NMB48結成からの500日の記録をつづったNMB48初の公式ガイドブック『NMB48 COMPLETE BOOK 2012』(光文社)が発売され、記念のイベントが東京と大阪で行われました。東京の新宿・池袋で行われた発売イベントのうちの新宿のイベント前の会見の様子をお届けします。(2012年3月2日 福家書店新宿サブナード店)
左より上西恵、渡辺美優紀、山本彩、福本愛菜、小谷里歩
――これからどんな握手会にしたいですか?
山本彩「雨の中来てくださってる方も多いので、雨の気分を晴らすような握手会にしていきたいです」
――大阪のファンと東京のファンの方に違いはありますか?
渡辺美優紀「私はあんまり感じないです。大阪の方も東京の方もあたたかくていつもどおり楽しめます」
山本彩「若干大阪のファンのほうがテンションが高いかなというか、ノリの差がありますけど、温度差的には変わらないです」
――デビュー作から3作品1位という輝かしい記録を達成したんですけども、実感はありますか?
山本彩「正直あんまり実感はないので、逆に記録にふさわしいグループになっていかなきゃなという気持ちにさせられました」
――AKBほかライバルグループがありますけど。
山本彩「ずっとAKBさんSKEさんに追いつけ追い越せという感じなので、先輩たちのいいところを盗んでいきたいなと思います」
――負けてないぞ、という売りのポイントはありますか?
渡辺美優紀「ツッコミ」
福本愛菜「ボケとツッコミ」
――この中でいちばん面白いのは誰なんですか?
福本愛菜「面白いというか一番面白さを求めて生活しているのは彩だと思います」
山本彩「そうですね……お笑いがすごく好きなので芸人さん方のテレビとかを見て練習してみたりとか、あとは(小谷)里歩とかに自虐性のキャラクターが生まれたので、すごく面白いなと思います」
――コントとかやったりできないですか?
渡辺美優紀「さやみるきーでコントをしたことがあります」
――高校3年生の方は卒業式のほうは?
山本彩「もう終わりました」
渡辺美優紀「卒業式のときは家族に育ててもらったことを考えたりしてました。こんなに大きく育ててもらったのはうれしいなと思いました。友達とも別れるのが淋しいことなんですけど、(卒業後は)アイドルに専念できるのでNMB48を通してたくさんの方に出会っていけたらなと思いました」
山本彩「式の間に3年間のいろんなことを考えていて、当たり前だったことが当たり前じゃなくなるのがすごく切なかったんですけど、友達にはいろんな方面に進んでいく子がいるので、自分も心細くないというか、最後に学年全員でマイムマイムをやって明るい感じで終われたのが緊張感が取れて良かったです」
――高校生活を振り返って大変なことはありましたか?
渡辺美優紀「課題の提出です。宿題が多くて大変だったんですけど、なんとかできました」
山本彩「テストがつらかったです。できない問題もある中で、いかに自分の引き出しを使い切るかというところが」
――教えあったりしたんですか?
山本彩「あー、お互い必死だったんで」
渡辺美優紀「教えることがなかったです(笑)」
――得意な科目とかは?
山本彩「好きなのは社会系とか」
渡辺美優紀「私は英会話を習っていたので、でもしゃべれないです」
――何かひとこと。
渡辺美優紀「My name is Watanabe Miyuki. I'm Milky」
――さきほどライバルの話がありましたが、昨日SKEの松井玲奈さんがここでイベントがあったんですけど、SKEのグループはライバル視というか、負けないぞ的なことはあるんですか?
山本彩「ライバル視というより、一番近いところで刺激をもらえる先輩です」
渡辺美優紀「AKBさんSKEさんSDNさんあってのNMBなので、NMB48はそれに負けないぐらいの努力をしていかなければならないと思っています」
――この本のどういうところを見てほしいのかを紹介してください。
上西恵「私は虫が好きなんですけど、虫好きの理由が書いてあるし、あと自分の私服で写真撮影をしているのでそこにも注目してほしいです」
渡辺美優紀「私は特技を書道って書いてるんですけど、なのに自分の書いた字が載るって知ってなくて適当に書いてしまって、その適当な自分が見どころだなっていうところと、あとは純粋にインタビューの文章を読んでもらえたらうれしいなと思います」
山本彩「私はメンバーの中でもあんまり女の子らしくないというか、アイドルとは違う性格と思われてるんですけど、『なんでアイドルになったん?』っていつもよく聞かれるんですけど、このインタビューを見ていろいろ私がここまで来た経歴なんかを知ってもらえたらなと思います」
福本愛菜「私はなんといっても自己紹介の波動砲が結構インパクトがあるので、波動砲の写真を使っていただいてるのと、みんなひとことずつ(見出しが)あるんですけど、私、『チームの切り込み隊長』て知らぬ間になってて、隊長らしくというか、一応最年長なので、仕切っていける感じになれたらいいなというのと、志望動機とか今までやってきたスポーツとか文で書いてあるので、自分のことをよくわかってもらえたらいいなと思います」
小谷里歩「私は見どころというか、身長が150cmて書いてあるんですけど、実はこれはちょっと嘘をつきました。149.5cmしかないです。見どころです。盛りました」
――メンバー67人のプロフィールが載っているんですけど、こんなところがあったんだ、といった驚きはありましたか?
福本愛菜「2期生、3期生の写真を見て、うわ、こんな大人な表情できるんや、と思って。村瀬紗英ちゃんなんですけど、この私服のセクシーなポーズといいますか、大人っぽいポーズを私は今までやったことがないというか、この女性らしさを見せてる部分がかっこいいなと思いました」
――山本さんは3期生の印象はどうですか?
山本彩「平均年齢が今までにないくらい低くて、逆に私たち1期生にないものが詰まっているんじゃないかなと思っているので、本人たちがそれに気づいて自分を生かしてほしいなと思います」
――私服で撮ってる中でいちばんおしゃれな子は誰でしょう。
渡辺美優紀「みんなおしゃれ」
山本彩「撮影なのでみんな張り切ってる感があって」
――自分でのポイントは?
福本愛菜「普段ぽさ」
渡辺美優紀「いつもらしい自分らしい感じ」
山本彩「私は普段髪の毛はストレートが多いんですけど、撮影ということでちょっとまあ女の子らしくして髪の毛を巻いたりとかしてます」
小谷里歩「私メンバーからもらった服を着てます」
山本彩「誰?」
小谷里歩「まーちゅん(小笠原茉由さん)からもらった服を着て自慢してます。しかも(見出しに)おしゃれ女王って書いていただいて申し訳ないです」
――「おしゃれ女王」と書かれていかがですか?
小谷里歩「入った頃にちょっとおしゃれ番長みたいになりたくて、自分で『おしゃれ』って言ってたんですけど、メンバー内のアンケートを取ったときに1回もおしゃれで1位取ったことがないっていう、悲しいことがありまして。でもこう書いていただいているので、ちょっと胸を張っていこうと思っています」
福本愛菜「私は握手会で着たことがある服なんですけど、その服が今までで一番好評だったのと、スカートが豹柄なんですよ。NMBというのを意識して豹柄のもこもこのスカートをはいてみました」
上西恵「私も普段の私って感じで。ちなみにこの服はメンバーの川上礼奈ちゃんに選んでもらいました」
――山本さん渡辺さんはインタビューとグラビアが載っていますけど。
渡辺美優紀「私は普段はニコニコしてるって言われるので、こういうグラビアな感じの撮影では大人っぽい自分を見てもらおうと表情とか工夫しています」
――最後にファンの方にメッセージを。
山本彩「コンプリートブックと言われるとおりメンバーのことがたくさん書いてある本なんですけど、これからの2期生、3期生のことを詳しく載っていて、勝手に自分たちで作った同好会や同盟といった、ファンの人が知らないような細かい情報が載っているので、細かいところまで見ていただきたいなと思います」
――高校を卒業しましたけど制服は着ていきますか?
福本愛菜「着ていきます」
山本彩「松井玲奈さんも制服なので」
見慣れないメディアの人たちが多い中、みなさん頑張って(?)素の状態をそれなりに出しきれたような気がしました。内容の評判も上々で、私服の1ページ大の写真や3期生の紹介など、充実しています。(撮影・取材 岡田)