講談社が主催する「よい夫婦の日実行委員会」が2010年4月22日に17回を迎える「よい夫婦の日」に先がけ、昨年話題になった夫婦の中から素敵だと思う夫婦を一般公募した結果、13042通の公募数の中から、2010年版ナイス・カップルとして話題の夫婦3組が選ばれました。(2010年4月14日 講談社)
選ばれた3組の夫婦は、宇崎竜童・阿木耀子夫妻、庄司智春・藤本美貴夫妻、皆川賢太郎・上村愛子夫妻でした。
授賞式と簡単なトークタイムがありましたので、その様子の一部をお届けします。
庄司智春「2009年の7月に入籍をさせていただいて、2009年の年末には離婚しそうなカップル2位に選ばれましたが、まさか年を越してこのようなすばらしい賞をいただけるということになりまして、これからも2人で頑張っていきたいと思います」
――旦那様の尊敬する部分はどこでしょう。
藤本美貴「何事にもポジティブに一生懸命やっているなという部分はすごく尊敬します。私が悩んだり落ち込んだりしてるときには楽しく家で過ごせるように心がけてくれてるんじゃないかなと感じるので、ありがたいです」
――アスリートの方は追い詰められるときもあると思うんですが、こういうときに旦那さんに支えてもらいたいと思うような瞬間はどういうときなんでしょう。
上村愛子「私たち競技者で2人とも同じスキーという競技なんですけど、冬の間はほとんど離れ離れで会えないことが多くて、自分の気持ちを強く持って試合には臨んでいるんですけど、大きな大会の前には怖くなることもあるんですけど、その気持ちを素直に話すと『愛子なら大丈夫だ』と言ってくれるので、いつも支えてもらっています」
――結婚して良かったと思える瞬間はどんなときでしょう。
上村愛子「まだ一緒にいられるときのほうが少ないんですけど、帰る場所が一つだということが、本当に幸せだなと思っています」
――庄司さんはいかがでしょう。
庄司智春「いやぁ、家に帰ったらアイドルがいるってことですかねぇ。これはもう、本当に『なんでいるの?』って未だに聞いているぐらいなのでテンションが上がりますよね。朝起きたら隣にアイドルが寝てますから。ですから今後も劣化しないでいただきたいと」
藤本美貴「頑張ります(笑)」
――夫婦喧嘩についてはいかがでしょう。
阿木耀子「小さい喧嘩を逆にたくさんして、溜めないことのほうがいい気がします。爆発しないように、ストレートに言い合えることが長続きすると思いますけど」
――夫婦の時間を作るために工夫をされていることがありましたら教えてください。
藤本美貴「メールだったり、電話でまめに連絡をとるようにしたり、同じテレビを一緒に見るとかでも幸せを感じることができるので、連絡をまめに取るようにしています」
上村愛子「自分たちは離れて戦ってますけど、同じ家に同じドアを開けて入る、そのことぐらいしか思いつかないんですけど、お互いに忙しいときにはメールを送りあうのもいいのかなと思います」
――先輩ご夫婦として若きご夫婦にアドバイスをいただけたらと。
阿木耀子「一緒にご飯を食べる回数を増やすことと、寝る時間を割いて話したり、昨日もビデオを見終わったら3時近くになっていて、でも一緒の空気を吸うことで多少睡眠時間が減っても一緒にいられたなっていう感じで、物理的な時間を一緒にいることも大切かなと思います」
宇崎竜童「僕らの中では“無理やり団らん”と言ってます。はがいじめしてでも団らんの時間を作る、しかし寝る前に肩をもむのも大切かなと」
本サイトとの関連性は高くないかもしれませんが、アイドルといえども仕事をし、恋愛をし、いずれ結婚をし、生活をしていく一人の生身の人間です。その人の幸せを思うこともひとつの応援だと思えば、腹を立てたりがっかりすることもないような気がしますが、アイドルファンがそういう境地に立つためにはそれなりの年季が必要なのかもしれません。彼女たちが輝く笑顔でいられるのは、彼女らを支えるパートナーが素敵な方だからでしょう。アイドルファンをやっていながらも生身の人間として成長していかなければならないのだということを、こういう機会に見つめなおすのもいいかと考え、取材させていただくことにしました。(撮影・取材 岡田)