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亀井絵里のパンドラの箱

written by 上木憲文

  Last Updated: 2003/12/28
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モー娘。6期生コラムは、道重さゆみ、藤本美貴、田中れいなと書いて、亀井絵里が残っていました。12月ということで、2003年の私のコラムは、亀井絵里で締めようと思います。

速報版の価値

本題に入る前に、11月16日、22日に行われた「SPORTS FESTIVAL」の速報版(12月1日発行、産業経済新聞社)について、簡単に触れておきます。

「完全版を高く売るために、校正なしで発行した」、と考えれば腹も立ちませんが、ひどい間違いが散見されます。

ご愛嬌のレベル、例えば、キッズの学年が違っているとか、メロン記念日の解説文の年が違っているとか、柴田あゆみが村田めぐみよりも年上になっている、というのは許容の範囲ですが、容認しがたい間違いもあります。

  1. キッズの写真と名前が違うケースが何件かあった。特に、86ページは酷い。
  2. 熊井友理奈が「友里奈」表記になっている。
  3. 菅谷梨沙子の所属が、「ZYX」となっている。

概して、モー娘。関係は間違っていませんが、キッズ関係は、ボロボロ状態で、「キッズにやさしい事務所」の面目はまるつぶれ、イメージダウンです。本来は、回収して改訂版を出すべきでしょう。

  1. は校正さえしていれば、簡単に防げたはずです。
  2. は事務所からの資料が間違っていた可能性があります。名前も学年も違っているので。
  3. は100%間違いではありませんが……矢口真里が抜けた後に、菅谷梨沙子が入る予定になっていて、その情報が間違って流出した、と考えれば……話が面白くなります。

間違いだらけではありますが、冒頭の「ハロプロの歴史」、特にユニットの説明は丁寧で、この部分だけでも800円の価値は十分あります。

それに、女の子のフェスティバルということで、広告も表4(裏表紙)が松浦亜弥のEPSONプリンター、表3が天倉繭・天倉澪(あまくらまゆ・みお)姉妹のゲームソフト『零~紅い蝶~』、というこだわりも気に入っています。

つんく♂さんの英断

6期生がモー娘。に合流して半年以上が過ぎました。田中れいなは「シャボン玉」や「あぁ!」で存在感をアピールし、道重さゆみは「Mの黙示録」で活躍しています。う~ん、亀井絵里はどうした?

田中、道重に較べると、亀井絵里の活躍は、目立ちません。普通ならば、「ダメ亀」とか、「6期の落ちこぼれ」とか言われそうなものですが、今のところ、そうした亀井批判は耳にしていません。

これが5期生ならば、ボロクソに言われそうですが、この違いはなぜなのでしょうか?

1. ファン自体の絶対数が少ないので、対立軸が形成されていない。
2. 意外と盲点になっていて気付かれていない。
3. 赤点、紺野あさ美で懲りたので、早急な評価を避けている。
4. 実は、凄い才能の持ち主らしい、という噂話を耳にしている。
5. 6期生のファン同士お互いに仲がいい。

こんな理由が考えられます。

亀井絵里の合格に関しては、コラム「道重さゆみの身長」でも触れたように、さしたる問題はありません。ルックス的にもマルですし、性格的もユニット向きです。この夏頃まではそう信じていました。

いまはどうかといいますと、つんく♂さんはよく取った、に変わっています。

なぜかというと、亀井絵里の思考回路はかなり異常で、脈絡がなく、支離滅裂状態(自己チューとも違う)のときがままあります。

しかも、この年代特有の自己嫌悪感が強く、夢を売る仕事とは相容れない世界を亀井絵里は抱えています。しかも、そんな状態が6期オーディションの前から現在まで続いているようです。

内面まで踏み込んでいたら、怖くて亀井絵里は取れなかった気がします。最近、周囲もそのことに気づき始めたのかもしれませんが、亀井絵里の扱いはまるで、はれ物にでも触れるような扱い方になっています。

それは2年前、紺野あさ美が怪我をした後の扱われ方に似ています。もともと、紺野と亀井のキャラはかぶっているから、「特別待遇」も同じ、というのはチョットですが……。

パンドラの箱を開けると……。

週刊誌レベルでは、モー娘。解散説が流れたりしていますが、仮に解散になったとしても、亀井絵里が仕事に困るようなことはないと思われます。

誰も気づいていないようですが、亀井絵里はアダルトビデオの世界に転身すれば、スーパーアイドルになれる逸材です。

唇がHっぽいとか、腰つきがいやらしいとか、脱ぐとかなりの巨乳(AV=巨乳、という先入観は間違いですが)、という印象はないのですが、言葉では表現しにくい独特の雰囲気というか匂いが漂っています。

それは、笠木忍(かさぎしのぶ)、あるいは、もう少しマニアックな世界でいいなら、倉本安奈(くらもとあんな)あたりと同種の匂いを感じます。

一般論として、セクシー系=AVと考えると、「ROMANS」のメンバーが脳裏をよぎります。確かに、石川梨華や里田まいのほうが、亀井絵里よりは「色っぽい」のですが、だからといって、AV女優向きだ!とはなりません。

その違いを説明するのは難しいのですが、「常識という仮面を脱ぎ捨てて、別次元の世界に足を踏み入れるだけの勇気」、あるいは、「自分のいる世界が唯一信じる事が出来る、と言い切れる強い意志」の有無、とでも言えばいいのでしょうか。

亀井絵里の笑顔の下にある、異常感覚の世界を密かに楽しんでいます。それを本当に開花させるには、あと3年待たなければなりませんが、モー娘。のリーダーを目指すよりも(グループがいつまで続くか分かりません)、AV界のスーパーアイドルを目指したほうが、より現実的な気がします。

そうは言っても、モー娘。の解散は当分ないか。

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【満足度】 4
【コメント】そもそもモーニング娘がAVに転進したら、どのメンバーも超スーパーAVアイドルになりますよ。だから亀井だけというのはおかしい。飛躍しすぎ。
【ペンネーム】(未入力)

■詳しくは、亀さんが18歳になったら書くかもしれませんが、風俗に詳しい人間だったら、誰でも気が付く才能、というか素質を亀さんは、持っています。だから、絶叫マシンにあまり亀井を乗せないのも、そうした素質をばらしたくない為、と思っています。この先は、コラムで。(上木)