トルコ共和国の国営放送局TRTが主催する「第32回国際児童フェスティバル(4/23)」に日本トルコ友好協会が参加、出演するにあたり、参加児童を集めた結団式が行われました。(2010年4月1日 トルコ共和国大使館)
「第32回国際児童フェスティバル(4/23)」(32nd International 23rd April Chirdren's Festival)は世界の国々の人々が一堂に会し、世界の児童達を結びつける、子供達を公式に祝うフェスティバルとして1979年から続けられ、今年も世界約60ヵ国が参加し、将来を平和、友好、愛で満ちたものにするために行われています。
この日の結団式は、4月15日~25日に行われるトルコ共和国のイベントに参加する児童たちを招き、踊りを披露しました。そのフェスティバルの参加資格が8歳~13歳の児童ということで、SKE48の13歳以下のメンバー代表として、チームKIIの赤枝里々奈さん(13歳)が応援に駆けつけるとお聞きしたので、取材に行ってまいりました。
それでは簡単に結団式の様子をご覧ください。
[豆知識]日本とトルコの友好関係について
1890年にオスマン・トルコ帝国(現トルコ共和国)から派遣された軍艦エルトゥールル号が日本で暴風雨で遭難した際、日本政府と地元住民が生存者を手厚く救護したことから日本とトルコ共和国は固い友好関係で結ばれ、エルトゥールル号のことはトルコ共和国の教科書に載っていて、今でもその献身的な救命活動はトルコ共和国の人たちはみんな知っているとのこと。
1985年、イラン・イラク戦争の最中に、フセイン大統領が「イラン上空を航行する航空機は、国籍や民間機・軍用機を問わず撃墜する」という方針を発表し、イランに住んでいた日本人は慌ててテヘラン空港に向かったものの、どの飛行機も満席で乗ることができませんでした。
各国は救援機を飛ばしたのに日本政府はすばやい対応ができなかったため、日本人がテヘランに孤立しているところを、トルコ共和国が手を差し伸べ、トルコ航空の2機の飛行機を出して216人の日本人を救出してくれました。
日本は「安全の保障がないから救援できない」のに対し、トルコ共和国は「安全の保障がないから(日本人を)救援に行く」としたのは、1890年のエルトゥールル号の救命活動を忘れてなかったからだといいます。このような友好関係があるので、日本の人たちにもトルコの人達への感謝の気持ちを子供達に教え、育てていこうと、日本トルコ友好協会も力を注いでいます。
赤枝里々奈ミニインタビュー
それでは最後にお待ちかね、里々奈ちゃんのミニインタビューをどうぞ。
――一人のお仕事は初めてですよね。
「はい。初めてです」
――いきなりあいさつすることになったけど、どうでした?
「びっくりしたんですけど、SKEのこともちょっとアピールできて良かったかなぁと思います」
――里々奈ちゃんと同じ年ぐらいの子どもたちが踊ってたじゃないですか。もちろんSKEとは違うとは思うんだけど、その踊りを見た感想を聞かせてもらえますか。
「手先がめっちゃきれいで、表情もその踊りにあった表情で楽しそうで、SKEも負けないようにというか、歌も踊りも頑張らなきゃなと思いました」
――着ている衣装もちょっと変わってる感じでしたよね。
「きれいでした」
――さて、さきほど歓談会で出てきたトルコ料理を食べてみた感想をどうぞ(笑)。
「お肉がすっごくおいしくて(笑)、ふつうにおいしく食べられました。ほかにも見たことのない料理をいっぱい食べました」
――今、中1で、今度中2だと、まだ世界の歴史とかちゃんと習ってるわけじゃないから、トルコのことはまだあんまりわかんないですよね。
「はい。これから勉強頑張ります」
赤枝里々奈 1996年7月3日生まれ(13歳)、愛知県出身、153cm
――ではSKEのことを。4月29日のZepp Nagoyaのリハは進んでますか?
「まだです」
――KIIの劇場公演はどうですか?
「あいかわらず楽しいです。この前の公演から2ndシングルの『青空片想い』と『バンジー宣言』をチームごとで毎公演やるようになって、それが楽しいです」
――『青空片想い』をKIIバージョンでやるときは7人でやるの?
「16人バージョン(の振り)を作ってやってます」
――SKEには中1から中2になる子がたくさんいるけど、同じ学年どうしで話題になることはどんなこと?
「この間、っていうか昨日なんですけど、(向田)茉夏と(石田)安奈とお出かけにいって、勉強のこととか学校のこととかの話をしてます」
――別々の学校の話とかするの?
「はい。クラスにいますよね、話題になるようなおもしろい子って。そういう友達の話とかして盛り上がったりします」
――他にアピールすることはいいですか?
「公演に来てください!」
ということで、SKE48の13歳以下代表としてかなり貴重な体験ができた里々奈ちゃん。SKE48メンバーとして自覚と意欲がより高まったのではないでしょうか。(撮影・取材 岡田)