ハロー!プロジェクトの歌手・女優、真野恵里菜さんが2nd写真集『天国のドア』(ワニブックス)を発売し、その記念イベントが行われました。(2010年2月6日 福家書店銀座店)
イベントに先立ち、本人が3月に高校を卒業することもあり、社会人になる準備として、福家書店銀座店の「店長代理」をつとめました。
そのあとに、「店長代理」として名刺と、真野恵里菜ちゃんの写真入りキットカットをファンの方にプレゼントしました。この時間に来てた方はラッキーですね。
次はレジカウンターの中に入り、自分の写真集を袋に詰めて渡すお手伝いをしました。取材陣から「店長!」って呼ばれてちょっと照れている様子でした。
世界遺産の島、屋久島で撮った写真集
――今回の写真集はどちらで撮りましたか。
「今回は世界遺産の島、屋久島で撮らせていただいたんですけども、屋久島に行ったことがなかったので、あまり詳しくは知らなかったんですよ。実際に行って海に行ったり山に登ったりして、『あっ、屋久島ってこんなに素敵な場所なんだ』と思って、こういうところで18歳の真野恵里菜の写真が撮れるというのはすごくうれしくて。実際にできあがったのを見たときに、何かを見つめてる顔だったり、悲しいのか怒っているのかわからない表情もあったりして、『自分はこういう表情をしてるんだ』と気づくことが多くて、自分自身も新しい真野恵里菜を知ることができました」
――天気が悪かったそうですけど、撮影は大変でしたか。
「撮影は3日間だったんですけど、2日目に台風が来てしまって、台風が去った後に虹が出たんですよ。その写真が写真集の中にも入っているので、神秘的というか貴重な体験をしました」
――お気に入りの写真を見せていただきましたが、どんなところが気に入ってますか。
「場所が海辺のちょっと高いところでテラスのようになっていて、本当に景色が良くて素敵な場所で、風が海から吹いているところで、『自然な表情を出していいよ』と言われて、あんまり表情を意識せずに撮った写真だったので、気に入りました」
――今回のカメラマンさんは女優さんをよく撮っているカメラマンさん丸谷嘉長さん。最近では黒川智花写真集を撮影)ですが、撮影してみてどうでしたか?
「前回の写真集はどちらかというと笑顔が多かったので、『じゃあ、今回はちょっと女優を意識しよう』と言われたんですよ。『そのとき思ったことをそのまましていいよ』って言われたので、たとえば山道を歩いていて何かを見つけたらそっちを見ていいよ、って言われたので、本当に素な感じです」
――写真集ではどんな衣装が見られるんでしょうか。
「制服が入っているし、ちょっと部屋着っぽい黒いキャミソールをしてたり、水着だったりとか、私のいちばんお気に入りの衣装は赤いワンピースを着てるんですけど、スカートのすそがふわっとなるのがよくてぜひ見てほしいです」
――点数をつけると何点ぐらい?
「点数ですか? 何点だろうなぁ……85点。残りの15点は天気が悪かったのと」
――それはしょうがないね。
「でも私、雨女と言われているので、なんかパワーアップしちゃったのかなと思って(笑)。あとはもうちょっと表情を研究したいなと思って」
――約1年前のファースト写真集と比べて自分なりに成長したと思える部分はどんなところですか?
「一冊目のころは撮影となるとかなりカメラを意識したんですけど、今回はわりと撮られているというか、カメラ見ようとか笑おうとかいう意識がなくなって、自然体でいられるようになったと思います」
――出来上がった写真集は家族とかお友達に見てもらいましたか?
「親にはすぐ渡しました。『大人っぽくなったんじゃないの』と言われました。いつも『サインちょうだい』って言われるんですよ。親に。『いつも顔見てるんだからいいじゃん』って言ってしないんですけど(笑)。照れくさいというか。でも『こうやって18歳の恵里菜をひとつの本にできるのは幸せなことだよね』って言われました」
『あっ、私、店長なんだ』
――今日は1日“店長代理”をしましたが、どうでした?
「こういうのが初めてだったので、18歳なのにみんなに『子ども店長』と言われて(笑)、レジにも入ったことがなかったんですよ。袋に入れるのも初めてやったので、もうすぐ高校を卒業するので、バイトをしてみたかったというのもあったので」
――バイトはしたことがなかったんですか?
「ないんですよ。中学生から(芸能のお仕事を)やっているので、朝からドキドキで」
――本屋さん以外でもしやれたら何かしたいバイトはありますか?
「ドーナツ屋さんとか。友達が実際に働いているんですけど、休憩時間にドーナツが食べられるらしんですよ(笑)。いいなぁと思って」
――報道の人に『店長』って呼ばれて照れてたように見えたんですけど。
「照れました! 『あっ、私、店長なんだ』って思って。ありがとうございます。店長って呼んでくださって」
――名刺を渡すこともないんじゃないですか?
「小学生のときに授業でパソコンで名刺を作ったことがあるんですけど、それ以来なので」
――社会人になった気持ちに少しなれました?
「そうですね。マネージャーさんが名刺であいさつしているのを見ていたので、『ああいう感じでやるのかな』って思ったんですけど、なんかちょっと恥ずかしくて。でも貴重な経験ができました」
――チョコレートを渡していましたが、バレンタインデーのご予定は。
「今年は大分のほうでイベントをさせていただきます」
――手作りのチョコを作ったりは?
「去年も写真集のイベントで名古屋でやらせていただいたんですけど、そのときもスタッフさんに差し入れでチョコパイを作っていったので、今年はまた違うものを作って持っていきたいなと思います」
――もう少しで高校卒業だそうですが、3年間振り返っていかがでした?
「あっという間でしたね。中学生もあっという間だったんですけど、それ以上に速くって、今思うのは、『3年前の今頃は受験シーズンだったんだ。あれから3年も経ってるんだ』と思ったんですけど、高校生になってから本格的に芸能活動が始まったので、すごく贅沢な高校生活を送らせていただきました」
――最近のお仕事では『マノスパイ』についてちょっと紹介していただきましょうか。
「携帯とパソコンで見られるドラマで、このお話は、『アイドル真野恵里菜は実はスパイ』だったということで、実名で出てるんですけど、アイドルの仕事をしつつ、スパイの訓練を受けていて、射撃だったり、変装術だったり、いろんなことに挑戦していて私自身も『スパイってこういうことをするんだ』って勉強になったので、みなさんもぜひ見てほしいなと思います。コメディなので笑ってください」
「マノスパイ」はなかなか楽しめるショートムービーなのでちょっとしたお時間があるときにご覧になってみてはいかがでしょう。(撮影・取材 岡田)