橋本耀(AKB48卒業生)DVD『FIRST』発売記念イベント
元AKB48・14期生の橋本耀(はしもと・ひかり)さんの最初で最後のイメージDVD『FIRST』(竹書房より2021年11月26日発売)の発売記念イベントが行われました。この作品を最後に芸能活動を引退するということで、イベント直前にお話を聞きました。(2021年12月19日 東京都千代田区 ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館8F)
橋本耀プロフィール 1997年6月17日生まれ、神奈川県出身 155cm B80 W62 H83 血液型A型
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形に残るものを
――ファーストでラストのグラビアDVDですが、なぜこのタイミングで出そうと思いましたか?
「DVDを出そうと決めた時期が、(芸能界を)引退しますと言ってから少し経ったときなんですけど、本当は舞台で終わろうと思ったんです。でもコロナの影響で舞台が中止になってしまって、最後にファンの方に何か残したいねとマネージャーさんと話していて、物として残せるものを作ったほうがそばに置いて見てくれるのかなと思って、DVDを出すことにしました」
――撮影はいつごろどちらで?
「9月の初めに宮古島で撮影しました。めっちゃ暑かったです。沖縄は行ったことがあったんですけど、宮古島は初めてでした。海がきれいで、絵みたいで感動しました」
――内容の紹介をお願いします。
「浴衣を着たいと最初に伝えたのと、わたし的にはかわいいよりはスポーティーのほうが好みだったので、キャップをかぶったり、オールインワンを着たり、アスレチックなことをしました。あとはランジェリー風のも撮りました。お風呂、プール、海で王道の赤い水着も着ました」
――アスレチックはどんなことをしましたか?
「ボートに乗って座って漕ぐのとか初めてしました。SUPって言うんでしたっけ?」
――プールのシーンは。
「黒いデザイン水着で撮影したんですけど、暑くて気持ち良かったです」
ワインを片手にマスカットを食べるシーン
――自分なりに大人っぽいと思ったシーンは?
「セクシーかどうかわからないですけど、大人っぽいのは黒いドレッシーワンピで夜のシーンを撮りました。ふだんお酒は飲まないんですけど、ワインを片手にマスカットを食べるシーンがあります。ふだんの私は絶対にしないので、うまく飲む表現ができるか不安ながらやりました」
――グラビアの動画の撮影は体験してみてどうでした?
「それこそ初めてで、初日の撮影でやり方がわからなくて、スローモーションレベルで撮るじゃないですか。そういう体験が初めてで『もっとゆっくり』ってカメラマンさんに何回も言われました。私、結構せっかちなので、歩くのも速くて、すごくゆっくり歩く自分が違和感がありすぎて最初は難しかったです」
セリフのシーンは恥ずかしかった
――自分で映像を見た感想は?
「ずっとなんですけど、自分が出るテレビとか映像をあらためて見るのがすごく苦手なので、チェックするときは、『絶対このシーンは恥ずかしいやつだ!』と思ってスキップしてOKにしました(笑)。セリフとかあるじゃないですか。それを言ってる自分がすごく恥ずかしかったから、OKって」
――見てくれたファンの人や身近な人の反応を。
「家族や友達は、見てる人あんまりいないと思うんですけど、ファンの人はすごく『良かったよ。宮古島きれい』とか、そういう感想をいただきました」
――以前AKB48で一緒に活動してたメンバーには何か言われました?
「『大人っぽくなったね』とは絶対に言われますね」
――引退はやめてもう1回やりたいという気持ちになりませんでした?
「撮影やグラビアは好きなので、『こういう体験がもうないのかな』と思う瞬間は撮影中にありました。寂しい気持ちはありました」
家宝になった10年間の活動
――AKB48に加入して約10年間、芸能生活を振り返ってどんな人生でしたか?
「中学2年生、14歳のときから活動して、今ちょうど24歳なので、10年くらいなんですけど、10年も前なのかと思うし、人生の半分じゃないですか。不思議な感じがしますね。終わるっていう実感があまり湧かないです。AKBは集団で活動してきて、卒業後は1人で活動して、大変さ、楽しさをどちらも知れたので、自分の家宝になるなと思います」
――すごく楽しかった思い出を教えてください。
「グループと1人の楽しさが全然違っていて、グループの楽しさはみんなと公演、コンサート、ツアーとかみんなと踊るのが楽しかったし、ふだんみんなが見れる景色を見られるので、それは今でも『自分が本当にそれを見ていたのか』という実感がよくわからなくなるぐらいでした。1人のときは舞台の千秋楽の達成感は私にとって『終わった!』と感じました」
――今後についてはどう活動していくのですか?
「中学生から活動してきたけれど、芸能じゃない友達もたくさんいるので、そういう友達がしている仕事をやってみたいというあこがれがあります。でも自分が何に向いているのかがわからないから、何に向いているのかを探りつつ、違うことは体験したいです。まだ具体的なことは決まっていません」
14期会では未来の妄想話で盛り上がる
――同期のAKB14期のみなさんとは何か話したりすることはありますか?
「本当にみんな仲がいいので、1ヵ月前ぐらいにみんなで14期会をしてお鍋を食べたりしたので、何の話したんだろうって思い出せないくらいしょうもない話ばっかりしてました。将来の話だと『貯金してる?』みたいな話をめっちゃします(笑)。『誰が一番最初に結婚する?』という、よくある会話はするので、14期が集まると仕事の話よりは、未来の妄想を膨らませる会話が多いです」
――ファンの方含め、今までお世話になった方たちにメッセージをお願いします。
「約10年間、私のことを少しでも知ってくださったり、応援してくださった方には本当にありがとうございました。感謝の気持ちを伝えきれないんですけど、これを機に最後に会いに来てくださった方には少しでも『推してて良かった』って思っていただけるように、これからもなっていきたいと思いますので、今までありがとうございました」
SNSはInstagramは自分のペースで続けていくつもりで、14期10周年があれば出てみたいと言っていました。入ってから10年間、本当にお疲れさまでした。(撮影・取材 岡田)