2015年2月27日(金)より全国公開中の映画『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』の大ヒットを記念して「大ヒット御礼 裏トークショー付き上映会」が行われました。そのトークショーの内容を詳しくお届けします。(2015年3月6日 TOHOシネマズ日本橋)
登壇したのは大矢真那(1期生)、斉藤真木子(2期生)、須田亜香里(3期生)、石原真監督です。
左より石原真監督、大矢真那、斉藤真木子、須田亜香里
★初対面の印象
石原真「『抱きしめちゃいけない』の収録で会いましたよね。その日に焼き肉食べに行ったよね」
大矢真那「そうなんです」
須田亜香里「はい私もいました」
斉藤真木子「まさかプライベートの話ですか?(笑)」
「いっぱい焼き肉食べて」
石原「それ、金曜日だったんです。なぜそこにいたかというと、avexじゃなくてキングの曲じゃないですか。キングの湯浅くんが現場にいたけどあっちゃん(前田敦子)がMステに出るから現場を離脱しなきゃいけないけど、石原さん来れますか?って電話がかかってきて、テイク7から行ったんですよ。ワンシーンで撮ってたから、大矢さん、須田さん、秦さん、高柳さんがSKEから来てて、早くOKテイクが出たから、どうするの?って聞いたら帰るって言うから、じゃあご飯食べに行こうかっていう話を思い出しました、っていう長い話です」
大矢「そうなんです。AKBさんのカップリングの収録のときの夜ご飯は本当にたくさんいろんなものが食べられるんですよ。いっぱい食べれるので、あのときもすっごいいっぱい焼き肉食べて」
須田「そうです。石原さんのおごりでした」
「どっかのおじさんが」
石原「斉藤さんとの思い出は、とあるミュージックビデオの撮影のときに打ち合わせに行ったんですよ。そして撮影の待ちになって、斉藤さんが結構長い待ちに入ったんだよね。北川謙二くんと打ち合わせに出たんですけど、終わって帰ろうと思ってたんですけど、斉藤さんがテーブルにいるんで、なんとなくそんなに話したことない斉藤さんと、イントロ当てクイズ1時間ぐらいやりました」
斉藤「あとから聞いたら石原さんすごい方だと聞いて。そのときは認識してなくて、どっかのおじさんが来たのかと思って、イントロ当てクイズしたらすごく詳しかったんですよ」
石原「48グループのイントロかけてそれを当てる的なね。SKEの曲だと真木子さんが圧倒的に強いけど、AKBも対抗できて、初対面なのに1時間ぐらいやってたんですよね」
斉藤「まわりのメンバーから見ても、真木子は誰とこんなに親しくしゃべってるんだろうって思われたらしいです」
石原「何の撮影だったんですか?」
斉藤「『はにかみロリーポップ』かな?」
430枚まとめ出し
石原「須田さんの思い出は握手会ですね。須田さんがはじめてAKBの個握に来たときかな」
須田「はい、『Everyday、カチューシャ』ですかね」
石原「最後のまとめ出しがうん百枚出てですね」
須田「430」
石原「8時半締め切りで9時終了まで、100レーンぐらいあって99レーン片付いたなかに、須田さん一人が残った日ですよね」
須田「はい」
石原「はじめて来た日?」
須田「はじめてのAKBさんの握手会の個別でした」
石原「みんなが帰った中、一人だけ1時間やって」
大矢「私もそれ覚えてます」
石原「それで見捨てて帰れなくなって、待ってようかなって『お疲れ』って言いました」
須田「そうですねあのとき本当に、人生でいちばん長く握手させていただいた日でしたね」
大矢「『須田ちゃんが帰ってこない!』って言ってて。須田ちゃんは先にどっか行っちゃったんだろうって思ったら、『まだ握手してるよ』って聞いて、すごいな、1時間ぐらい?」
須田「はい、一人の人と1時間ぐらいずっと手をつないだままでした」
大矢「え、デートじゃんもう」
須田「そうなんですよ。デートしてたぐらいなんですけど、でも手汗がはんぱじゃなくて、だから途中で『反対の手にしてもいい?』って言ってしゃべってました」
大矢「石原さんの第一印象は役者さんかと思いました」
石原「それほめてる?」
大矢「はい。人生でこんなにロン毛の男性見たの初だったので、役者さんがAKBさんのところにいると思って」
石原「単なるテレビ局の人だと聞いて『う~ん』って思ったわけですか?」
大矢「はい、『う~ん』て思いました」
★学業との両立
石原「3人共通して言えるのは学業との両立はいろいろ苦労しましたよね。まず大矢さんは見事に大学を卒業されたわけでしたけど、大変でしたか?」
大矢「大変でした。出席とかも重要だったので、出席日数が足りないと大学はダメなのでなるべく行けるときは行ったりとか。あとはとにかく先生との相談で乗り切りました」
石原「でもそんなに行けないときもあったでしょ?」
『あきらめる必要がない』
大矢「ありました。あったんですけどどうにか大学は卒業したいと思って。中途半端というか、2つ一緒にゴールしたいと思ったんです。で、ふだん結構、なんでも長く続けることに対して私、あきらめが早いほうじゃないので、粘って粘って先生にも、大学の授業を取ってない日でも、大学に行って先生の個別授業を受けさせてもらったりレポートも別の日にやってなんとか卒業できました」
石原「映画をご覧になった方はわかると思うんですけど大矢さんの秘蔵映像が」
大矢「思い出ビデオみたいな」
石原「本当は、箸休めのシーンにつなごうと思っていたら、いろいろなメンバーにインタビューしていたったら、やっぱりアイドルを続けながら学校に通うのが結構大変だというのがわかったので、その導入のシーンにつなげました」
大矢「高校のときの先生が、私最初は高校を卒業したら大学はあきらめようと思ってたんですよ。SKE一本にしたいなと思ってたんですけど、そのときの学校の先生が、『行くことにデメリットがあったのなら、そのときに考えればいいじゃないか。今、それをあきらめる必要がない』って言ってくださって。私は先生からも応援していただいてたので絶対裏切れないと思って」
石原「48グループ初の4年生大学卒業だそうです。おめでとうございます」
朝4時に起きて2時に寝る中学生活
石原「斉藤さんは大阪出身で、名古屋のアイドルグループに入ったのに、高校は三重県に通いましたよね。それはどうしてなんですか?」
斉藤「中学校は大阪の学校に通い続けたんですけど、高校進学を名古屋にしようと考えたときに、名古屋の学校が受け入れてくださらなくて(苦笑)」
石原「つまり、SKEをしながら通える名古屋の学校がなかったということ?」
斉藤「なかったですね、当時は。三重県の学校も芸能学校じゃないですけど、最初のほうは大阪から通ってたので、朝4時に起きて、始発の新幹線に乗って名古屋に行ってそれから電車で三重県に戻って、そこからバスに乗って」
石原「それで8時ぐらいに着くと」
斉藤「そうです8時半に着きます」
石原「大変だったですね」
斉藤「大変でした。でも途中から名古屋に引っ越したので大丈夫だったんですけど。大阪に帰るのもレッスンや公演が終わってから名古屋から終電で帰ってくるので、家に着く頃には12時過ぎてるので、ご飯食べてお風呂入ったら、1時になっててあと2、3時間後には起きなきゃいけないんだなっていう生活だったので……。今考えたらよくやってたなって思いますね」
石原「つまり新幹線通学をしてた?」
斉藤「はい、してました」
石原「大変でしたね。卒業できたときはどうでした?」
斉藤「卒業も危なかった時期もあって、先生との関係だったりとか、SKEに入ってる時点での高校進学だったので違いますよね。もともと高校生で途中からSKEに入るのと、学校では常に猫かぶってたりとか」
石原「猫かぶってたの?」
斉藤「猫かぶってました。私、アイドルだから(笑)。教室とかにもちらちら見にきたりするんですよ、学校の子が。どうしようと思って。共学でした。それはメンバーみんなあるあるだと思います」