2009年6月13日の『会いたかった』公演に続くSKE48チームKII 2nd『手をつなぎながら』公演が初日を迎えました。終演後の会見の様子をお届けします。(2009年12月6日 SKE48劇場)
内装変更にともない、劇場が広々とした中、お客さんが入り終わったのち、秋元康総合プロデューサーよりビデオメッセージが流されました。
秋元康「今一番期待しているのはいかにチームSと違う『手をつなぎながら』公演になるか。これは同じセットリストですが、演じるチームの差、経験の差というものが微妙に変わってくると思います。うまくやるというよりも新しいチームである可能性みたいなものを見せてほしいと思いますし、たぶんお客さまもまだまだ荒削りだけども『チームKIIの“手をつなぎながら”公演はこれはこれですごくいいよね』って言っていただけることではないかと思います。
チームKIIはチームSにはない個性があって今までにいないタイプのメンバーも何人かいますし、とても期待しているメンバーもいますし、今は時期が早いけどこれからきっと伸びるだろうというメンバーがいて、本当に面白いチーム構成になっていると思います。『手をつなぎながら』というのは本当に公演デビューするまでの初々しい気持ちを託しているので、同じSKEのチームSがやってきたセットリストを自分たちがやるということでのプレッシャー、この位置は誰がやっていたんだ、このパートは誰が歌ってたんだ、というのはみんなわかっているので、その比較で厳しい意見も出るかもしれませんが、逆に言えばすごいチャンスだと思います。ひとつの模範解答があるので、これとは違う回答をぜひ見つけてほしいと思いますし、必ず見つかると期待しています。ぜひ、チームKIIの『手をつなぎながら』公演、ご覧になってください」
KIIの「手をつなぎながら」がどんな風になっているかは実際に劇場に足を運んで確認いただくとして、公演後の会見の様子をお届けします。
――公演が終わったばかりの感想を聞かせてください。
向田茉夏「来てくださったみなさん本当に楽しめたかすごく不安だったんですけど、終わったみるとお客さんとメンバーに一体感があって良かったんじゃないかなって思います」
高柳明音「チームKII『会いたかった』公演をやらせていただいてたんですけど、最初ユニットから始まり盛り上がるというより少し哀しみが入った曲で、最初から盛り上がることを今まで感じたことがなかったんですけど、『手をつなぎながら』公演は最初っから笑顔ではじけた曲ばかりなので、新鮮に楽しめたと思います」
松本梨奈「会場も広くなったのでお客さまもメンバーをたくさん見ることができたんじゃないかと思いますし、すごく楽しい公演になりました」
――SのセットリストをKIIがやるということで、「KIIらしさとは何か」を探しながらやってくださいと秋元プロデューサーからもお話がありましたが、今回の『手をつなぎながら』公演を通して自分のどんな部分を成長させていきたいか、自分なりの課題を一人ずつ教えてください。
古川愛李「今回はメンバー全員が一緒に出て、KIIはみんなでばかさわぎしながらすごく楽しく練習したので、そのいつものKIIらしさを公演を通してみなさんにお見せできたらと思います」
石田安奈「私の出ている『Glory Days』は、前の『会いたかった』公演での『ガラスのI LOVE YOU』のかわいい面とは違ってかっこいい曲なので、まだ(Glory Daysの振りに)かわいいところが残っていると言われるので、そういう面を気をつけて『安奈はかっこいいのもできるんだよ』っていうのをファンの人にわかってもらえたらいいなと思います。全体曲で顔の表情がだんだんできるようになってきたと言われるんですけど、真顔になるところもあると思うので、そういうところも直していきたいです」
高柳明音「この公演では『ウィンブルドンへ連れていって』という曲がすごくかわいらしい曲で女の子女の子してる感じの曲で、その次に『Innocence』っていう曲で歌のパートをもらっているので、最初出てきたときは超かわいいって感じなのに次に出てたきたとき『あれ?大人だ』って思わせられるようになっていきたいと思います」
向田茉夏「私も石田安奈ちゃんと同じく『Glory Days』をやらせていただいてるんですけど、ロボットダンスをやるところがあってそこをうまくやりたいのと、全体的に若さというのがあって、仲の良さも公演で出しつつ、KIIらしさをまだ出しきれていないので、そういうところを出していきたいです」
松本梨奈「私はダンスが苦手なんですけど、『手をつなぎながら』公演は『会いたかった』公演よりもダンスが激しくて難しいんですけど、それをうまくやっていきたいし、『この胸のバーコード』というセクシーな曲もやっていたんですけど、セクシーな曲をやったことがないので、かわいさも出しつつ、セクシーさも出していきたいと思います」
若林倫香「私は『Innocence』のような大人の曲があまり得意でないので、そういう曲をきれいに強く演じれられるようにすることと、楽しいときにいつも笑顔が同じだとスタッフさんやメンバーに言われるので、いろんな笑顔の表情を出せるようにしたいです」
斉藤真木子「私はダンスが得意なんですけど、ユニットで『Glory Days』という曲をやらせてもらってるので、自分を目一杯出していきたいと思います。そして、大きく踊って自分らしくいたいのと、自分の身体作りを頑張っていきたいと思います」
井口栞里「私の課題は身長を活かして美しく踊ることなんですけど、かっこいい曲やかわいい曲でいろんな表情を変えられるようにしていきたいと思います」
佐藤聖羅「ユニットの曲では『雨のピアニスト』をやらせていただいてるんですけど、体験したことのない恋愛の歌詞が書かれていて、表現が難しいのと衣装が身体のラインが見えるものなので、もう少し自分の身体をきれいに見せる研究をしていきたいです。MCなどももっと勉強したいなと思いました」
赤枝里々奈「『会いたかった』公演とは一味違った『手をつなぎながら』公演で、かわいいところやかっこいいところやいろんな表情を極めていきたいなと思います」
佐藤実絵子「『手をつなぎながら』公演は研究生時代に出たことがある公演なので、過去の自分をいかに超えられるかというのが課題だと思うんですけど、今回の公演は自分の中で『ちょっぴりセクシー』を課題にしていまして、かわいいんだけどセクシーさがあるという両立ができるようになりたいなと思っています」
山田澪花「千秋楽が来るまでに自然にいろんな表情ができるようになりたいと思います。あと、KIIはダンスは揃っているけど迫力がないって言われるので、もっとダンスに迫力があるようにしたいと思います」
鬼頭桃菜「今回のセットリストは1曲1曲変わっていく曲なので、その雰囲気に合わせていろんな表情や表現力を高めてファンの人が見てて楽しいなと思っていただけるような表現ができるようになりたいです」
加藤智子「この『手をつなぎながら』公演で『チョコの行方』を歌わせていただいてるんですけど、チームSさんではなくKIIらしいユニットにしていきたいと思っているので、表現とかダンスとか自分なりに工夫いていきたいと思います」
内山命「どっかで遠慮しがちなところがあるので、これからもっとはっちゃけていきたいなと思います」
――これから公演ごとにKIIらしさや団結力を増していくためにステージ以外でやっていくこと、やっていきたいことを教えてください。
斉藤真木子「私たちは公演が始まる前や気合を入れたいときに必ずみんなで円陣を組むんですけど、そのときにみんながひとつになって頑張るきっかけになってます」
高柳明音「真木子ちゃんが言ったように、円陣を組むんですけど、その言葉の中に『絶対悔いを残さない』というのがあって、1分1秒ひとつの曲を悔いを残さないようにやりきる、そして自分たちも楽しむ気持ちでいくと、うまくいくと思います」
赤枝里々奈「私たちがやってる『チョコの行方』なんですけど、出番の前に4人でおまじないみたいなかけ声をしてます。『チョコチョッコー』っていう声で円陣組んでテンションを上げているのでこれからもやっていこうと思います」
――今日やってみて自分たちが感じた公演の見どころを教えてください。
高柳明音「最初の4曲がすごく盛り上がる曲で『会いたかった』公演では比べ物にならない汗の量と熱気と、盛り上がりを出せていけたらと。私たちの汗の量(笑)にも注目していただけたらと思います」
向田茉夏「『マンゴーNo.2』でメンバーがテンション上がりまくっているところにも注目していただけたらと思います」
チームKIIは半数が中学生と伸びしろも多いので、今後の彼女たちの成長ぶりにご期待ください。彼女たちの個人ブログも始まりましたのでどんな子なのかもチェックしておくといいかと思います。(撮影・取材 岡田)