このコラムを読んでくださってるアナタは何年生まれですか? 5年ごとに年代の区切り目がありますから、たとえば昭和50年代生まれ、1980年代生まれ、などというくくりがあり、昭和49年生まれや1979年生まれの人はちょっと損をした気分になったりしてません?
平成元年(1989年)に生まれた人は今年(2005年)16歳になります。早生まれの人はすでに高校生になっていますが、平成元年生まれの人は今年、2005年の3月で中学校を卒業し、4月から新・高校1年生となるのです。時の経つのは早いものですね。
今年高校1年生になるアイドルには誰がいるのでしょう。誰の名前が最初に思いつきますか?
モーニング娘。ならば道重さゆみちゃん、田中れいなちゃんが今度高校1年生になります。スクランブルエッグ的に言いますと、桐村萌絵ちゃんが高1になりました。小学校卒業記念写真集がついこの間のことのようです。
平成の早生まれで今度高校2年生になる子でしたら、ガールズbeアンキシャスに出ている疋田紗也ちゃん、4月のスクランブルエッグの表紙&Recommended Eggsをしてくれている西田奈津美ちゃん(日テレジェニック2005に決定)がいます。
ほかにもドリームアイドルに登場したことのある平成生まれの女子高生にはEIREIちゃん、ニコモノの虎南有香ちゃん、松本玲奈ちゃん、丹羽未来帆ちゃんがいます。
平成元年生まれのアイドルはまだまだいます。今のNHK朝ドラで活躍中の垣内彩未ちゃん、黒川智花ちゃん、岡本奈月ちゃん、岩井七世ちゃん、矢口聖来ちゃん、鉢嶺杏奈ちゃん、早瀬あきなちゃん、上堂薗恭子ちゃん……名前を挙げ忘れている子も含め結構活躍が期待できそうな子が多いのです。
彼女ら平成元年生まれのアイドルは、大人と一緒に仕事をしている分、取材の現場でそんなにはしゃいでいる感じもないですし、どちらかというと落ち着いている感じさえ見受けられます。
小中学生デビュー組vs.高校生デビュー組
彼女たちはまわりの環境でどんどん変わっていく年頃だけに、コギャル的な部分がこれから出てきたりするかもしれませんし、身体も成長して大人の体つきになってきますから、生き残っていくのが大変な世代に入ってきます。
そして高校生になってデビューしたアイドルも参戦してきます。小中学生デビューの高校生アイドルと、高校生デビューのアイドル……「現役女子高生」の冠をつけて売り出せるのは高校生デビュー組なんですね。高校生アイドルは微妙な世代なのです。
ジュニアアイドルには「U-15」(アンダーフィフティーン)という言葉があるように、15歳の壁がありまして、中学校を卒業したり16歳の誕生日を迎えると、ジュニアアイドルファンの好みの対象年齢から外れてしまい、急に興味の対象ではなくなってしまうようなのです。
ですから小中学生デビュー組はここでひとつの試練を迎えることになります。それをいい方向でとらえることができるなら、新しい仕事にチャレンジし、新しいファンをつかまえるチャンスともいえます。
ここをうまく乗りきらないと、急に輝きを失ったり、妙に生々しい色気(年相応であってもそう取られる)が出てきたりと、ファンならずとも業界人にも魅力的に映らないこともあるのです。
今までの路線でいいのか、新しいことにチャレンジしていくのか、小中学生デビュー組の新・高校生は難しい選択を迫られることでしょう。ただ、今年、とても有利なことは「平成生まれ」を売りにできることと、平成2年生まれの小中学生デビュー組アイドルが不作だということでしょう。
いずれにせよ、4月からの“平成生まれの女子高生アイドル”たちの活躍を期待いたしましょう。
桐村萌絵VHS『もえ色』発売記念イベントより(2005年1月30日)。DVDはコンビニ限定で1,980円で販売中。
疋田紗也DVD『Pure Smile』&写真集『なまさやさや』発売記念イベントより
早瀬あきなDVD『制服をぬいで』発売記念イベントより