことって何かありますか?
「バブルの時代のリバイバルのような映画が上映されて、『あの頃の男性はみんな優しかった』とか思いますけど。でも時代への順応性はあるので、割り勘のデートとかもありだと思いますし」
――バブルのときには結構遊びまくってたんですか?
「こう見えてそんなに遊んではいないので、ふつうにお付き合いしてる人とご飯と食べて遊んだりしましたけど、今から考えると高いものを買ったり食べたりしてました。平気で20万ぐらいの服とか、4万円のランチとか」
――それはバブル真っ只中に20代だからね、それはおいしかったね。
「ブランドのバッグとか山ほどありましたけど、だいぶ処分しちゃいました」
――ジュリアナで踊ったりとか?
「一応はそういうところも行ったんですけど、意外に真面目で終電で帰ったりしてましたね。バブルの時期の女の子ってみんな派手に男遊びしているイメージがあるかもしれないですけど、そういう人ばっかりではなく普通に、真面目なOLでしたね」
――そんな真面目なOLがなんで40代のグラビアアイドルになってしまったの?
「大学を卒業してから生命保険会社で営業をしてまして、それから自分なりにキャリアアップして外資系の証券会社の秘書をして」
――秘書からレースクイーンになるの?
「秘書をやめたんですけど。やめて何をやろうかなと思ったときに、たまたまレースクイーンの応募に目がとまり、そこからこんな風になってしまいました」
あなたのまわりの41歳と比べるのには意味がないでしょう。20代後半のグラビアアイドルを相手にしていい線いく感じでしょうか。年齢にあまりこだわっていても仕方がないというのがこのインタビューとグラビアでなんとなく理解いただけるのではないでしょうか。番組とあわせてお楽しみください。(撮影・取材 岡田)