吉本新喜劇×NMB48 ミュージカル『ぐれいてすとな笑まん』開催発表会見

2022年5月に大阪と東京・明治座で行われる吉本新喜劇とNMB48がタッグを組んだミュージカル『ぐれいてすとな笑まん』の開催発表会見が行われました。（2022年3月10日　NMB48劇場）

吉本新喜劇×NMB48
前列左から川畑泰史、玉野和紀、三田光政
後列左から上西怜、小嶋花梨、渋谷凪咲、すっちー、島田珠代

会場はCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールと東京・明治座。

明治座の三田光政専務取締役から「吉本興業110周年記念興行という性格と、来年150周年を迎える明治座の前年祭の役目も果たしていきたい」とあいさつ。

上演台本・演出・振付を担当した玉野和紀さんは「座長である川畑さんに脚本をお願いして僕のほうでミュージカルとしての上演台本として書き換えさせていただきまして、演出・振り付けをいたします。いつもの新喜劇の楽しさ、面白さを全面に出し、そしてNMB48のアイドルとしてのかわいらしさ、かっこよさを押し出しながら、新たにミュージカルというカテゴリに挑戦していただきます。大いに笑っていただいて、最後にほっこりするような作品になっていると思います。どうぞたくさんの方に見ていただきたいと思っております」と意気込みを話しました。

新しいNMB48に挑戦していけたら

会見に登壇したのは川畑泰史、すっちー、島田珠代、渋谷凪咲、小嶋花梨、上西怜（敬称略）の6人。司会は藤崎マーケット。

川畑泰史「こんなにありがたい話をいただけるとは思っていませんでした。今回はふわふわできないなと」
渋谷凪咲「いつも川畑さんはいやらしい目で見てきてるんです。真剣な姿が楽しみです」

川畑泰史「台本は書けたけどメンバーは選べませんでした。なので選んでくださいとお願いしました。まさに『恋と愛とその間には』という気持ちです」

島田珠代「約30年前に、中村龍史さんの『THE REVUE』ぶりに玉野さんとお会いしました」

渋谷凪咲「12年間アイドルとして歌って踊ってきたんですけど、まだまだへたっぴで、もっと頑張らなきゃいけない気持ちが全員にあるので、これを機に歌もダンスもお笑いも、本気で挑んで本物に全員がになれたらと思っています」

小嶋花梨「NMB48を12年やってくると、今までのNMBらしさとか伝統を大切に守っていかなきゃという気持ちが強すぎて、逆に新しいことに踏み出すことができなくなってきたりもしていたので、この機会をいただいたことがうれしくて、NMB48の新しい時代の第一歩になるのかなという希望や期待を感じました」

上西怜「メンバーみんなで本格的なミュージカルをするのは初めてのことですごく緊張するんですけど、新喜劇のみなさんと一緒にさせていただけるということで、楽しみな部分もあって、見に来てくださるみなさんに新しい私たちを見ていただければいいなと思います。新しいわくわくもお届けできたらいいなと思います」

特徴、見どころ紹介

稽古期間は吉本新喜劇としては異例の長期間（1ヵ月以上）
舞台の中に、吉本新喜劇、アイドル公演の劇中劇がある

出演：
吉本新喜劇
川畑泰史、すっちー、末成映薫、島田一の介、西川忠志、島田珠代、吉田裕、今別府直之、諸見里大介、松浦真也、森田まりこ

NMB48
安部若菜、石田優美、加藤夕夏、川上千尋、小嶋花梨、貞野遥香、塩月希依音、渋谷凪咲、上西怜、新澤菜央、原かれん、平山真衣、本郷柚巴、山本望叶

質疑応答

アホナウイルスがやってきた

――川畑座長に。台本を手掛けられたそうですが、どんなストーリー

川畑泰史「地球とよく似た星の、大阪とよく似た“なんば”という国がある設定で、アフターコロナのお話にしたいと思いまして、アフターコロナの次に『アホナウイルス』がやってきた。大打撃が受けている中で、両方のグループがどのように成長していくかというお話です」

――ミュージカルで17公演、広い会場、今までと違うプレッシャーはおありかと思いますが

川畑泰史「いつもならNMBとはふわふわした気持ちですけど、今回は冗談なく稽古の段階から本気を出さないと、自分の年齢と身体を考えないと間に合わないかなという気持ちでいるので真剣に向き合いたいと思います」

――今までの新喜劇のノウハウだけでは務まらない部分もあると思いますが、どこが大変ですか

川畑泰史「公演時間が休憩入れて3時間ぐらいになる予定なので、我々年寄りからすると大変かなと」

すっちー「広いところでやるのは若いころはビビってたんですけど、もう老眼であまり見えてないので、自分のパフォーマンスをやるだけです」

新喜劇のメンバーとやってみたいこと

――NMB48ではWWホールでミュージカルをやることについては

渋谷凪咲「いつもNMB48劇場でやらせていただいているんですけど、ここでやるのと大きいところでやるのでは伝え方も変わると思うので、そこは研究していきたいと思います。今まではファンのみなさんに見ていただくパフォーマンスだったんですけど、今回は私たちのことを知らない方も見てくださると思うので、そういう方に自分たちのグループの魅力を知っていただけるようなパフォーマンスを学べたらいいなと思っています」

――ミュージカルをするにあたって新喜劇のメンバーとしてみたいこと

渋谷凪咲「珠代さんと壁にぶつかるやつ」
島田珠代「やる？　ぶつかるまでに『わーお』とか、『チーン』とかやらなあかんから」
川畑泰史「そんなルールないで」

小嶋花梨「ダンスシーンでペアダンスをやってみて男女の物語をダンスでお届けするようなこともやってみたいなと思っています」
川畑泰史「こじりんにそのシーンを入れたとしても、隣は今別府になるよ」

上西怜「川畑さんに私のキャッチフレーズも真似してやってもらいたい」
川畑泰史「怜ちゃんがやったあとにやるんでいい？　本番までに考えておく」
（※会見で山本彩の次にやったキャッチフレーズを披露したので）