2004年6月18日から角川ホラーシネマ・オフィシャルサイトでブロードバンド配信中の連続短編映画「MAIL」の劇場公開用スペシャルバージョンを公開するにあたり、完成披露試写会が行われました。(2004年7月12日 渋谷シネ・クイント)
舞台挨拶には高橋巌監督、主人公の秋葉探偵役の須賀貴匡さん、探偵の助手として謎の力を秘めた美少女・美琴役の栗山千明さん、佐々木裕子役のあびる優さんが登場しました。
「MAIL」
スペシャル限定レイトショー
7月14日~7月17日
OPEN 21:00 START 21:30
渋谷シネ・クイント
(渋谷PARCO PART3 8F)
【舞台挨拶スケジュール】
7/14(水) 須賀貴匡、栗山千明、高橋監督
7/17(土) 須賀貴匡、高橋監督
今回の『MAIL』スペシャルバージョンは、全9話からなる連続ショートホラーを110分の劇場公開用に再編成し、エンディングまで一気に見ることができ、DVD化やネット配信の予定がなく、今回限りの上映となる可能性が大きいという、貴重なもの。
舞台挨拶での出演者の発言を抜粋しました。
「過去を背中に背負っている役」
「ホラーは初めて」
「撮影中、病院のロケで実際に血だらけの患者が運ばれているのを横目で見ながら、隣には血まみれの役者がいるのが変だった」
「ホラーは苦手」
「ストーリーがわかっててもビクッとする」
「お祓いを受けた」
「お化け役の人がメイクして出番待ちしてるのでもちょっと恐い」
「霊感はあるほう」
「撮影帰りのタクシーに乗ったら首が見えたので、嫌だったけど降りなかった」
「ふつうの心霊体験なので……」
「ホラーを撮影していると、人間が何がこわいのかが勉強になります」
舞台挨拶後、テレビ局はじめマスコミが多数集まるなかで、囲み取材がおこなわれました。
「黄泉へ還りたまへ!」
栗山千明さんは元来、恐がりで、撮影中にもずっと数珠のお守りを身につけていたとか。
映画的にはどんな出来あがりかという質問に須賀さんは「ホラー色だけでなく、人間的なドラマの点でも見ごたえがありました」、栗山さんは「ホラーが苦手な方でも最後まで見るとキュンとなって楽しくなります」と答えてくれました。
また、タランティーノ監督作『キル・ビルvol.1』でハリウッドデビューを果たした栗山さんに、以前と変わったことはあるか、という質問に、「前より深く考えるようになって、チャレンジするというか、前向きになりました。監督に自分のほうから(役のことについて)言ってみたりするようになりました」と、女優としてのキャリアを確実に積んでいる様子でした。
今回のスペシャルバージョンは7月14日(水)~17日(土)までの4日間のみ、渋谷シネ・クイントにて21:30開始のレイトショーで公開され、14日と17日には舞台挨拶があります。
このシリーズは角川ホラーシネマ・オフィシャルサイト(http://www.kadokawa.co.jp/ks/)にて毎月1~2話を追加配信中です。また、このホラーシネマの雰囲気をそのままに主人公として楽しんでもらう携帯電話向けゲームが株式会社ジー・モード(http://www.g-mode.co.jp)にて開発中で、7月下旬に詳細発表予定とか。そして原作コミックの単行本が7月、8月と発売されます。(撮影・取材 岡田)