AKB48初期メンバーで「チョコミミ」ミミ役や、ドラマ、ミュージカルとして活躍中の増山加弥乃さんが、現在テレビ東京にて毎週土曜日朝9時30分から、ほかテレビ東京系各局(地域により放送時間が異なります)にて好評放送されているアニメ『ジュエルペット てぃんくる☆』のオープニングテーマ『Happy☆てぃんくる』を歌っています。その主題歌シングルが発売されるのを記念してお話をうかがってきました。(2010年5月 コロムビアミュージックエンタテインメント)
増山加弥乃 1994年2月10日生まれ、東京都出身
(C)'08, '10 SANRIO/SEGA TOYS サンリオ・セガトイズ/ウィーヴ・テレビ東京・ジュエルペット製作委員会
▶Happy☆てぃんくる/空ニラクガキ(DVD付)
コロムビアミュージックエンタテインメント
1,575円(税込)
2010年6月23日発売
少しお姉さんぽく歌いました
――『チョコミミ』以来のCD発売で、今回はミミ名義ではなく増山加弥乃として歌っていますが、まずはどんな曲なのかを紹介してください。
「メロディも歌詞もかわいくて女の子らしくて元気な曲です」
――レコーディングも久しぶりだと思いますが、どうでした?
「すごく久しぶりでわくわくしてました。最初、感覚を忘れてましたけど、レコーディング中もずっと楽しかったです」
――レコーディングにあたってスタッフさんからアドバイスされたことはありました?
「歌詞の中にもあるんですけど、『テンション上げましょ』って感じで」
――学校のお友達や家族の反応はどうですか?
「みんな歌ってくれます。喜んでくれました」
――自分で自分の声を聞いてみてどんな感じですか?
「やっぱりいつもと違う感じがします。まわりの人も言ってたんですけど、『加弥乃じゃないみたい』って。最初は思いっきり歌ったんですけど、『お姉さんが子どもたちと一緒に歌う感じで』って言われて、少しお姉さんぽく歌いました」
――CDについてアピールすることがあればお願いします。
「まずはアニメを、土曜日の朝9時半からリアルタイムで寝坊せず見てほしいし、それで1週間分のパワーをためてもらって、毎週聞いてほしいです。CDも増山加弥乃としてのはじめてのCDなので、これからのイベントも私自身わくわくしているので、ぜひ来ていただきたいです」
――毎年AKBの卒業メンバーとしてAXに出てくれてますけど、ステージから客席の人を見るたびに毎年若くなる感じたりするものですか?
「たぶん若い人って私のことは知らないと思うんですよ。でも舞台から見て客席の顔なじみの人がいっぱいいて、なんかほっとしました」
――あのときは何を歌ったんでしたっけ?
「『7時12分の初恋』で100位で出ました」
人と話すのが楽しくなりました
――最近のお仕事では、荒井萌ちゃんがやってたNHKの『激恋』に出てましたよね?
「そうですね。8話ぐらいある中の3回ぐらい出てるんですけど、転校する前の友達として出ました」
――女優としてのお仕事は始めたころと比べて自分の中で見方が変わってきた点はありますか?
「いろんな現場でいろんな人と出会って、いろんな人の話を聞いていくうちに自分の考え方がどんどん変わってきて、『こういう考え方もあるんだな』って、人と話すのが楽しくなりました」
――学生がたくさん出てくるドラマが多いから年の近い人も多いですしね。
「やっぱり勉強になるのは年上の人なんですけど、同じ年の人と一緒にやってると刺激になるし、年下の子とやっていても楽しいです」
――そういえばミュージカルもやってるんでしたよね。(※西川貴教主演『ザ★ミュージックマン』)
「うつみ宮土理さんと佐渡稔さんの子どもの役なんですけど、激しく踊ってます。舞台も『魔法使いサリーちゃん』以来なので、毎日が緊張です」
――結構充実してるようですけど、学校のほうも通えてますか?
「はい。クラス替えをしたばかりでちょっと人見知りしてるんですけど、徐々に仲良くなってます」
――『小公女セイラ』をやってた頃、小島藤子ちゃんを取材したときに、彼女のブログを見たら加弥乃ちゃんと仲が良さそうに載ってたような気がしましたけど。
「そうなんです。今も仲良くて、たぶん、この世の中で一番仲がいい人だと思います」
――そうなんだ(笑)。小島藤子ちゃんは見た目は大人っぽいけど、ちょっと面白い人だよね。
「変わってるところがあるかもしれません(笑)」
――真面目なお仕事の話とかもするの?
「まったくしないです(笑)。ふつうのお友達とまったく変わらない感じで仲がいいです」
――加弥乃ちゃんにはときどきこうやって会わせていただいてますけど、この1~2年の間で、自分の中で変わってきたとか、成長したと思う部分はありますか?
「お仕事に関しての意識が変わったというか、考え方が仕事として向き合えるようになったといいますか。中学生のときはそのときなりに一生懸命やっていたんですけど、今考えたら、ただ楽しんでやってただけなのかなぁと思い返してみたり」
――じゃあ成長してるってことですよ。今日のかわいい格好はスタイリストさんが選んでくれたんですか?
「これ私服です(笑)」
――いいねぇ。似合ってるね。
「ありがとうございます。私の服は一定ではなくて、マネージャーさんにも『趣味がわからない』って言われるくらいいろんなのを着てるので、ほめていただいてうれしかったです」
――将来については前よりも少しずつはっきりしてきたことって出てきました?
「今、16歳で、12歳でAKB48に入ってあっという間に過ぎていって、いつの間にか20歳になって、20歳から早いってよく聞くので(笑)、お仕事も学校もいろんなことを大切にしていきたいです。歌も縁があるみたいなので、また歌えたらいいし、演技のお仕事もやっていきたいです」
また会うのが楽しみになってきました。(撮影・取材 岡田)