2004年8月前半もハロプロ関係は、なにかと話題が豊富でした。今回はそれらの話題についての感想を述べてみたいと思います。
乙女パスタに、つい感動
2004年8月1日、代々木体育館で行われたハロプロ・コンサート「~夏のドーン!~」に行ってきました。この日をもって辻希美・加護亜依がモー娘。から卒業するというのに、二人の印象が私の脳裏には残りませんでした。
現役の中学生にセーラー服を着せて、「乙女パスタに感動」を歌わせる反則ワザが飛び出しては勝負あった、です。
梅田えりか、矢島舞美、村上愛、鈴木愛理の4人による「乙女パスタに感動」が、この夏のコンサートの話題で、評判も良かったし、4人の可能性を示した点でも評価できます。「二人ゴト~○○とあなた~」で4人のレッスン風景が流れていましたが、これは明らかに蛇足です。
4人のステージを観ていて思ったのですが、「キッズ」という言葉は止めにして、「ハロプロ・ジュニア」といった、違う名称を考えてもいい時期にきているのではないでしょうか。
神宮外苑花火大会
2004年8月8日、Berryz工房・W・松浦亜弥のコンサートが、国立競技場で行われました。Berryz工房・Wは普通でしたが、45分間の松浦亜弥コンサートはチョット異質でした。
花火大会のイベントですから、最近の曲2~3曲と、アルバム曲から数曲歌っておしまい、でいいはずですが、ヒットしたシングル曲ばかり、「LOVE涙色」「Yeah!めっちゃホリディ」「The美学」まで歌った松浦亜弥には、このイベントに賭ける想いが感じられました。
松浦亜弥ウォッチャーでないのでよくわかりませんが、そんなにせっぱつまった状況なのでしょうか?
エネルギー保存の法則ではないですが、一般的にファンは芸能事務所に付いていて、外部には流出しないものと考えられています。松浦亜弥のファンが減少しても、その分、Berryz工房やW、あるいは、安倍なつみ、後藤真希にファンが流れれば、問題ないわけですが、現実には、松浦亜弥から去ったファンは、上戸彩、大塚愛、平原綾香に流れたようです。
こういうときは、新曲を出さないで様子を見るのが常套手段なのですが、お家の事情なのか、松浦亜弥は火中のクリを拾い続けています。
三好絵梨香の「美勇伝」
2004年8月9日深夜、石川梨華・三好絵梨香・岡田唯の三人による新ユニット、「美勇伝」結成のニュースが流れました。世間では、石川梨華のユニットと宣伝されていますが、確実にそう呼ぶには、2曲目がリリースされてからの話です。
石川梨華には「エコモニ。」という十分商売になるユニットがありますから、今更「美勇伝」と心中させるとも思えません。
1年前にも、「ROMANS」という石川梨華が参加したユニットがありましたが、つんく♂さんは日本人が新しもの好き、ということを知っていて、次々と1曲限りのユニットを作っているようにみえます。
三好絵梨香は昨春募集があった、「ハロプロ新ユニットオーディション」の合格者で、2003年10月5日の「ハロモ二。」内で紹介されています。1年以内にデビューさせる、という条件でも付いていたのでしょうか、何となく唐突な感じを受けますし、必然性にも疑問が残ります。
キッズのリーク疑惑
情報化社会における情報開示のタイミングは、早くても遅くても問題になります。ここ8ヶ月ほど、キッズAのファンサイトが気になっています。なぜAなのかといいますと、15名しかいないキッズのイニシャルを、MとかOとかKにすれば個人名が特定されますし、4名いるSにしても個性の違いから特定される可能性がありますので。
Aのファンサイトは情報が早いことで有名です。公式発表よりも数日、ときには1週間以上前から、Aの活動情報を流しています。しかも、希望とか推測情報ではなく、裏を取った(真偽の確認をすませた)情報、という印象を受けます。そこから、事務所の人間の関与、またはキッズ本人のリーク疑惑が浮上してきます。
事務所内の情報をリークされても、監督不行き届きで済まされますが、第三者が絡んだ情報をリークされると大問題に発展しかねません。現実にテレビ出演に絡んだ情報が完全にリークされた事がありましたし、常識的には、キッズ本人しか知りえない情報も洩れています。
今の時代ですから、盗聴もありだし、と言い出せばキリがありませんが、Aに関しては事務所情報より、ファンサイト情報が確実に早い、でいいのか?事務所も弱味があって黙認なのだろうか?
ゴロッキーズの人気順
前回のコラム「石川梨華の卒業とモー娘。の解散問題」の続編になりますが、CDが出ている場合は売り上げ枚数の比較によって人気が推定できますが、CDが出ていないケース、例えばモー娘。の5期生6期生の人気順なんてわかりますか?
人気投票をすれば誰でも簡単に判ることですが、投票総数が100とか200では、正確な結果は求められません。
内閣支持率などのアンケート数字を見ていると、2000人程度に依頼して有効回答が1200前後の数字を使っています。ですから最低でもそのくらいの数字が必要といえます。
5期生・6期生の名前がタイトルに入った私のコラムは、全部で12本あります。その中から、各人トップのコラム8本を選んで比較すれば人気順が判ります。8本に対するアクセス数は月間で1万弱なので信頼できそうです。
現在の人気順は、5期生が紺野あさ美、高橋愛、小川麻琴、新垣里沙、6期生が道重さゆみ、田中れいな、亀井絵里、藤本美貴となっています。で、5期生と6期生の比較をすると、紺野と亀井が接戦、藤本は高橋の上となっていて、6期生人気の根強さを裏付けています。
道重のコラムには「西田奈津美」という強力キーワードが入っているとか、私の愛情が微妙にコラムに反映している、といった批判が出そうですが、とりあえず誤差範囲とみてください。
5期生は紛れがなさそうです。6期生の道重、田中、亀井は接戦ですが、個人ファンというよりも3人のファンが多いみたいで、藤本とはかなり差が開いています。
6人のBerryz工房
2004年8月15日、神奈川県民ホールで行われたコンサート、「Wスタンバイ!ダブルユー&ベリーズ工房」の夜の部に行ってきました。なんとなく、「W+Berryz工房」で紅白狙い、の匂いがしているので。
6人のBerryz工房なんてめったに見られないし、清水キャプテンの涙もなかなか見られない貴重な体験でしたが、8人のBerryz工房が観たかったです。このコンサートツアーが始まったときから、嗣永桃子の体調は良くなかったようですが、菅谷梨沙子の体調不良は初耳です。
ここでは、法律的な話をします。Berryz工房のメインの二人、嗣永桃子と菅谷梨沙子が欠席しても、払い戻しにはなりません。仮に、開演前から判っていても。払い戻し、あるいは公演中止になるケースは、Wのどちらかと、嗣永・菅谷・夏焼の欠席が開演前に決まっていた場合でもどうか、という程度です。明確な基準はなく、主催者の判断に委ねられています。
もちろん、道義的な問題は残ります。体調管理の問題は別にしても、体調不良は十分予見できたわけですから、代役をたてなかったことの責任は残ります。それ以前として、ステージに立つからには、途中で「今日は体調が悪いのでヤーメタ」は、なしにしてもらいたいです。
それにしても、Berryz工房がステージに出てくるたびに人数の確認が必要というのも凄いユニットです。残った6人は、夏焼雅を含めて元気でした。やはり芸能界、基本はルックスよりも体力です。
【満足度】 5
【コメント】村上愛最高!!
【ペンネーム】 ファンタジア