佐野夏芽ちゃんがグラビアを卒業し、NATSUMEとなって初めて本格的に取り組む舞台『いい日、リストラ』(2010年8月18日から22日)の稽古現場におじゃまして共演する篠崎愛ちゃん、佐藤さくらちゃんとともにお話をきいてきました。(2010年8月4日 池袋シアターグリーン)
左より篠崎愛、佐藤さくら、NATSUME
――ではNATSUMEちゃんからお聞きしますが、演技をしたいと言っていたのがようやく形になってきたわけですね。
NATSUME「グラビア時代もお芝居はやっていたんですけど、グラビアを卒業してから本格的にやる初めての舞台なので、気持ち的にはアイドル気分でいられないというか、若いから許されない感があってちょっと怖いです」
――そんなに年じゃないでしょ。
NATSUME「やっぱ気持ちが変わりました」
――役柄の紹介をお願いします。
NATSUME「私は会社員の役なんですけど、あんまり細かく言えないんですけど、話し方から歩き方まで今のままだと役に合わなくて、ちょっと嫌われる感じの役です」
――それを演じるのは大変そうですか?
NATSUME「そうですね。精神的にちょっと悲しくなってきます(笑)」
――佐藤さくらちゃん、篠崎愛ちゃんはダブルキャストだそうなので、まずさくらちゃんから簡単な役柄紹介をお願いします。
佐藤さくら「主演の竹匠さんと、岡田美子さんが夫婦なんですけど、その娘役を演じさせていただきます」
――さくらちゃんから見たこの役はどんな人ですか?
佐藤さくら「客観的に見てごく普通の子で、特にくせもなく、わたし的には自分に近く、演じやすいだと思っています」
――この役は何歳ぐらいの役ですか?
佐藤さくら「高校3年生です」
――篠崎愛ちゃんは自分の高校3年生のときと比べて、この役はどんな子なの?
篠崎愛「本当に普通です。自分に似てます」
佐藤さくら「本を書いてくださる方が私たちと年が近いのもあって、セリフとか考え方も共感する部分があります」
――愛ちゃんは舞台初めてですか?
篠崎愛「2回目です」
――舞台はどうですか?
篠崎愛「ひとつ目のと全然違うから難しいと思ったんですけど、役柄が普段の自分に近いから楽です」
――セリフとかちゃんと覚えられる人なんですか?(笑)
篠崎愛「覚えられますよ(笑)」
NATSUME「なんか馬鹿にしてるみたい(笑)」
――そういうつもりじゃなくて(笑)、いつもイベントでインタビューすると返事が返ってくるのに時間がかかってたからね(笑)。
篠崎愛「あれは考えてたからで、台本があれば覚えられるしちゃんと言えますよ(笑)」
――稽古の途中の段階で、これからのほうが大変だと思いますけど、練習していって大変なことや楽しいことなどのエピソードを教えてください。
NATSUME「滑舌(かつぜつ)に悩まされてます。今回はビシッとセリフを言わなきゃ決まらないので、滑舌練習から入ってます」
佐藤さくら「家族なので、一緒に食事をするシーンがほとんどなので、食べながらセリフを交わしたりするので、口に食べものが入っていると聞こえなかったりしますし、舞台だとなおさらなので、そこに苦労してます」
――稽古のときも食べてると太ってこない?
佐藤さくら「なので食べる前は朝食を抜いてきます」
篠崎愛「同じですよ。ご飯食べながらしゃべるのは大変です」
――どんなご飯を食べるんですか?
篠崎愛「ふつうのご飯と。季節に合わせた感じで。ざるそばとかそうめんとか漬物とか。メインディッシュは変わらないです」
――本番はどうなるんでしょうね。
佐藤さくら「本番はうなぎって聞いてます(笑)」
NATSUME「本当!?(笑)」
――本当かどうかは幕を開けてからのお楽しみですね(笑)。共演者の保田圭さんはどんな感じなんでしょう。
NATSUME「舞台経験が豊富な方なので役に入るのが早いです」
――3人のファンに向けてメッセージをお願いします。
NATSUME「NATSUMEになって初めての舞台で、みなさんに脱皮した姿を見ていただきたいので、ぜひぜひ劇場に足を運んでください」
佐藤さくら「今まで舞台はミュージカルが多かったので、こういう舞台は久しぶりですし、気合を入れて頑張りたいと思いますし、いい役をもらえたと思うので、ぜひみなさん、私だけでなく、いろんな人の感情を感じとっていただけたらなと思います」
篠崎愛「ありきたりでもいいですか? すごく面白い作品なのでみなさんぜひ見に来てください。よろしくお願いします」
『いい日、リストラ』は8月18日(水)から22日(日)まで池袋のシアターグリーンBIG TREE THEATERで行います。詳しくはアリー・エンターテイメント/次回公演/「いい日、リストラ」でご確認ください。(撮影・取材 岡田)