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どるせん from TPD「センセイのお気に入り」発売記念インタビュー


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Hulu オリジナルドラマ「でぶせん」の主題歌「センセイのお気に入り」を歌っているユニット「どるせん from TPD」の5人(高嶋菜七、上西星来、櫻井紗季、脇あかり、福島満/満子先生)のCDリリースを記念したインタビューを行いました。(2016年9月14日 都内会議室)

ユニット名(どるせん from TPD)の由来はセンセーションを巻き起こすユニットとなるべく「Doll meets Sensation」の読みから「センセー」(先生)をかけていたり、メンバーの名前の頭文字がSensationにかけていたり(Se(Seira)、N(Nana)、Se(Saki)、A(Akari))している、遊び心満載のユニットです。

プロデュース、作詞、作曲、編曲は小西康陽氏。「ピチカートファイヴの」と言ったほうが分かりやすいでしょうか。今回は、ドラマ「でぶせん」に登場している主人公「みっちゃん」こと福島満/満子先生の役をされている森田甘路(もりた・かんろ)さんもメンバーの一人として5人全員に集まってもらってお話をお聞きしました。

ほうきを持って集合写真
左より上西星来、高嶋菜七、森田甘路、櫻井紗季、脇あかり

衣装とキャラ設定

まずは、メンバーのみなさんが着ている制服衣装がカラフルで特徴的だったので、何か意味があるのかと聞いてみると意外に細かなキャラ設定がありました。

――衣装の紹介をお願いします。

★ギャル

高嶋菜七「私はギャルという設定のキャラなんですけど、ギャルはどこかファッション面で外したいんですよね。というわけで、みんながきちんと着ているなかで、よくギャルがやる、カーディガンの上からシャツを裾上げしてます。まあギャルじゃなくてもやると思いますけど、ここをワンポイントとしております。あと、短いネクタイに短めのスカートに特徴があります」

★優等生

上西星来「私は優等生キャラなので、優等生っぽくメガネで、ブレザーをしてシャツも第一ボタンまで締めて、制服の柄が(脇)あかりのベストと一緒だったり、私のネクタイといさき(櫻井紗季)のスカートの柄が同じだったり、お揃いの部分もある制服になってます。シャツも黄色の白玉なんですけど、これもいさきと色違いなんです」

★文科系女子

脇あかり「チャームポイントがベレー帽で、文科系女子です。衣装は、ベストでかわいくてちょっと派手な感じです。ほかのメンバーと一緒だったり柄が似てたりしてるところがポイントです。蝶ネクタイは大きめです」

★令嬢

櫻井紗季「私の設定はお金持ちのご令嬢で、金運MAXな黄色のジャケットが一番の特徴で、全体的にごちゃごちゃせず統一性があって、みんなネイルをしているんですけど、TPDは日頃ネイルはしないので、それもいつもと違う特徴です」

高嶋菜七
ギャル設定の高嶋菜七

上西星来
優等生設定の上西星来

満子先生に直撃!

――満子先生もひとことお願いします。
森田甘路(満子先生)「ネイビーを貴重とした、派手すぎず地味すぎずなコンサバ系となっております。あとはスカートが伸縮するようになってまして、ダンスのときにも足を上げやすくなっております。よろしくお願いします」
――満子さんは何歳の設定なんでしょうか。
森田甘路「23歳ですね」
――先生としてはわりと若いんですね。生徒はわりとやさぐれてる不良という感じなんですか?
森田甘路「そうですね。刃物を持ってたり、熊みたいに大きかったり、入れ墨が入ってたりとか、そんな感じです」
――もともと満が満子になって教師になり、どのように物語が進んでいくんですか?
森田甘路「先生本人の意思とは関係なく、生徒が更生していくんですね。もともと満は樹海に自殺しに行ったら、満子さんの白骨死体を見つけて、その指輪をはめた瞬間、自分の意思とは違う形で先生になってしまって教鞭をふるうんですけど、本人はクラスを何も変えようとはしてないです。そういう不思議なドラマです」
――生徒役の若い男の子や女の子と接してお仕事するのはどんな感じなんですか?
森田甘路「10代が意外といなくて、20歳以上なんです。私の実年齢が30なので、みんな元気ですね。みんなずっとしゃべってますね」
――メンバーのみなさんはドラマを見てどうですか?
脇あかり「刺激的だけど面白いです」
櫻井紗季「ああいうぶっ飛んだドラマをあまり見ることがないので、こういう機会があって見ることができて、すごく面白いです」
高嶋菜七「生徒さんがみっちゃん先生に勘違いしているわけじゃないですか。実は何も考えてなくて、違うものをたまたま拾ってたら守ってたとか、面白いですよね」
上西星来「アクションシーンがかっこいいなと思いました」
――ドラマのことは少し離れますが、今のTPDの4人のみんなと一緒に活動をしていて感じることはどんなことですか?
森田甘路「役者の場合は年が離れてても同じ畑だから、コミュニケーションは取りやすいんですよ。でも、自分にとって『アイドル』ってあこがれの存在なので、同じユニットとして活動することが、自分の中で浮世離れしてて現実味のない感じがしてますね。客観的に自分を見て『すげーな、自分』(笑)って思います。最初はあこがれの目で見てるんですけど、話してみるといい意味で『あ、ふつうの女の子の部分もあるんだな』とは思いました」
――森田さんの『お気に入り』はこの4人の中だと誰なんですか?
森田甘路「それを言うと、いろいろ後々活動しにくくなると思って、みなさんお気に入りって言ってます」

脇あかり
文科系女子設定の脇あかり

櫻井紗季
ご令嬢設定の櫻井紗季

メンバーから見た満子先生

――TPDのみなさんから、森田さんと今回一緒にお仕事するようになって変わってきた印象を。
高嶋菜七「安心感。守ってくれる……何から守ってくれるのかわからないですけど、一緒にいたら大丈夫って思わせてくださるような、座長さんのような印象です」
櫻井紗季「事務所の先輩とユニットを組むということで緊張したんですけど、はじめてレッスン場でお会いしたときに、気さくに話しかけてくださったので、すぐ打ち解けられました」
上西星来「場の雰囲気を温かくしていただいて、1人ずつの撮影で緊張するときも、満子先生の安心感があったら、一緒に頑張れるような方です」
脇あかり「撮影でも結構いじられてたので、それで私たちもリラックスしてできました」
――アイドルと一緒に踊るのは、役でやるにしても大変なことじゃなかったですか?
森田甘路「経験もないので、早く追いつかなきゃなというのがまずあって。だから練習もしました。ただ、カメラが入ったときの彼女たちの様子を見ていると嗅覚というか、経験値というか、この子たちしか持っていないものがあるなと実感しました」
――(メンバーに)森田さんの踊りはどうでしたか?
TPDメンバー一同「キレキレ!」
櫻井紗季「(ダンス)はじめてっておっしゃってたんですけど、聞くまではそう思ってなくて、経験者だと思いました」
――たくさん練習したんですか?
森田甘路「ええ(笑)……夜の公園で」
――ファンの方たちの前で披露するために練習はされますか?
森田甘路「振り起こしを一緒にやったので、大丈夫です」

集合写真

「センセイのお気に入り」の第一印象

――楽曲の第一印象を聞かせてください。
上西星来「東京パフォーマンスドールとは違う曲調の楽曲だなと思ったんですけど、それとともにわくわくする曲だなと思いました。あと、1回聞いたら耳に残るようなメロディがたくさんあって、病みつきになりますね」
櫻井紗季「メロディがキャッチーで、率直に『あ、好きだ、この曲』と思って、何回も仮歌が入っているのをリピートして聞いてて、振りがつくのがすごく楽しみでした」
脇あかり「ひとつひとつの単語が韻を踏んでいるところだったり、聞いたことのあるフレーズだったり、すごく面白いなと思いました」
高嶋菜七「歌詞に目を通したら気になることが多くて、『地球にやさしいエコひいき』のところとか、すごい組み合わせだなと思って、こんなすばらしい歌詞を作るのがすごいなと思いました。曲調も、1回聞いたらリピートしちゃう、中毒になってしまう曲調なので、これを聞いたまわりの友達も、『これ聞いたら次の日も頭から離れなくてさ、口ずさんじゃう』って言ってくれたので、すごくいい曲だし、歌詞だなと思います」
森田甘路「歌詞だけ読んだときの印象と、曲に乗ったときの印象が全然違うんですよね。化け方が違うというか。この歌詞をこういう風に歌うんだ、っていうのは、ここつなげて歌うんだ、って意表をついてくる感じの、予想できない感じが聞いてて心地いいなと思いました」
――森田さんの若い頃の憧れのアイドルは誰なんでしょう。
森田甘路「モー娘。ですね。後藤真希が入ったときですね」
櫻井紗季「私も大好きでした」
森田甘路「『ごまっとう』とかわかる?」
櫻井紗季「よくわからないです。保育園のときでした」

高嶋菜七上西星来
ファッションショーのランウェイをイメージしてキャラ設定に合わせた振り返りの決めポーズをお願いしました。

学園ドラマの思い出“あるある”

――アイドルが学園ドラマに出るのはある意味、王道ですが、印象に残っている学園ドラマを教えてください。
高嶋菜七「再放送でやっていた、『GTO』を学校から帰ってきてからずっと見ていました」
櫻井紗季「堀北真希さんがやっていた『花ざかりの君たちへ』は、ありえない設定で、女の子が男装して入るのを見てて、はらはらしながら楽しんで見てました」
脇あかり「『メイちゃんの執事』が大好きで、あの中に入りたいと思いました」
櫻井紗季「(執事が)一人ほしいよね~(笑)」
上西星来「井上真央さんの『キッズ・ウォー』の力強い女性像にあこがれました」
高嶋菜七「関係ないけど『大好き!五つ子』もよく見てました」
上西星来「な、なつかしい~。あったねえ」
――森田さんは思い出に残っている学園ドラマはありますか?
森田甘路「金八先生ですね。今、活躍している人はあのドラマ出身の人が多くて、自分と同じ年ぐらいの人たちが学生役で出てたので、すごく印象に残ってますね。上戸彩ちゃんのときが印象深かったですね」
櫻井紗季「八乙女光さんが出てたときに私たちが見てたのは再放送だったんですかね」
森田甘路「それは再放送ですね。(役名の)“しゅう”のときは再放送だね。テーマがどんどん重くなってきたときですね」

脇あかり櫻井紗季

メンバーが考える理想の先生像

――タイトルにちなんで理想の先生像をリサーチしたいので教えてください。

★人生経験のある先生

櫻井紗季「先生っていう肩書きは崩してほしくなくて、ふつうの大人よりも人生経験がある人の言葉って重みがあるし、説得力があると思うので、そういう先生に惹かれます。でもそれだけだと固い真面目な先生になっちゃうので、それプラス、生徒の距離感が近い面白い先生がいいです。でも友達みたいな関係にはなりたくなくて、尊敬できる、一番の大人っていうのが理想の先生です」

★無駄話をしない先生

上西星来「授業は大事なところしか言ってほしくないです。無駄話はしてほしくない(笑)。大事な話が終わってからならいいです」
高嶋菜七「たまにいるよね、そういう先生」
上西星来「勉強中にわけがわからなくなるのでやめてほしい」
櫻井紗季「世間話で終わってしまった授業もありましたよ」

★授業のときは怖い先生

脇あかり「授業のときは怖くて、それ以外はやさしい先生がいいです。授業だけでなくてほかのことも話してくれるようなコミュニケーション取ってくれる先生がいいです」

★上に負けない先生

高嶋菜七「本当に信頼できる先生がいいです。先生は表向きは『生徒を大事にしています』『あなたの気持ちをよくわかっています』っていう対応をしてくださるんですけど、結局は上に負けるじゃないですか。校長や教頭や学年主任だったりに押し切られるわけですよ。生徒を守りきれないんですよ。そんな人は嫌です」
――ドラマの見すぎなんじゃないですか?(笑)
櫻井紗季「私もドラマのシーンが浮かんだ(笑)」
高嶋菜七「ドラマを見すぎたというのもあるかもしれないですけど、先生は熱いぐらいでいいと思うんですよ。生徒のこと本当に心の底から『俺の命に代えてまで守ってやる』ぐらいの先生がいいです」
脇あかり「なかなかいないでしょ」

★理不尽な先生

森田甘路「生徒さんを友達みたいに接するのはあんまり良くないのかなと思ったりしてるんですが、先生は理不尽であってほしいんですよね。生徒から見たら最初の社会じゃないですか。次の社会に出るために理不尽であってほしいんですよね。

 生徒に合わせるんじゃなくて、先生は『オレはオレだから、ついてこい。言うこと聞かなきゃゲンコツだぞ』みたいな理不尽さがあってほしいですね。生徒は生徒で対策も立てるんですよ。最初の社会に出る前の訓練として教えてくれるような先生がいいですね」

脇あかり

「センセイのお気に入り」おすすめポイント

――最後にもう一度「センセイのお気に入り」おすすめポイントのアピールをお願いします。
森田甘路「異色のユニットということで、こういう女装した男が歌って踊っているのははじめて見ると思うんですね。でも意外と溶け込んでいるみたいで、ぜひ、遠目で見ていただけると(笑)。あんまり近くで見ると堪えられないものがあるかもしれません(笑)」
櫻井紗季「TPDとして新しいことに挑戦したいという気持ちがあったときにいただいたお話だったので、すごく光栄だし、にぎやかで騒げる曲なので、カラオケでもみんなが盛り上がる曲として、たくさんの方に好きになってもらえたらなと思います」
上西星来「この曲はポップで歌詞の中のフレーズを解釈するのもすごく楽しいと思うので、わくわくしながら楽しみながら聞いていただきたいなと思うのと、東京パフォーマンスではあまりやっていないメガネだったり制服っぽい衣装だったりネイルを塗ってみたりとチャレンジしているので、そういうところも見ていただければなと思います」
脇あかり「テレビやドラマを見ている人は、『この曲聞いたことある』と思う人がいると思うんので、ぜひチェックしていただきたいなと思うのと、新しいことに挑戦しているので、頑張りたいなと思います」
高嶋菜七「歌っている1人1人それぞれキャラクターがついているので、いつもとはまた違った表現の仕方やアピールができると思いますし、新しい自分たちをほかの方に見ていただくチャンスだと思うので、それを全面的に出していって、次の展開につなげられるようにしていけたらいいなと思います」

楽曲を聞いていると、歌詞の遊びだけでなく、アレンジ面でもいろいろな遊びが施されているようです。ざっと聞いたところでは、「アジアの純真」や「ボヘミアン・ラプソディ」を思い出させるアレンジがあったりして、ほかにもいろいろ見つけられそうな楽曲です。

ドラマのほうは、Huluに加入すれば全話見ることができます。今回インタビューしたTPDの4人も第5話に出演しました。(撮影・取材 岡田)

発売記念イベントの様子(おまけ)

9月21日に発売記念イベントが行われ、SHOWROOMでも配信されました。ゲストにはコスプレイヤーの五木あきらさんも登場。リピーターファンにはおなじみの“Sさん”がT.M. Revolutionっぽい格好で「S.M. Revolution」として登場したときはメンバーもドン引き(笑)でした。そしてトークの中で満子先生(森田甘路さん)が「二葉推し」ということが判明して騒然(最後の写真)。とても楽しいイベントでした。オフィシャル写真でその様子をこのインタビューのおまけとしてお楽しみください。

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