STU48が陸上公演に続き、「出張公演」と題してNGT48劇場、AKB48劇場、SKE48劇場、NMB48劇場などに「出張」公演中です。本記事ではAKB48劇場で行われた1日目の昼公演の様子と、公演後に行われた囲み取材の様子をお届けします。(2018年7月26日 AKB48劇場)
囲み会見に登場した5人。左から薮下楓、岡田奈々、瀧野由美子、岩田陽菜、石田千穂
セットリスト
記事作成時までの大阪・松下IMPホール、NGT48劇場、AKB48劇場、SKE48劇場では楽曲は同じです。岡田奈々さんが出演していない公演は沖侑果さんが岡田奈々さんのポジションを担当しています。
(2018年7月26日、27日 AKB48劇場)
出演:石田千穂、石田みなみ、磯貝花音、市岡愛弓、今村美月、岩田陽菜、岡田奈々、甲斐心愛、門脇実優菜、新谷野々花、瀧野由美子、田中皓子、土路生優里、福田朱里、薮下楓、中村舞
影アナ:岡田奈々(昼公演)
M01 暗闇
M02 誰のことを一番 愛してる?
M03 Darkness(磯貝花音センター)
M04 暗闇求む
M05 Don't look back!(薮下楓センター)
自己紹介立ち位置(1列目左から。紹介は右から)
市岡愛弓、中村舞、土路生優里、薮下楓、福田朱里、石田千穂
新谷野々花、門脇実優菜、岩田陽菜、今村美月、甲斐心愛
岡田奈々、磯貝花音、瀧野由美子、田中皓子、石田みなみ
M06 非全力(門脇実優菜、石田千穂、福田朱里、薮下楓、中村舞、土路生優里、市岡愛弓)
M07 片想いの入り口(岩田陽菜、市岡愛弓、新谷野々花、今村美月)
M08 誰かがいつか 好きだと言ってくれる日まで(岡田奈々、瀧野由美子、薮下楓、磯貝花音、今村美月)
M09 僕たちはシンドバッドだ(土路生優里、石田みなみ、石田千穂、新谷野々花、田中皓子、福田朱里、甲斐心愛、磯貝花音、中村舞)
M10 夢力(CGB41=瀧野由美子、岩田陽菜、石田千穂、薮下楓、磯貝花音、門脇実優菜、市岡愛弓、今村美月、土路生優里)
―― MC ――
M11 STU参上!
M12 少女たちよ
M13 NEW SHIP
M14 思い出せてよかった
M15 君のことが好きだから 広島ver.
M16 STU48(瀬戸内ver.)
M17 ペダルと車輪と来た道と
―― アンコール ――
E1 夏のFree & Easy
E2 ナギイチ(薮下楓センター)
E3 ごめんね、SUMMER(磯貝花音センター)
E4 真夏のSounds good!
―― MC ――
E5 瀬戸内の声
岡田奈々「キャプテンとしてみんなに頼りまくってます」
――STU48のAKB48劇場での出張公演の1回目を終えた感想を。
岡田奈々「私が今回STU48としてAKB48シアターに立つのが今日が初めてだったので、すごく新鮮で、いつも立ってる劇場なのに全く別空間に感じてしまって、すごく緊張したっていうのが素直な感想なんですけど、7月で私がAKB48に加入してから6年経って7年目を迎えたので、大事な時期にこうしてSTU48が(私の)原点でホームであるAKBシアターに立てたことが、あらためて劇場の大事さを感じましたし、STU48で活動できることのありがたさを感じました」
――瀧野さんに、握手会やNGT48の劇場近くで西日本豪雨災害で被災された方への「がんばろう!瀬戸内」募金活動をしていましたけど、募金してくださる方々の様子はいかがでしたか?
瀧野由美子「STU48は握手会の合間に募金活動を行っていたり、出張公演の合間に募金活動をさせていただいたりしたんですが、私たちが想像したよりもはるかに多く、道がふさがっちゃうぐらいの人が来てくださって本当にうれしかったですし、もちろん新潟の出張公演に行ったときはて私たちの公演に来て下さるファンの方ももちろん来てくださったんですが、道を通りかかった新潟の皆さんも募金活動をして下さったりとか、すごくうれしかったです。私たちは瀬戸内を拠点として活動しているので、これからもこうして瀬戸内に貢献できるような活動をどんどんしていきたいと思います」
――岡田奈々さんにうかがいます。先ほどはご自身の感想でしたので、今回STU48のメンバーとして一緒にセットリストやってみて、STUのみなさんがどうだったかを聞かせてください。
岡田奈々「正直、STUのみんながこんなにハードなセットリストをこんな難易度の高い楽曲をやっているっていうことが本当に信じられなくて……。前回の出張公演は、仕事が早く終わったので夜公演の半分ぐらいは見学することができたんです。その公演と比べると、ものすごい成長の早さだなと思いました。ダンスナンバーも多いですし、元気な曲も多くて、みんな一人一人がすごく練習を頑張ったんだなというのも伝わりましたし、私がリハから失敗ばかりで、めちゃめちゃ周りのメンバーが細かいところまで教えてくれて、キャプテンとしてはみんなに頼りまくってます。頼もしいです」
瀧野由美子「船上劇場の向けての気持ちが強く」
――前回(1月)AKB48劇場の出張公演に来たときよりも成長したと思った点を教えてください。
薮下楓「前回は、AKBシアターという名前にすごくビビってしまってて、劇場に立つこと自体すごく怖いというイメージが強くて全然余裕もなく、『ミスをしない』ということだけ(に注意して)やってしまっていたんですけど、今日は逆に余裕を持ってファンの方一人一人を見たり、曲によって表情を変えたりすることができたので、すごく成長できたのかなと思っています」
瀧野由美子「前回は1期生だけで立たせていただいて、今回は奈々さんがいてくださるので、劇場のことだったり本番が始まる前に教えて下さったりしたことがすごく心強かったことと、あとは、前回にも感じてたんですけれど、今回は船上劇場の名前も決まったり、私たちの船上劇場に向けてっていう気持ちが私は強くって、もし劇場ができたらこういうふうなんだろうなっていう感じがしたので、この劇場でたくさんのことを学んで、船上劇場ができたときに、すごく楽しい劇場になるといいなと思いました」
岩田陽菜「前回と時間が空いてからのAKB48シアターに立たせていただけるということで、私は同じぐらいずっと緊張していたんですけれど、でも立ってみたら、前回よりもファンの人たちの反応が自分で見れるようになって、ちゃんと周りが見れるようになったんだなってあらためてここに立って感じることができましたし、ファンの人も『前回よりも良かったと思う人?』って聞いたときに『はーい』ってすごくいい反応をしてくれて、私たちの成長をこうしてファンの皆さんに見てもらうのはすごくうれしいことだなと思ったのでこれからも頑張ろうって思いました」
石田千穂「私はこの前の1月6日のときがSTUが初めて劇場っていうステージに立たせていただいたので、すごい緊張したし、ファンの方のほうを見れず自分も踊りだけに集中してしまってたんですけれど、今回はファンの方一人ひとりを見ることができたり、MCもちゃんとできるようになったのかなと思います」
――岡田奈々さんはこのセットリストはどのように覚えたんですか?
岡田奈々「広島から先生が来てくださって2日間でやったことのない5、6曲はすべて振り入れをさせていただいて、この2日間を経て何日か他の仕事をしつつ練習したりもあったので、猶予がありました」
――いい背中を他のメンバーに見せたんじゃないかなと。
岡田奈々「いえ。いい背中というよりも私がみんなの背中をっている感じで」
メンバー「全然」
岡田奈々「磯貝花音ちゃんとか今村美月ちゃんとかめちゃくちゃダンスが上手なメンバーが教えてくれるので、そこは頼りにやってます」
――激しいセットリストで体力づくりなどで心がけてることは?
石田千穂「私はリハーサルから本番だと思って全力で取り組むようにしてて、そのときにもっともっと体力がついたらいいなと思いながらやってます」
瀧野由美子「私はすごく体が硬いんですけれど、お風呂あがりにストレッチをしたり普段のストレッチを入念にしたりして、体に余裕ができるようにいつも以上にストレッチをがんばりました」
どんな船上劇場にしたい?
――あらためて劇場の大切さがわかったようですが、どんな船上劇場にしたいですか?
薮下楓「船上劇場って、他のグループの劇場ではできないことが絶対できると思うし、本当に夢しかないと思っているので、いろんなことに挑戦したいなと思うし、その中でもやっぱりAKB48グループが大事にしてきた劇場の伝統みたいなものは守りつつ、STU48で新しい何かに挑戦して、スタッフさんもメンバーもファンも含めみんなで作っていく劇場にしたいなって思います」
岡田奈々「岡田奈々的には、AKB劇場の良さもSTUの劇場に活かせたらいいなと具体的には思ってて、AKB劇場は柱が邪魔って言われるけど、個人的には柱ありきのシアターって感じがして、それもシアターの醍醐味だと思うので、STUの船上劇場にも柱立ててもいいんじゃないかなと……たとえば花道とかファンの方と距離が近くなれるシアターでありたいという思いはあります」
瀧野由美子「NGTさんの劇場とAKBさんの劇場に立ってみて、すごくアットホームな感じの劇場だなと思ったんです。私は先輩の舞台って感じがするんですけど、NGTさんにとってはNGTさんの家みたいな感じなんだなと思うし、奈々さんや他の先輩を見ててもここが家って感じが言われなくても伝わってくるので、自信を持って『ここは私たちの家です』と言えるような、STUのファンの方にもアットホームな劇場になったらいいなと思います」
岩田陽菜「私はHKTさんの劇場にファンとして行ったことがあって、そのときにメンバーとの近さや、メンバーさんと目が合った気になってすごくうれしく思ったので、私もそんな風に劇場の近さっていう良さもある、そして来てくれたファンのみなさん全員が満足できるような劇場になったらいいなと思っていまして、これからもたくさんメンバーと大切にしていきたいなと思います」
石田千穂「劇場は夢をかなえていく場所だと思うので、大切にしたいし、瀬戸内の名産物とか7県あるから名産物とかをいろいろ置いたりしてもっと瀬戸内の良さを広めていけたらいいな思います」
岡田奈々「名物やおみやげが売ってる売店があるといいですね。揺れなければうれしいですけどね」
――船酔いは大丈夫ですか?
薮下楓「船酔いがすごくて、正直めっちゃ不安です」
瀧野由美子「どうするの? オフィシャルの(エチケット)袋とか(作る)? かわいいのを」
被災した地区に
――西日本豪雨災害の状況を報道などで見て思ったことや、実現するかしないかは別として今後やっていきたいと思うことはありますか?
瀧野由美子「募金活動をいろんなところでしているんですが、引き続きずっと続けていきたいなと思うのと、チャリティーコンサートをしたいなと個人的には思ってて、あとは、復興に時間がかかるところもたくさんあるんですが、逆に被害はないんですけれど観光客の方が減っていたりするところもあるので、そういうところにたくさんの方が来てくださるように、STUとしてもどんどんアピールしていけたらなと思います」
岩田陽菜「この間、矢野帆夏ちゃんというメンバーが広島で被害が大きかったところに行ってお手伝いをしているのをテレビで見て私たちもメンバー全員が大変な目にあっている人たちのために何か役立てることが1つでもあればすぐにでも行って助けてあげられるような、そんなグループになったらいいなと私はすごく思っているので、もし何か困っている方がいたら是非言ってほしいなと思います」
石田千穂「被災した地域の体育館に行って少しでもパワーを届けられたらなと思います」
岡田奈々「AKB48としては誰かのためにプロジェクトで東日本大震災で被災された方々のところに訪問して何度もパフォーマンスさせてもらったんですけど、今度はSTU48もまた別のプロジェクトとして西日本のほうにたくさんパフォーマンスさせてもらってライブができたらいいなと思っています」
――岡田奈々さんは(現在着ている)衣装の襟の色が黒ではないのは?(※県別に色分けされていたギンガムチェックの衣装は黒だったので)
岡田奈々「実は、もともとグリーンだったみたいです。でも私だけ何色でも良いよって言われて、なんとなく青にしたらたまたま兵庫メンバーと同じ色で、私、おばあちゃんが兵庫に住んでたりとか、もともと自分自身が大阪生まれというのがあるので」
薮下楓「え?」
岡田奈々「それ、言ったじゃん」
薮下楓「え? 知らなかったです」
岡田奈々「出生地大阪。出身地は神奈川ですけど」
薮下楓「びっくりした!」
昼公演と夜公演の間には磯貝花音さん、市岡愛弓さん、田中皓子さんが街頭に立ち、西日本豪雨災害により被害に遭われた地域の皆さまへ向けての「がんばろう!瀬戸内」募金活動を行いました。その様子もオフィシャル写真でお届けします。(写真提供:STU、取材:岡田)
【STU48出張公演】
2018年7月16日 大阪・松下IMPホール
2018年7月23、24日 NGT48劇場
2018年7月26、27日 AKB48劇場
2018年7月28、29日 SKE48劇場
2018年8月4日 東京・ニコファーレ
2018年8月17日 NMB48劇場