2010年の秋のコンサートツアーでモーニング娘。を卒業することが発表された亀井絵里さんの写真集『えりりん』(ワニブックス)の発売記念イベントが行われました。(2010年10月1日 福家書店新宿サブナード店)
亀井絵里 1988年12月23日生まれ、東京都出身、157.5cm 東京都出身
もしも亀井絵里が普通の大学生だったら
――今回はどのような写真集になったんでしょうか。
「もしも亀井絵里がモーニング娘。じゃなくて普通の女子大学生だったらというコンセプトなんですけど、大学生にはあこがれていたので、モーニング娘。になってから友達とカラオケとかテニスとか普通っぽいことをしたことがなかったので、本当に今回は大学生だったらということで、楽しみました。最高でした」
――特に気に入ったシチュエーションは何ですか?
「楽しかったのは一人ジェンガなんですけど、ジェンガを気になっている男子と一緒に遊びに行って……結構妄想するのが好きなのでそういうことを考えながら撮ったのと、大学の中の図書室で、普段本はあまり読まないんですけど、ニュートンとかよくわからないような本を手にとって読んでるところが印象的でした」
――衣装面ではどうですか。
「普段の写真集とまったく違ってて、私の写真集ってシンプルだったりラフだったりするのですけど、今回、企画をちゃんとしてテニスのウェアを着たりとか、カフェのバイトでメイド服っぽいのを着たりとか、今までにないものでした」
――思い出に残っていることはありますか。
「虫が苦手なんですけど、蚊が多くてですね、蚊と戦ってました。夏だったので緑がいっぱいあるところで撮ったんですけど、初め怖かったんですけど、まわりのスタッフさんに助けてもらって撮影を頑張りました」
――お気に入りの衣装はどれでしょう。
「『大学生です!』って感じのカーディガンをかけてるのとか、スーツを着ている写真も新鮮で、私の友達は就活で私と全然違う人生を頑張っていて、自分がもしモーニング娘。じゃなかったら今ごろ暑い中スーツを着て就活をして毎日を過ごしたんだなぁと思うと、全然違うんだなぁと思うと楽しくて新鮮でした」
――もしモーニング娘。に入ってなかったらどんなところに就職したいですか?
「洋服関係がすごく好きなんですよ。あんまり頭も良くないので、笑顔とセンスとかで乗り切れるような仕事がいいので、アパレル関係にちょっとあこがれます」
――モーニング娘。の卒業を控えて何か就職活動はされているんですか?
「就職活動はしてないんですけど、モーニング娘。として8年間走ってきたので、今までにモーニング娘。として過ごしてきた時間でできなかったことを、(卒業したら)世界が広がると思うので、そんな時間を大切にして自分らしく、何か大事なことを見つけられたらいいと思っているので、ひとつ考えているのは、車の免許を取ってみたいと考えています」
――お仕事的にこんなことに挑戦したいという希望はありますか?
「うーん……歌とダンスが好きなので、卒業するって決まってからあらためて歌とダンスが好きだって気がついたので、卒業してからも音楽とは関わっていたいなと思っています」
――モーニング娘。に対する意識は変わったりしましたか?
「今までの『ありがとう』と、卒業が決まってからのファンに対しての『ありがとう』とは重みがまったく違うなって」
――この写真集はメンバーの方に見せましたか?
「はい。タイトルが『えりりん』なんですよ。ファンの人がえりりんて呼んでくれてたのが写真集のタイトルになったのがすごくうれしくて、メンバーも『えりりん、いいなぁ』って。道重さゆみが『次は“さゆみん”がいい』って、みんなタイトルに興味を持ってくれました」
――どんな方に見てもらいたいですか?
「今回の写真集は『もしも、大学生だったら』なので、逆にモーニング娘。として見ないで、普通の大学生にこういう女の子がいたらいいなという感じで思ってくれたらいいので、女の人からは『こういう感じの子と友達になれたらいいな』と思ってもらえたらいいし、男の人からは『こんな女の子と付き合いたいな』とか、いろんな目線で見てもらいたいので、興味のある人はぜひ手に取ってほしいなと思います」
――ちなみにもし大学生だったらどんな彼氏と付き合いたいですか?
「軽い冗談を温かく受け入れてくれる人がいいです。結構だだすべりしちゃうタイプなので、その空気をカクンと向けなおしてくれるような男性がいいです」
いつもは見られないないような衣装は見ものかもしれません。(撮影・取材 岡田)