Berryz工房の「スッペシャル ジェネレ~ション」、通称「スぺジェネ」は、2005年3月30日に発売された、Berryz工房6曲目のシングル曲です。
NHKの紅白で歌われなかったことが不思議なくらい、大事な場面では必ず歌われる楽曲ですが、今回は、この2週間で3回耳にした「スペジェネ」にまつわる問題に触れようとおもいます。
余計なこと
1月2日から1月20日まで行われたコンサート、「Hello!Project 2008 Winter~ワンダフルハーツ年中夢求~」の中で、Berryz工房と℃-uteのメンバー14人全員で歌われました。
最上段のステージにBerryz工房の4人、嗣永桃子・夏焼雅・熊井友理奈・菅谷梨沙子。真ん中のステージに、Berryz工房の清水佐紀・徳永千奈美・須藤茉麻と、℃-uteの梅田えりか・岡井千聖・有原栞菜の6人。最前列に℃-uteの矢島舞美・中島早貴・鈴木愛理・萩原舞という組み合わせでした。
熊井ちゃんが、舞ちゃんに優しかった、というヲタ話が飛んでしまうくらい、℃-uteファンに衝撃が走った瞬間でした。厳密には、メンバーにも、と付け加える必要があるのかもしれません。
世間一般には何のことなのか理解できないかもしれませんが、「スペジェネ」の立ち位置は評価順に直結している、というのがヲタ常識となっています。単に、4人と3人に分かれて歌っていると思われがちですが、どっちに入るのかで、雲泥の差となります。
つまり、「スペジェネ」を歌うということは、メンバーのランク付けを行う、ということを意味しています。
Berryz工房はデビュー当初から、44システム、つまり前4人、後ろ4人(石村舞波を含む)でしたので、問題ないのですが、℃-uteは25システム、矢島・鈴木以外は同列、という思い込みがありました。おそらく、ファンのみならず、メンバー同士でも。
そうした思い込みに終止符を打ったのが、今回の「スペジェネ」でした。この事務所、結構過激なことを考えつきます。
無難に済ませるなら、℃-uteだけ最前列に7人並べてもよかったはずです。Berryz工房とはシステムが違うのですから、このタイミングで、4人と3人に分ける意図が理解できません。
おかげで、4人に入ったファンは狂喜乱舞、3人に入ったファンは意気消沈、再起不能状態になってしまいました。合同コンサートを控えて、まったく余計なことをしたものです。しかも、これだけでは終わらず、これにはまだ続きがあるのです。(2008年1月20日 大阪厚生年金会館・夜公演に参加)
ハロコンの衝撃
1月26日27日、横浜アリーナで行われた、「Hello!Project 2008 Winter~決定!ハロ☆プロアワード'08~」通称「ハロコン」でも、「スペジェネ」は歌われました。
このDVDは次のような理由で欲しいと思っています。
- 久住小春と夏焼雅の区別がつかなかった(情けない話ですが)ので。
- 安倍なつみのソロ曲のとき、私がバックに映っている可能性があるので。
- 「都会っ子 純情」をじっくり聴きたいので。
- 「スペジェネ」をきちんと見ていなかったし、それ以降の記憶が飛んでいるので。
2. だけ説明をしますと、座席が回廊とか周回通路とか言われている場所の最前列だったので、なっちが歌っていたとき、晒された可能性があります。
上で書いている通り、珍しく「スペジェネ」をあまり見ていません。これには理由があります。この曲の前が、℃-uteの「都会っ子 純情」でしたが、重要なある違いに気付いた人が何人いたのでしょうか。
「都会っ子 純情」のとき、例の3人(つまりスペジェネの3人組のこと)だけ背中が綺麗でした。早い話、受信レシーバーを付けていませんでした。エッグでさえ背中に付けて走り回っていたのに。
横浜アリーナでこれがないと正確な音が聞き取れないので、歌えないはずです。それで、3人のマイクがどうなっているのか確認しようと思ったのですが、なにしろ騒然とした状態でしたのでわかりませんでした。
ただ、3人とも口をパクパクさせていましたし、4人以外の声も入っていたような気がしましたが……DVDで確認するしかありません。
Berryz工房の「スペジェネ」は、まずこのレシーバーを確認することから始まりました。楽しみにしている熊―桃のコントさえ、記憶にありません。ひたすら、7人の背中ばかり見ていました。
Berryz工房の7人は全員レシーバーを付けていました。当然といえば当然ですが……この時点で、ハロコンは終わってしまいました。「スペジェネ」以降も、コンサートは20分以上続いたのですが、ほとんど記憶していません。
一体、誰がこんな命令を出したのだろうか? 普通は納得しないだろうし、出演ボイコットだろう。3人がレシーバーを付けていていると都合の悪いことでもあるのだろうか? それとも、自分たちで勝手に外したのだろうか? 別の場所に付けていたのだろうか? と、いろいろ考えていたら、コンサートが終了していました。
℃-uteファンは知らなくてもいい話かもしれませんが、Berryz工房ファンだけ知っている、というのもどうなんでしょう。元をただせば、℃-uteが「スペジェネ」を歌ったことがそもそもの始まりなのですが、すでにサイコロは投げられてしまいました。
Berryz工房に限れば、「スペジェネ」が発売されて3年近くになりますが、4人と3人が入れ替わったことはありません。℃-uteも、いまさら矢島と梅田を入れ替えるとか、中島と岡井を入れ替えることは不可能でしょう。新しい43システムを受け入れるしかありません。
そんなレシーバーのない3人と、絶好調の清水とかファンが急増した須藤と同じステージというのは構成が難しそうですし、どう扱ってもBerryz工房ファンから不満が出そうな気がします。
合同コンでは14人が均等な扱い、などということは絶対にありえませんし、これまでの流れをみていると、なんとなく想像できてしまうところが恐ろしい。本当は、ファンの期待を裏切ってほしいのですが。(2008年1月27日 夜公演に参加)
「ドラリオン」にも仕掛けが……。
東京が大雪となった2008年2月3日、「ドラリオン」公演後、Berryz工房のスペシャルライブがありました。曲目は、「付き合ってるのに片思い」「スぺジェネ」、そして新曲の「ジンギスカン」でした。
問題は、そのとき配られた7人の集合写真です。前列が左から、嗣永―清水―菅谷―熊井となっています。本来なら夏焼雅がいる場所に、キャプテンの清水佐紀が納まっていました。しかも、違和感なしに。
当然個別の写真も、桃―清、菅―熊、徳―夏―須という組み合わせになっていて、キャプテンの大抜擢が目につきます。
満点だったNHK紅白記者会見のご褒美なのか、コンサートを欠席しなかったご褒美なのかはわかりません。
夏の単独コンサート「Berryz宮殿」では、右膝にテーピングして出演していましたし、「年中夢求」では、左足にストッキングを穿いて出ていました。DVDの収録では、外しているのでわからないのですが、両足とも完全な状態のときは、一度もなかったはずです。
ハロコンでは、清水の足まで手が回りませんでした。想像になりますが、左足のストッキングは、弾性ストッキングではなかったかと思っています。
事務所には、「2008年は再構築の年」、という考えがあるように思えます。すでに℃-uteでは、リーダーの矢島舞美がピンで活動を始めています。当然、Berryz工房のキャプテン清水佐紀もなんとか、と考えても不思議ではありません。
Buono!で桃夏を使い、中学生の熊菅を温存すると、当然、清水からとなります。常識的には年長者から売っていくものですから、清水→徳永→須藤の順で売っていくのでしょう。
えっ、「ドラリオン」の「スペジェネ」ですか? 開演前と開演後では、推しメンが替わる、ということを発見しました。開演前は、「りしゃこ」「ももこ」とコールしていたのに、ライブが始まると全く違う名前をコールしている輩が目立ちました。
ヲタの言動は、私には理解できません。
【満足度】 5
【コメント】いつも拝見させていただいています。面白いですね。今後も期待しています。!
【ペンネーム】(無記入)
■今回は、チョットもたついた内容でしたが、次回は飛びますので、ご期待ください。(上木)