モー娘。の5期生を決める「LOVEオーディション21」が行われ、小川麻琴、新垣里沙、高橋愛、紺野あさ美の4名が決まった。オーディションで3名、スカウトで1名というのがもっぱらの噂ではあるが。
トップ合格と言われている小川に関して「合宿がピーク」という恐ろしい意見があるらしい。そんなことを言い出したら高橋だって2年前の「NHK・BSジュニアのど自慢」がピークと言われそうだ。今よりもふっくらして、ショートヘアが似合っていて、若さがあった。そんな高橋のビデオを夜な夜な見ている私は変?
スカウトで決まったと噂されている紺野あさ美が、TBSの番組収録中に12針も縫うケガをしたというニュースを聞いて「紺野エライ!」と思ったのは私だけらしい。芸能人にとって生死にかかわるケガ以外は「オイシイ」ということが本人はもちろん、紺野ファンにもわかっていない。
20年前の1981年10月、NHKホールの舞台から落ちて腰椎圧迫骨折の重傷を負った新人アイドルがいたが、そのケガと引き換えに紅白出場を決めた事実を知らないのだろう。
スポーツ紙に大々的に載った紺野は、オーディション組の3名を飛び越えて一躍全国区だ。しかも、モー娘。の新曲の宣伝にも一役買ったわけだから大ホームランだ。私が社長なら紺野にはお見舞いの果物ではなく、感謝状と金一封を渡し、新人を集めてこう言うに違いない。
「オマエラ(小川、新垣、高橋)も紺野を見習え。紺野、NHKホールでも頑張れ!」
紺野にはもう一つ全国区の可能性がある。
トップレベルではないが陸上のトラック選手で、そこそこ走れるから、ローカルな駅伝ではなく新春の京都で行われる「全国女子駅伝」に出場させれば、話題性は十分。倉木麻衣が応援に来る、来ないで騒ぐより「紺野あさ美、都大路を走る」という見出しの方がインパクトはある。日本陸連とNHKも一考すべきだろう。当然、協賛はタカラとゼティマだ。