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℃-ute代表・有原栞菜、さるの刻~とりの刻に巻き返しを誓います。

written by スクエアダンス

  Last Updated: 2007/05/03
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Hello!Project(ハロプロ)の最年少ユニット・『℃-ute』(キュート)のメジャーデビューシングル「桜チラリ」が、2007年3月5日付けオリコンシングルチャートで、初登場第5位となりました。ちなみに、女性アイドルグループの1stシングルとしては史上初の初登場TOP5入りとのことです(再デビューなどは除く)。

cover 桜チラリ(℃-ute)
アップフロントワークス(ゼティマ)
1,050円(税込)
2007年2月21日発売

そして『℃-uteは』、

  • 「℃-uteデビュー単独コンサート2007春~始まったよ!キューティーショー」(2007年2月24~25日、東京・日本青年館)
  • 「Cutie Circuit 2007~桜チラリ~(℃-uteデビューシングル発売記念イベント)」(2007年3月10日、東京・日本青年館、他福岡・大阪・名古屋・札幌)
  • 「℃-uteコンサートツアー2007春 ~ゴールデン初デート~」(2007年4月21~22日、東京厚生年金会館、他名古屋・大阪)

と、3か月連続のコンサートorイベントを開催するとともに、2ndミニアルバムをリリースしています。

cover 2mini~生きるという力~(℃-ute)
アップフロントワークス(ゼティマ)
2,100円(税込)
2007年4月18日発売

この2ndミニアルバムの曲目構成は、

  1. 「That's the POWER」(℃-ute)
  2. 「僕らの輝き」(梅田えりか・岡井千聖・有原栞菜)
  3. 「ディスコ クイーン」(中島早貴・萩原舞)
  4. 「通学ベクトル」(鈴木愛理)
  5. 「夏DOKIリップスティック」(矢島舞美)

となっていて、メンバーのソロorデュエットorトリオの曲を聴くことができます。

現時点の℃-ute内序列をつけてみた

私は、もちろん℃-uteの大ファンを自認していますから、上記の3か月連続のコンサートorイベントを大いに堪能しています。一方で、職業柄、歌謡教室やオーディションなどで個人を採点することが多いため、プロの子に対しても、全く同じ感覚で評価作業を行っていることがあります。

今回は、思い切って、私・スクエアダンスの頭の中にある、℃-uteのメンバーの現時点でのグループ内の序列を「席次」で表したいと思います。

あくまでも私の独断的な「席次」ですので、結果に不満を持たれる方も多いことでしょう。しかし、ファンが個々の芸能人に対して抱くイメージは千差万別であるということを考慮していただき、ぜひ寛大になってくださるようお願いします。

【席次1】鈴木愛理

『℃-ute』がこれほどまでにメジャーなアイドルグループになれた理由は、考えればいくつでも挙げることは可能ですが、私は単純明快に、「℃-uteに鈴木愛理がいるから」と答えたいと思います。

7キッズ(非ベリ)の時代から、素敵な『℃-ute』というグループ名をもらい喜んだけれども、オリジナル曲がない状況が長く続きました。それでも「鈴木愛理ほどの天才少女がいるグループが、マイナーなまま終わるはずがない」という反骨精神を持って、ファンも(私も)、℃-uteの他のメンバーも、愛理ちゃん自身(内心)も、事務所も考えてきました。

昔は「℃-ute=鈴木愛理と村上愛の2トップ」、今でも「℃-ute=鈴木愛理のワンマンチーム」という陰口を言う人がいますが、彼女がこの1年で増やしたファンの数を考えると、その言葉も受け入れないといけない。カリスマってそんなものなのかなと、今になって思います。

【席次2】矢島舞美

有原栞菜が『℃-ute』に加入した時期に、それまでいなかった「リーダー」になった矢島舞美。彼女のリーダーシップは℃-uteの7人(当初8人)全員に浸透して、今のアットホームな雰囲気を作る原動力になっています。

当初私は村上愛リーダー推進派だったのですが、まさか村上愛の方が脱退することになるとは……。それでも「矢島はリーダーよりもプレーヤー向き」だと今でも思っています。「まっさらブルージーンズ」のサビ(聴かせどころ)では、高音の音域が格段に拡がりました。「夏DOKIリップスティック」の全力投球のステージングは、スポーツイベントを見ているぐらいに迫力満点、汗が似合うアイドルって希少価値だと思いませんか。

【席次3】中島早貴

村上愛の脱退後に、最も意識・行動共に変化があったのが、中島早貴だと考えます。気がつけば、7人グループで3番目の年長者(実際は有原栞菜の方が年長ですが、有原は後輩)になってるし、「これ(村上脱退)って、もしかして私にとって、大チャンスなのかも」と気づいたことが大きい。コラム「村上愛の幻影に支えられて℃-uteはまた走り出した」を読んでいても、実践できるかどうかは別問題のはずなのに、村上愛が得意としていた「司会業」をちゃっかり、「なっきぃの専売特許」にしてしまった君は偉いです。

また「ディスコ クイーン」という運命的な名曲に出会い、キッズ系(℃-ute、Berryz工房)で「ダンスNo.1は中島早貴ちゃん」というのが定着しましたね。

【席次4】萩原舞

『キューティーガールズ』(鈴木愛理・岡井千聖・萩原舞)の「小学生コント(現在は小中学生コント)」は、『℃-ute』のコンサートorイベントでは、定番コーナーになっています。3人のうち、どの子が功績者なのかは意見が別れますが、今年も小学生の「ハギティ」においしいことは事実です。

℃-uteは、新高1が2人、中2が2人、中1が2人、小6が1人という学年構成ですから、テレビ出演でも萩原舞はひっぱりだこで、フジテレビ系『HEY! HEY! HEY!』(2007年3月5日放送)でのモーニング娘。に憧れて芸能界入りした話や、TBS系『とくばん』(2007年3月22日放送)での体重が28kgだという証言は、ダウンタウンや石橋貴さんに、うまく食いつかれていました。

【席次5】梅田えりか

昨年の「Cutie Circuit 2006」の最中に、自己紹介のとき、口癖のように「『クールビューティー』な女を目指す」と話していた梅田えりか。私は正直「ますます梅さんが人気出るのは先かな」と思って聞いていましたが、結果的には今年になってから「かっこいい梅さん」が人気急上昇しました。

今までは子供ユニットに見向きもしなかった『絵流田4丁目の人々』(エルダー好きな人)が、やじうめ(矢島舞美&梅田えりか)を見に、℃-uteの現場にどっと参戦。一気に℃-uteの客層が拡がった功績は大きいです。

【席次6】岡井千聖

あれだけボーイッシュでやんちゃだった、岡井千聖が、昨年あたりから急に女の子らしくなってきました。もともとからの岡井ファンにとっては、「岡井少年」と「千聖ちゃん」が両方見れるようになり、幅が広がって満足だと思います。

ところが、新しい℃-uteのファンにとっては、現状の岡井は少し中途半端に映るんだと思います。女の子らしい子が好きなファンは、愛理やなっきーに行っちゃう。よくよく岡井の芸風(人間味)を知ってもらうまでには時間が必要だし……。でも、きっかけが見つかった。「僕らの輝き」の岡井千聖の歌唱力は何者なんだ!

【席次7】有原栞菜

昨年の新春に、「℃-uteのスーパールーキー」として新加入した有原栞菜。一時の飛ぶ鳥の勢いは、全く影をひそめ、長期低迷モードに突入している感があります。

「身長152cm対決」ネタの相手の村上愛が脱退、先輩とはいえ同学年・同系統の中島早貴の人気がうなぎのぼりになるなど、周りの環境まで味方をしてくれません。ダンス能力は結構高いのですが、持久力に難があるのでしょう。コンサートの後半にキレがかなり鈍ります。「笑いのツボが浅い」喜怒哀楽の激しさが、コンサートではマイナスになって、表情のつらさを感じてしまいます。

いきなり、有原ファンと栞菜本人を怒らせる結果になって申し訳ありません。全く悪意はありませんので……。というより、私個人の℃-uteでの2推しメンバーが、他でもない有原栞菜ちゃんですから、かなり自己矛盾をおこしています。

今回の「席次」はあくまでも、℃-ute内序列=相対評価です。それだけ現時点の℃-uteは勢いがあって、個々のメンバーのレベルが高いグループだと言いたいのです。

古巣のエッグ公演で、負けるな有原栞菜

来たる5月13日に、とても重要なコンサートがあります。

第一回 ハロー!プロジェクト新人公演 さるの刻・とりの刻
日時 2007年5月13日(日)
さるの刻公演  開場15:00 開演16:00
とりの刻公演  開場18:00 開演19:00
場所 東京・渋谷C.C.Lemonホール(http://www.shibuko.com/)
出演者 ハロプロエッグ、THE ポッシボー、有原栞菜(℃-ute)、光井愛佳、ジュンジュン、リンリン(以上モーニング娘。)

ハロプロエッグにとっては、待望の自分たちが主役の(=マイクが持てる)コンサートです。メンバーによっては、こんな機会をどれだけ待ちわびたことでしょう。

すでにCDデビューしている、『THE ポッシボー』(秋山ゆりか、橋本愛奈、諸塚香奈実、岡田ロビン翔子、大瀬楓、後藤夕貴)も相当気合いが入っているはずです。

モーニング娘。の8期生メンバーの3人のうち、光井愛佳はすでに新曲を2曲リリースし、コンサートツアーもこなしています。中国からきたジュンジュン、リンリンにとっては、5月6日(さいたまスーパーアリーナ)での初お披露目に引き続いての公演となります。(リンリンは、ハロプロエッグの留学生として2007年1月のハロコンに出場しています)

そして、有原栞菜は、ハロプロエッグから『℃-ute』に鳴り物入りで加入し、話題となりました。今回の出場者の中では、最も歌の経験が豊富なメンバーといえるわけで、この新人公演(私は、通称『エッグ公演』と呼んでいますが)で、注目の一人となります。

すでにセットリストが公開されており、期待が高まってきますね。

私は、全員をくまなく見るつもりで臨む気構えですが、特に注目しているメンバーを5人ピックアップしておきます。

[1] 森咲樹

ハロプロの現中学2年生は、キッズ出身者・エッグ出身者ともにルックスに強いメンバーばかりで、私はひそかに「ハロプロ黄金世代」と呼んでいます。モリサキの強みは、容姿に似合わず、振り付けが派手目で目立つことで、特に、「全員」が出演して同じ振り付けをする、いわゆる課題曲では、周りの子が全く目立たず、モリサキに目が行ってしまう魔力を持ち合わせています。個人的には、この子が本命と考えています。

[2] 岡田ロビン翔子

『THE ポッシボー』の中で、絶大な人気を誇るハーフ系のアイドルです。2005年12月ミュージカル「34丁目の奇跡」にスーザン役で出演して以来、常にハロプロエッグの人気メンバーでしたが、その後2006年10月に『THE ポッシボー』に新加入。『THE ポッシボー』をそれまでの色物ユニットから、正統派アイドルグループに変貌させてしまいました。今回の出演者の中では人気(声援)ではナンバー1だと思います。

[3] 有原栞菜

「Yeah!めっちゃホリディ」・「ぴったりしたいX'mas!」共に、光井愛佳と一緒に歌うんですね。相手に不足無し!! これは燃えますね。ダンスでは、光井を圧倒して当然ですが、栞菜ちゃんの課題は「歌」ですからね。光井の歌はテレビの歌番組でしか聴いたことがないのですが、良い声質をしている印象があります。まあ、普段一緒にやってる℃-uteのメンバーよりは、楽な相手なんだから、気合いを入れ直して実力発揮してください。負けるな、かんな。

[4] 古川小夏

森咲樹と同様に『ともいき・木を植えたい』メンバーとしても活動していますが、今回の公演では、こなっちゃんのダンスに大注目です。小学生からずっとダンスを習っている本格派で、ハロプロエッグのダンス能力の高さを体感する絶好のチャンスでしょう。「さるの刻」公演では「ちょこっとLOVE」で、「とりの刻」公演では「ミニ。ストロベリ~パイ」でダンス出演するんですね。課題曲含めて「違い」を見せてもらいましょう。

[5] 湯徳歩美

またまた『ともいき・木を植えたい』で、こちらは前述の「ハロプロ黄金世代」となります。2006年11月Berryz工房の時代劇「江戸から着信!?」に出演して、俄然注目している子です。さきほどの古川小夏と全く同じ曲目なんですね。ダンスでは勝負にならないでしょうから、ぜひ、あびちゃんは歌で魅せてもらいたいと思っています。

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