このところ、個人をテーマにしたコラムを続けたので、久しぶりに総論的な内容にしてみました。
おとめ組ファンの策略
モー娘。の新曲「シャボン玉」は、6期生が初めて参加する曲とはいえ、田中れいなの歌い出しにはビックリしましたが、ビックリしたのは、それだけではありません。
1曲を通して6期生で目立っていた順は、田中れいな>道重さゆみ≧藤本美貴>亀井絵里、と判断しましたが、どうでしょうか。簡単に言えば、おとめ組の圧勝です。
巷間、さくら組はおとめ組より売れる、と言われています。私みたいに、おとめ組の方が売れる、なんて考えているのは、少数派のようです。
モーニング娘。さくら組 (リーダー・安倍なつみ) |
安倍なつみ、矢口真里、吉澤ひとみ、加護亜依、高橋愛、紺野あさ美、新垣里沙、亀井絵里 |
モーニング娘。おとめ組 (リーダー・飯田圭織) |
飯田圭織、石川梨華、辻希美、小川麻琴、藤本美貴、田中れいな、道重さゆみ |
だから、「シャボン玉」では、そうした空気を敏感に察知して、おとめ組のてこ入れが行なわれた、と考えられなくもないのですが、その前提が正しいのか、疑問の余地があります。
今年になって、道重さゆみ、小川麻琴、藤本美貴のコラムを書きました。3人とも、おとめ組ですが、調子は悪くありませんし、人気も問題ありません。しかも、最近のハロモニ。をみていると、田中れいなの扱いがいいし、活躍も目立っています。
これ以上、おとめ組にてこ入れをしてどうするのだ、と思うのですが、事務所サイドは、かなりの危機感を持っているようです。それを好いことにして、「さくら組の方が、かなり売れそうだ!」と騒いでいる輩がいますが、案外、おとめ組ファンなのではないでしょうか。おそらく、
さくら組×2≦おとめ組
というセールス数字をもくろんで、わざと不安を煽っているように思われます。
モー娘。7期生か、さくら組・おとめ組2期生か
さくら組、おとめ組の話が出たとき、NHK紅白歌合戦は合同で出場する、という話がありましたが、モー娘。の次のメンバー募集は何と呼ぶのでしょうか。そんなこと、考えませんか?
「モー娘。7期生募集」それとも、「さくら組・おとめ組、2期生募集」どちらなんでしょうか。
ハロプロキッズの存在を考えると、6期生オーディションのような中学生限定は、どちらにしても、考えにくいです。
来年以降、次々と中学生になってしまうキッズを、仮に、モー娘。予備軍と考えると、「7期生募集」は、しばらくないように思います。キッズ・オーディションと6期生オーディションで、中学生以下は発掘し尽くしたようにみえますから。
ただ、一つだけ不確定要素があります。ハロプロのキッズ・ユニット「ZYX」は、avexの新ユニット「SweetS」(小6が3人、中1が2人)と、もろにぶつかります。この決着次第では、展開が大きく変わる可能性があります。
自由度を考えれば、「さくら組・おとめ組、2期生募集」でしょう。
さくら組(草食集団―文科系―関東出身)
vs.
おとめ組(肉食集団―体育会系―地方出身)
という図式が、考えられます。
「おとめ組」の募集要項に、「焼肉が大好きであること」、2次審査は「体力測定」、「一発芸」、とあれば、話題になるし、注目もされそうです。
「さくら組」の2次審査は当然、「学力テスト」でしょう。
「プッチモニ」の清算
2002年7月31日、ハロプロの大改革が発表され、丸1年が過ぎようとしています(SANSPO.COM参照)。この間、一体何が変わったのでしょうか。いろいろ挙げられますが、急速に、数字が出なくなった(CDセールスが減少した)ことだけは確かです。
私は、しばしば後藤真希の数字を引き合いに出しますが、夏恒例のシャッフルユニットの数字も惨憺たるもので、「半減ゲーム」そのものです(数字は省略します)。
期待の「タンポポ」も「ごまっとう」も、この1年間(02年8月~03年7月)で、リリースが1曲だけでは、様子見のために出しただけ、と言われるでしょうし、「プッチモニ」に至っては、結局、ゼロ。
この夏には、キッズ・ユニット「ZYX」、セクシーユニット「ROMANS」がデビューしますが、1年間続いているもやもや感が、払拭されたわけではありません。
「プッチモニ」は、ハロプロという喉に刺さった小骨です。この小骨を抜かない限り、どんなユニットを作っても「プッチはまだかぁー、順番が逆だろう」と、一蹴されてしまいます。
吉澤ひとみ、小川麻琴、アヤカ、で上手くいかないのならば、オリジナルメンバーでもいいじゃないですか、3人とも、暇なんですから。
「プッチモニ」を清算して、区切りを付けることが、「さくら組、おとめ組」スタートの前提条件と思いますが、如何でしょうか。