2009年1月31日に品川ステラボールにて行われた 「アイドル選手権 Push★1」の取材レポートです。この様子は2009年2月15日13:00~BSフジにて放送される予定です。
「アイドル選手権 Push★1」取材レポート(1) - 1回戦Part1
「アイドル選手権 Push★1」取材レポート(2) - 1回戦Part2
「アイドル選手権 Push★1」取材レポート(3) - 2回戦~アイドリング!!!ステージ の続きです。
★準決勝第13試合 桃瀬美咲×川本まゆ
桃瀬美咲 1993年3月6日生まれ、岡山県出身、151cm B75 W56 H80
川本まゆ 1994年3月10日生まれ、アメリカ出身、155cm B75 W57 H80
桃瀬美咲さんは水着でアクション、川本まゆさんはヒップホップダンスと歌。業界審査員の投票結果は3対3のドロー。ストリーミングと観客は桃瀬美咲ちゃんに投票が集中し9対3で桃瀬美咲さんの勝ち。
[記者コメント]桃瀬美咲さんはホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を取ったばかり。不思議なことに見れば見るほど魅力が出てくる子です。そしてフォトジェニック的にも遜色なく、ファンの前で水着姿になることはもうないかもしれません。そういう意味でファンの方にとって貴重なイベントとなったのではないでしょうか。川本さんはCMで活躍中で、特技の空手でロシアでの国際大会・組手部門で優勝した実力の持ち主。
★準決勝第14試合 美咲あい×蒼あんな・れいな
美咲あい 1996年6月1日生まれ、162cm
蒼あんな・れいな 1987年8月28日生まれ 157cm A型
美咲あいさんはタップと歌、蒼あんな・れいなさんはショートコントと歌。業界審査員の点数は4対2であんな・れいな、ストリーミングと会場の票は割れて7対5で蒼あんな・れいなの勝ち。
[記者コメント]美咲あいさんは以前からグラビアをやっているため、すでにそれなりにファン層を獲得。一方蒼あんな・れいなさんはほとんど露出がないため、今までにないキャラクターが業界審査員には間違いなく受ける存在。一般論ですが、業界関係者は「今までにいない“色がついていない”タイプ」を好み、ファンは親しみやすさ(=好感度)や、身近にいる友人の評価の影響を受けて選ぶ傾向にあります。
ディスプレイで見るときと、生で見るときの評価が変わることは業界関係者でもファンでも同じことで、そういう意味では今回の選手権はわりと公平なようにも見えますが、唯一疑問が残るのは、ストリーミング投票数、会場投票数が「数字」として公表されていないことです。そこに「恣意的な操作」が介在しないとも言えないわけです。
ですから、業界審査員はどちらに投票したのか、ストリーミング審査員、会場審査員の得票数はどうだったのか、まで明らかにするのが、「最大公約数ではなく小さな世界で“ささる”アイドル」を発掘し、拾い上げていくという本選手権の目的に、より近づけていけるのではないでしょうか。第1回戦では大差がつく可能性があるので出場するアイドルに気をつかってあげる必要はありますが、決勝に近づくにつれ、接戦になっていくはずなので、演出上の観点からも投票明細を明らかにすることは負けたアイドルにとっても励みになるはず。もうひとこと言えば、アイドル好きの現役アイドルも審査員に加えるべきでしょう。
決勝の前にAKB48のステージがありましたので、次はそのレポートをお届けします。(撮影・取材 岡田)
「アイドル選手権 Push★1」取材レポート(5) - AKB48ステージ