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次も7期生オーディション?

written by 上木憲文

  Last Updated: 2005/01/27
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該当者なしで終了した7期生オーディションですが、次のモー娘。オーディションは、何期生オーディションになるのでしょうか。そんなこと考えませんか?

最後に顔を出す地域性

今回のオーディションは、2次審査までは問題がなかったと思われます。それなりにボーカリストを捜している姿勢がみえましたが、3次審査でこけた気がします。

3次審査には北海道から1名、東北から2名、近畿から3名が残りましたが、本当に上から順に6名だったのでしょうか。現在のモー娘。の出身地を調べれば分かりますが、この結果は、明らかに地域性を重視したもので、実力とは無関係のように思われます。

東北から合格者が出たら、「楽天に身売りしたモー娘。」と書くつもりでしたが、あのレベルでは、さすがに取れなかったみたいです。

個人的には、近畿地区の小部屋未央、九州地区の本島愛子、梅田彩佳、北海道地区の国分亜美の4名による合宿で十分と思っていました。

九州地区から一人も3次合格者を出さなかったのは、「九州は田中れいな一人で十分、新規のモー娘。は不要」、と宣言しているようなもので、後味の悪い結果でした。

それにしても、東京、名古屋、岡山の結果は酷いもので、単純に応募者の問題なのか、審査に問題があったのか、両方だったのか分かりません。ただ、あのレベルでは、「合格者を出したくなかったので、Bクラスを取った」、と揶揄されても仕方ありません。

まあ、今回のオーディションは、長谷川里紗が取れなかった時点で終了していた、というのがつんく♂さんの本音なのかもしれません。

後出しジャンケン

オーディションの期間中(結果が発表になるまで)は、個人名を出さない方針なので前回のコラムでは触れませんでしたが、お気に入りは国分亜美でした。

キャラ的に紺野あさ美とかぶるという問題はありますが、6名の中では一番モー娘。に近い雰囲気、匂いを持っていた気がします。ですから、ネット上の人気投票でもダントツでした。

そうした問題とは別に、モー娘。は1期生から6期生まで(2期生は不明なので除く)最終審査に残った最年少者は合格する、というジンクス、データがあります。ですから、今回も小部屋未央か国分亜美のどちらかは合格するはずで、この2人が×ならば該当者なしになります。

ユニットの構成上できる限り若い子を入れたいと思うのは当然で、例えば、いきなり19歳の白井未央が一人だけモー娘。に入ってきたら、5期生や6期生は対応に戸惑うはずです。

ですから、モー娘。のオーディションは、最終審査に残った最年少の子が頑張らない限り、それよりも年上の子の合格は難しいのです。

次のオーディション

今回、全国規模でオーディションを行って見つからなかったわけですから、条件を変更するか、発想を変える必要があります。

なぜ中3以上としたのか理解できませんが、取る、取らないは別にして、中1まで下げてもよかったと思います。1期生、4期生、5期生、6期生すべて中1からも取っているわけですから、中1、中2を除外する理由がわかりません。

この4月から、モー娘。全員が高校生以上になるので、中学生では困るというなら、高校生限定、あるいは高1限定で行なえば、つんく♂さんの熱意が伝わる気がします。

それにしても、手の早いエイベックス、ソニー、オスカーの情報網をかいくぐって、歌唱力があり、ルックスも強い、エース級の子を捜そうというのですから、見つけるのは至難の業です。しかも、落とした6名との比較でも、ファンを納得させなくてはなりませんから、敷居は高いと思います。

話が横道にそれますが、一部ではモー娘。10人で頑張ればいいじゃん、という意見がありますが、モー娘。は「新しい血」を注入する事で進化してきたわけで、10人が頑張る、頑張らないとは次元の違う話です。

つんく♂さんは、口に出してはいませんが、石川梨華の卒業までにはエースを入れたかったのだと思います。逆にいうと、エースが入らなければ、卒業出来ないことになりますが……。

みうなと矢島舞美

オーディションが無理なら、身内から捜すしかないのですが、そういう発想がつんく♂さんにはなかったみたいです。ハロプロはプロ野球のジャイアンツと一緒で、宝の持ち腐れを一向に気にしないところがあります。

ルックスならエース級のみうなとか、キッズの中で人気が高い矢島舞美に目が向かないのが不思議、というよりも盲点になっている気がします。

17歳のみうななら7期生として文句なく使えますし、この4月から中2になる矢島舞美の新鮮さは、昨年夏の「乙女パスタに感動」で証明済みです。みうなの代わりは、後浦なつみの誰かに務めてもらえば、カントリー娘。も安泰です。

人気が高い割に仕事量が少ない矢島舞美ですが、どうしてなんでしょう。1期生の福田明日香、4期生の辻希美、加護亜依、5期生の新垣里沙、6期生の道重さゆみ、田中れいな、みんな中1のときからバリバリ仕事をしていました。

ヲタの世界になりますが……矢島ちゃんは若女将(高級旅館の娘という噂)になるまでの腰掛けなので事務所も二の足を踏んでいる、ムニャムニャムニャ……案外、正鵠なのかもしれません。

つんく♂さんは、「ラッキー7オーディション」以上のネーミングを、すでに考えていることでしょう。

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