NMB48のキャプテン、山本彩さんが待望のファーストソロアルバム『Rainbow』(laugh out loud records)をリリースし、その発売記念イベントが行われました。その様子をレポートします。(2016年10月26日 東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ)
ミニライブ
セットリスト
M01 レインボーローズ
M02 雪恋
(MC)
M03 メロディ
3曲目はお客さんも撮影可でした。
★フォトセッション&囲み会見
ミニライブの後はステージ上でフォトセッションと囲み会見が行われました。その様子をお届けします。
――今日のイベントを終わり、観客全員を独り占めした感想を。
「正直なところラクーアガーデンステージも初めてで、オープンなのでリハーサルができないことで、ぶっつけ本番だったので、ステージに対する緊張もあるし、お客さんがいなかったらどうしようという不安もあってすごいプレッシャーだったんですけど、すごく温かく迎えてくださってうれしかったです」
――今回のアルバムはどんなアルバムになっているんでしょうか。
「今年の6月ごろから書きはじめて、このアルバムのために書き下ろした曲がほとんどなんですけど、時間がたっぷりあったわけではなかったんですけど、その時間の中で、今はNMB48というグループでやっているんですけど今までの自分が6年間いながら抱えてきた思いだったりとかも歌にしてきたので、今の私が100%、120%出せたアルバムだなと思います」
――タイトルが『Rainbow』なのは?
「表題の『レインボーローズ』という曲から来ているんですけど、あとは自分が作った曲もそうですし、提供していただいた楽曲ということで、ふだんグループで歌っている曲がまた違ったカラーの、しかも13曲なので、どれも1曲1曲雰囲気が違うというのがまさにレインボーだな、カラフルだないう思いでこのアルバムのタイトルにしました」
★楽曲紹介
――そのカラフルの楽曲の中で今日は3曲でしたが、1曲ずつ紹介していただけますか?
[レインボーローズ]
「『レインボーローズ』は、サビフレーズで前から作っていたものをあらたにアルバムのためにAメロ、Bメロを新しく作って完成させたんですけど、自分が20歳の誕生日の生誕祭のときにレインボーローズの花束をファンの方に贈っていただきまして、レインボーローズの花言葉が『無限の可能性』というのをファンの方にそのときに教えていただいて、『無限の可能性だからあきらめずに頑張ってね』というところにすごく元気をもらったので、これはぜひ曲にして恩返しができたらいいなという思いで作りました」
[雪恋]
「『雪恋』は、『レインボーローズ』とはちょっと打って変わって10月末に発売ということで、11月のツアーもあったので、誰もがこの季節になると人肌恋しくなって切ない夢を見つけるんじゃないかなと思ったので、この季節に合うような切ない恋愛感情を書きました」
――誰かを思って、という具体的な相手はあるんですか?
「なんとなくはあったんですけど、特にまあ……ない」
――歯切れが悪いですよ(笑)。
「自分的にはあんまりそういうことはなかったんですけど、先日NMB48を卒業した渡辺美優紀、みるきーがこの楽曲に重なるっていうのをファンの方に言っていただいて、『あ、そういう捉え方もあるんやな』と思ったら、自分の中でも納得できたなと思って、聞いていただく方の解釈で聞いていただければなと思います」
[メロディ]
「この曲はスガ(シカオ)さんに楽曲の提供をお願いしたときに、特に何も言わずに丸投げでお願いして、スガさん本人にも『どんな楽曲がいいですか』と言っていただいたんですけど、物申すのも申し訳ないなと思って、『誰でも盛り上がれるような楽しい曲がいいです』というところから、『ざっくりだな』と言われたんですけど、本当に今の自分にすごくピッタリというか、自分以上に自分が書いたような歌詞だなというのがすごく、その人の人生というか、考えというのをスガさんが見抜く能力があるんだなと感じました」
――あらためて刺激になったことはありますか?
「刺激だらけですね。楽曲を書き下ろしているときにも(プロデューサーの)亀田(誠治)さんに一緒にアレンジを加えながら現場で作っていただいた曲もあったんですけど、私がメロディで行き詰まった『ここ、こういうフレーズもあるけどどう?』っていうアドバイスで引き出しの多さにすごく勉強になりました」
――今回のアルバムはウィークリーチャート何位を目指しますか?
「1位ってもちろん言いたいところなんですけど、ソロアルバムで自分自身、やっと自分のやりたかったことでもあり、いろんな方に支えていただいて応援していただいて、やっと形にできたアルバムなので、あまりそういったところにこだわらずに、まずはたくさんの方に届けたいなと思っています」
――今日の衣装もアイドルとはちょっと違うと思うんですけど、意識はしてますか?
「ふだんから(私服が)こんな感じなんで、特に意識はしてないです」
――今回はギターの弾き語りがなかったのも少し残念でした。
「そうですね。それは11月のライブでは弾き語りとは言わず、生バンドでツアーをやらせていただきます」
1位取ったらブルマお披露目!?
――最近NMB48のメンバーの卒業が増えていますが、キャプテンとしてどう思われてますか?
「まあでも、続いているんですけど、今までもそれを糧に頑張ってきたメンバーもたくさんいますし、卒業していくメンバーもそれぞれNMBに入ってきたときと同じように自分の夢を追いかけて卒業していくメンバーたちなので、そこは同じメンバーとして背中を押したいと思いますし、残っているメンバーのためにも今、私がやっている活動が希望になればいいなと思っています」
――山本さん自身、卒業というのはまだ考えてないですか?
「まだ考えられないかな、という状況です。ちょっとあんまりこういうこと言うとね、ファンの人たちがざわついちゃうんでね。まだ大丈夫」
――TDCホールでNMB48のデビュー会見があったと思いますけど、あのとき1位取れなかったらブルマ公演というのがあったんですけど、今回そういう公約は?
「でも1位取ったけどブルマ公演やったんですよね。そのときもすごく拒否したんですけど、やむなくブルマ姿にさせられて拒絶してきたんですよ。なので、6年目の今、あらためて初心に帰る気持ちでブルマになってもいいのかなと思います」
――1位取ったら? 取れなかったら? どっちにしますか?
「1位取ったら、ブルマ何? ブルマライブ? ブルマツアー? 変態すぎるわ。ま、お披露目したいと思います。見たいかな?」
――今やりたいことにたどり着いた実感はありますか?
「ずっとロックが好きだなと思ってたこともあったんですけど、アイドルというものになってみて、それ以外の曲に触れてこなかった楽曲に触れたりとか、今回のアルバムでも自分で挑んだり、もっといろんな音楽をやってみたいなという好奇心のほうが今は強いので、いろんな楽曲に触れられたらなと思っています」
――最後にPRを。
「私のソロデビューアルバム『Rainbow』たくさんの楽曲提供だったりプロデュースしていただき、ファンの方に支えていただき、念願だったアルバムという形でデビューさせていただくことになりました。今の自分自身が精一杯出せた楽曲で、120%現れているアルバムになっていると思います。まだまだこれからというところはあるんですけども、まずはみなさんにこのアルバムを聞いていただいて、山本彩っていう一人の人間を知っていたただければなと思います。これからおっと成長していけるように頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします」
会見が終わったあとにもお客さん向けにフォトセッション会がありました。(撮影・取材 岡田)
山本彩LIVE TOUR 2016 ~Rainbow~
11月2日(水)Zepp Nagoya
11月8日(火)Zepp TOkyo
11月14日(月)Zepp Sapporo
11月21日(月)22日(火)Zepp Namba