2018年4月にNMB48を卒業した矢倉楓子さんのスマホゲーム「AiKaBu」(アイカブ)で架空の社長を務める「アイス矢倉」の臨時株主総会の様子をお届けします。(2018年3月15日 東京都新宿区 スタジオアルタ)
MCはタイークのお二人。臨時株主総会の場所がAKBカフェよりも広いスタジオアルタになり、簡単な前説があり、登場の場面ではovertureが流れ、矢倉楓子社長が歌い始めました。
M01 ポニーテールとシュシュ
矢倉楓子「アイスには3種類あるんですよ。ラクトアイス、アイスミルク、そしてアイスクリーム。どうだ! 知ってますか? みなさん」
MCを務めるタイークの金井さん(下の写真右)がロッテで働いていたことがあり、アイスがなきゃ生きていけない芸人として「アメトーーク」に出演したほどのアイス好きということもあり、ふぅちゃんも意地を張り気味です。
お約束の臨時株主総会の開会宣言と、業績発表のコーナーです。
株主いじりのコーナーはユーモアにあふれていて、「この人は握手会でアイカブの話しかせぇへんのですよ」とか、「この人は知ってますねぇ」とか、突然株主ランキングが下がった人に質問したら「会社やめたので」などと、いつもよりもリアリティにあふれていました。
M02 彼女になれますか?
M03 ピーク
質問コーナー
株主から事前アンケートの質問に答えるコーナーです。
質問「NMB48の活動を通して今まで一番印象に残っていることは何ですか?」
矢倉楓子「ついこの間、フィンランドのほうに行ってたんですよね。それが、言っちゃっていいんかな? オーロラ見れたんですよ。天気が良かったりとか、いろんな条件が揃ってないと見れなかったんですけど、ねばりにねばってやっと見れたんですけど、卒業前の旅行に楽しい思い出がいっぱいできて、ほんまに感動しすぎておしっこもらしたんですよ」
質問「2年後、10年後、何をしてますか?」
矢倉楓子「2年後は太ってるんじゃないかと思います。お腹空いてなくても食べちゃうんです。1日6食ぐらい。公演とかで人よりもめっちゃ汗かくんですよ。だから消費できてるのを、卒業しちゃうとダイエットしなくなるだろうから……。10年後ですか? お相撲さんになってたりして」
質問「今まで忙しかったと思いますが、卒業したら行ってみたいところありますか?
矢倉楓子「海外に一人で行きたいんですよ。今までだったらスタッフの方が一緒に飛行機に乗ってくれたりチケットを取ってくれたりしたんですけど、だから自分で旅行したことがなかったんですね。だから、みなさんいろんなところに来てくださるじゃないですか。私も自分でいろんな土地に行ってみたいなという気持ちが強くて」
――ちなみに、今、一番行ってみたい国とかあります?
矢倉楓子「ブラジルのみなさ~ん! 聞こえてますか~?」
質問「思い出深い公演について」
矢倉楓子「初めてセンターに立たせてもらった『アイドルの夜明け』公演が自分の中で大きかったなぁと思って。センターに立つと意識がすごく変わるんですね。常に見られてる意識ができるというか、自分だけじゃなくてチームのこと全員のことを考えるようになれたりとか、そこで自分を成長させてくれた公演だなって感じました。メンバーでも目立ちたい子とかがいっぱいいるじゃないですか。芸人さんでもないんですか? どっちが目立ちたいとか」
タイーク金井「コンビ間はないかな」
矢倉楓子「(ほとんどしゃべってない金井さんの相方の)和田さん大丈夫ですか?」
質問「今までで一番お気に入りのグッズは何ですか?」
矢倉楓子「それはみなさん持ってくれてるんですけど、公式うちわです。あ~、持ってない人いますね~。やっぱりコンサートとかで見えやすいんですよね。自分の顔があると。やから『作るんやったら買ってください』って言ってるんですよ(笑)」
質問「フィンランドのアイスはどうでしたか?」
矢倉楓子「全然違いました。あっさりとした口どけなのに、ミルク感は強いみたいな。ほとんどのアイスがジェラートっぽい感じの口どけでした」
質問「アイス矢倉株式会社の売り上げナンバーワンのフレーバーは何ですか」
矢倉楓子「やっぱりクッキー&クリームですかね。やっぱり人気だなって思う。私が一番好きなフレーバーがクッキー&クリームなんですよ」
質問「今回のイベント会場のアルタは以前、『笑っていいとも』をやっていた場所ですが、過去にここでお仕事をされていたプリティ金子という人物をご存じですか?」
矢倉楓子「みなさん知ってますか? 知ってますよ。金子さんて劇場支配人がいるんですよ。出演してたらしいんですよ。そのときの名前が『プリティ金子』という名前で、テレフォンショッキングで電話を渡す役か何かで。それで、今は頭がまぶしい方なんですけど、そのときの映像を見ると、めっちゃ(髪が)ボサボサなんです。それに衝撃を受けたという」
質問「21年の人生で、一番おいしかった食べ物を教えてください」
矢倉楓子「本当に一番おいしいのは、お母さんが作るマヨネギ焼き」
M04 わるふぅ
M05 夜風の仕業
それぞれの振り付けの印象的なシーンを切り取ってみました。
エールファンディング授与式
アイスを食べるためのオリジナルスプーンを製作中ということで目録ですがプレゼント。
M06 僕だけのSecret time
M07 妄想ガールフレンド
M08 青春のラップタイム
集合写真、リアル写名刺、社章のプレゼントと、40名とツーショットチェキ撮影会でイベントが終了しました。
ミニインタビュー
スクランブルエッグとして最後のインタビューとなります。
――今回の臨時株主総会の開催を聞いたときにはどんな気持ちでしたか?
矢倉楓子「そんなに自分の株が上昇してると思ってなかったのでびっくりしましたし、ファンのみなさんが頑張ってくれてたんだなっていうのを感じました」
――内容について、自分である程度アイデアを出したと聞きました。
矢倉楓子「でも、ちょっと……どうなんやろうなぁ。まあトークから逃げて歌うっていう(笑)手段に出ました」
――トークは苦手じゃないと思いますけど。
矢倉楓子「そうなんですけど、でも90分あるって聞いて『意外と長いな』と思って。ミニライブでしかソロで歌ったりしないので」
――NMB48のメンバーとしての最後の生誕祭はどうでしたか?
矢倉楓子「やっぱり最後だったのでファンのみなさんも今まで以上に一番声を出してくださって、声援もあと少しだなと実感しながらやってて、アイドルになって良かったなと改めて感じました」
――2017年で一番印象に残っていることは?
矢倉楓子「アリーナツアーなどのライブを1年間にギュッと詰め込んだ年やったなと思って、ふだんは公演で応援してくださる方にお会いできてるんですけど、大きな会場で自分のうちわを見つけたときに、それがいつもの倍感じることが多くて、あらためてライブを通してメンバーともファンのみなさんとも一体感を感じれたなと記憶に残っています」
――ふぅさえ(矢倉楓子、村瀬紗英)のじゃんけん大会はどうでしたか?
矢倉楓子「あれはまさかの事態で(笑)、卒業をだいぶ前に決めてたので、無欲だと勝つっていうのは本当だなっていうのを実感しました」
――ふぅさえで思い出はいっぱいできましたか?
矢倉楓子「そこで仲が深まったり、『あばたもえくぼもふくはうち』という歌ができたりとか、最後はいい思い出になりましたね」
――卒業発表後、村瀬紗英さんからは何か言われましたか?
矢倉楓子「最初はびっくりしてましたね。でもなんかちゃんと話してないなぁ。卒業を決めてからインタビューしていただくことがすごく増えて、2人での取材もあって、楓子の応援してくださる方への気持ちだったり考え方が好きっていう話をしてくれてたりとか、今まで聞いたことのないようなことを知ることができて。2人のときには真面目な話をあんまりしないんですよね。ふざけた感じの明るい話だけだったので」
――オリックス劇場で卒業コンサートについても。(※聞いたときにはコンサート前です)
矢倉楓子「コンサートを見ながら『あ、ふぅちゃんこんなときもあったな』と今までの歴史を感じられるような、思い出せてもらえるようなコンサートになっていると思います。あとは、涙で終わりたくなくて、結構明るい締めになってるんじゃないかなって思います」
――4月発売のシングル『欲望者』の見どころを。
矢倉楓子「ファンの人が握手会でお話ししてくれるのは、美瑠さんとの『誤解』っていう楽曲なんですけど、それは私たちにちょっと胸に響くような言葉が入ってたり、ちょっとだけ私たちにかけてくれてるのかなってところがあって、聞いてほしいなと思うし、BIIの曲は逆にすごくノリノリな楽曲になってて、この間劇場でMVを披露したんですけど、今回最後センターでBIIで終わらせてもらって、そこもすごくうれしいので、見てほしいなと思います」
――ファンの方にひとこと。
矢倉楓子「私、矢倉楓子という人間ができたのは、応援してくださるみなさんのおかげですし、本当にみなさんがいたから7年間続けてこられたなとあらためて実感しています。最後まで本当に握手会でも勇気づけられて笑顔で背中を押していただいたので、みなさんからもらった力を糧としてこれから人生歩んでいきたいなと思います。私もファンのみなさんの幸せをずっと願っています。なので一緒に幸せになりましょう」
卒業した実感がまるでわかないのですが、卒業おめでとうございます。(撮影・取材 岡田)