AKB48の姉妹グループ・NMB48がCDデビューをすることが決まりました。タイトルが『絶滅黒髪少女』で7月20日に発売となります。この発表は2011年6月4日東京ドームシティホールで行われている『見逃した君たちへ AKB48グループ全公演』のNMB48が出演したA3rd『誰かのために』公演のアンコール前のスクリーンでファンの前で発表されました。
その日の昼に会見とともに報道関係者には『絶滅黒髪少女』が披露されましたので、その様子をお届けします。(2011年6月4日 東京ドームシティホール)
――この曲を最初に聴いたときの印象をお聞かせください。
山田菜々「初めて聞いたときには想像してたのと違って、初めは『こういう歌を歌わせていただくんや』と思って、だんだん聞いていくうちにイメージが沸いてきて『かっこいい曲だなぁ』と思って、今では早くみなさまの前で披露したいと思っています」
山本彩「初めてこの曲聞いたときは、AKBさんSKEさんたちも歌ったことのないような曲調だったり雰囲気だったので、自分たちが歌ったり踊ったりしているのが想像できなかったので、これから自分たちの色にどういう風に染めていこうかなという感じです」
渡辺美優紀「AKB48さんSKE48さんにアイドルらしい曲調のかわいらしい感じが多いので、NMB48の初めてのシングルもアイドルらしい曲を想像していたんですけど、初めて聞いた瞬間、全然違くて驚いたんですけど、聞いていくうちにどんどんはまっていって、時間があればすごく聞いてしまいます」
黒髪について
――みなさん黒髪ですが、黒髪を維持する方法などは。
山田菜々「髪については話すというよりはみんなで遊びながら髪をさらさらっとしたりはします……よね?」
山本彩「そう……やなぁ(困ったようなあいづち)」
吉田朱里「ワカメを食べたら髪の毛きれいになるらしいです」
山本彩「私はメンバーの中でも髪の毛黒いほうだと思うんですけど……遺伝ですね(笑)」
――茶髪も含め、個性的な髪型をしてる方も多い中、みなさんが黒髪でいることについてはどうですか?
山田菜々「私は高校を卒業したんですけど、高校は黒髪じゃないとダメだったんですけど、今のまわりの友達は茶髪なんですけど、黒髪だと『黒髪が似合う女の子はいいよね』ってほめてくれます」
山本彩「私の友達は黒髪の子が多いんですけど、街を歩いてて茶髪の方のほうが多いので、逆に黒髪でストレートの方がいると目を引くというか、同じ女性から見てもそういう女性は素敵だなと思います」
渡辺美優紀「私のまわりの友達は黒髪の子しかいないんですけど、黒髪は日本の女性という感じでいいと思います。歌詞にも出てくるんですけど『日本の美』です」
――もうすぐAKB48の総選挙が行われますが、山本さん渡辺さんは速報で名前が挙がっていましたが、意気込みのほどは。
山本彩「私は速報の結果を見させていただいたときに、自分の名前があったことがすごく驚いたんですけど、その分、期待されているというか、応援されている方がたくさんいるんだなというのをあらためて実感したので、『Everyday、カチューシャ』でAKBさんとお仕事をさせていただくことが多くなって、お仕事をさせていただくたびにいろんなことを学ぶことが見つかるので、これからも先輩方の背中を見ていきたいと思うので、そうですね、選抜入りができたらと思います」
渡辺美優紀「NMB48は大阪の難波を拠点に活動しているということで、大阪のみなさんや関西のみなさんに応援されるグループになりたいというのがあるんですけど、やっぱりCDデビューや総選挙は全国の方にもNMB48を知ってもらえるチャンスだと思うので、頑張りたいなと思います」
――選抜入りの自信はありますか?
山本彩「自信はないですけど、やる気はあります」
渡辺美優紀「気持ちはあります」
NMB48らしさ
――AKB48、SKE48、さらにHKT48ができる中で、NMB48はここだけは負けていないというアピールポイントがありましたら。
山田菜々「メンバー全員がアメリカの首都をブッシュだと思っていたので」
山本彩「自分やん」
渡辺美優紀「一人だけです、それ」
山田菜々「そんなことあります?」
渡辺美優紀「山田菜々ちゃんだけがブッシュやと思っています」
山田菜々「こんなに愛される山田菜々という存在がNMB48に……あの、突っ込んでもらっていいかな?」
渡辺美優紀「なんかちょっとすべってるなぁ」
山田菜々「すべっていますねぇ」
山本彩「これくらい飛び抜けた子がいるんだと」
山田菜々「トークが楽しいので、それがみなさんに伝わるような努力はしているので、そこだけは負けたくないですね」
渡辺美優紀「笑いへのこだわりの強さ」
――オリジナル曲と公演曲との違いを感じることはありますか?
山本彩「先輩方の曲をやらせていただくときには、参考にするという意味でもイメージがあるんですけど、自分たちのオリジナル曲となると、まったくそういうのがなくなってしまうので、自分たちのものにするのにすごく時間がかかるんですけど、その分、自分たちの好きなようにというか、ゼロからできるのですごく楽しいです」
エンディングのポーズ
――結成して1年経たずにCDデビューする感想をお聞かせください。
山田菜々「わたし的には半年でたくさんいろいろなお仕事をさせていただいているのはAKBさんやSKEさんがここまで積み上げてきてくださってきたからだと思っているので、半年でデビューさせてもらっていいのかなという気持ちもあるんですけど、せっかくチャンスをいただいているので、NMB48もAKB48さんやSKE48さんに並べるようなグループになりたいと思っています」
――曲の中でいちばんの見どころはどこでしょう。
山本彩「私たちが振りをいただいたときにも思ったんですけど、最後のポーズというか、三つ指で正座をして終わるというのは、すごく新しい、面白いイメージで私たちも気に入っています」
――今日と明日で、公演を行うことについての意気込みを聞かせてください。
山田菜々「私はリバイバル公演に出演させていただくと聞いたときは実感がなくて、どういうものなんだろうという想像の世界だったんですけど、AKB48の大島優子さんのブログを見たときに、私たちがあこがれているAKBさんと同じステージに立たせてもらうといううれしさでテンション上がってしまいました」
山本彩「A3rdの『誰かのために』公演はAKB48シアターのほうでやらせていただいたんですけど、やはり私たちはまだまだ東京のほうでは浸透はしていないので、もっと私たちのことを知っていただく機会をいただいたことで、AKBさんの原曲を知っていただいてる方のほうが多いと思うので、その中でいかに自分たちの色というのを見せられるかだと思うので、チャンスだと思って前向きに頑張りたいと思います」
渡辺美優紀「『誰かのために』公演も『青春ガールズ』公演も、AKBさんのチームAさん、チームKさんの伝統的な公演なので、NMB48がさせていただくという気持ちで目いっぱい頑張りたいと思います」
1位が取れないと?
――今回のCDで1位を取れたときのご褒美と1位を取れなかったときの罰ゲームがあるそうですが、そのあたりはどう思われますか?
山本彩「AKBさんSKEさんと結果を残されている先輩方がいらっしゃるので、私たちも姉妹グループとして恥ずかしくないように結果を残したいという気持ちもあるんですけど、うーん……」
山田菜々「頑張りたいけどな」
渡辺美優紀「1位とりたいな」
山本彩「不安な部分もあるんですけど、今回のCDはただ単にいい曲というよりも、興味を持ってもらえるような曲なんじゃないかと思うので」
――1位を取れなかったときの公演は想像したくないですか?
渡辺美優紀「ブルマ公演……」
山本彩「もし1位を取れなかったらブルマで今の公演をやらせていただくという約束をさせていただいたんですけど……」
渡辺美優紀「絶対に嫌です」
山本彩「ブルマをはかなくて済むように頑張りたいと思います」
――CD発売と東京での公演、選挙期間ということもあって最後にもう一度アピールをお願いします。
山本彩「今日のような公演でももちろんそうなんですけど、毎日の公演でいかに自分をアピールできるかだったり、私たちは全員ブログを書かせていただいているので、ブログは自分自身をさらけ出せる場だと思うので、そういうところをどんどんアピールしていけたらなと思います」
カップリング曲はNMB48初のオリジナル曲『青春のラップタイム』が入る予定だそうです。CDは通常盤2種類、劇場盤1種類となっています。集合写真の下にリンクを張っておきます。(撮影・取材 岡田)