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道重さゆみのスピード違反

written by 上木憲文

  Last Updated: 2004/04/12
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前回のコラム「Berryz工房」の企業秘密は、2月中旬までを対象としていましたので、今回は、それ以降で気になった事柄について触れてみたいと思います。

菅谷梨沙子と心中はイヤ

核心部分からいきなり入りますが、Berryz工房のメンバーの評価順は、どうなっているのでしょうか? そんなこと、考えませんか? テレビ番組、その他から推測すると、次のようになっていると思われます。

菅谷梨沙子、夏焼雅、嗣永桃子、熊井友理奈、須藤茉麻、清水佐紀、徳永千奈美、石村舞波

これは、「うたばん」の並び順、つまり石橋貴明側から右に並べた順番に似ていることに気づかれると思います。そして、キャプテンが後列ではおかしいので、熊井と清水を入れ替え、「よろしく!センパイ」で目立った石村と徳永を入れ替えただけのように思われます。

不可解なのは、菅谷、夏焼の評価が一貫して高いことです。評価基準が、イベントの声援でないことは明らかで、別の資料、データを使っているはずですが、根拠は不明です。スクランブルエッグのコラムカウントのデータが流出したのでは、と疑いたくなるくらいです。

コラムカウントのデータでは、菅谷、夏焼、嗣永の順番に紛れはありませんから(歴然たる差が認められます)、この判断は正しいのですが、それにしても菅谷梨沙子の評価は高いようです。

それは、1年前のミュージックステーションの藤本美貴「ブギートレイン'03」のバックダンサーに菅谷梨沙子を起用している(Online Column - エレガントな小学生・夏焼雅参照)ことからも分かりますが、直近では、「ザ・テレビジョン」2004年3月12日号の写真を見れば明らかです。菅谷梨沙子がかぶっているキャップのロゴが「Berryz工房」と読めます。

ですから流れは、菅谷梨沙子と心中(ユニットの命運だけでなく、ハロプロの存亡までも賭ける)なんですが、さすがにモー娘。ファンの私でも反対です。

菅谷梨沙子は芸術家肌というか、自由で気ままな天才タイプの子で、ユニットには不向き。心中するなら、せめて夏焼雅とか熊井友理奈といったノーマル系、あるいはキャプテン清水佐紀としたいものです。

熊井友理奈の評価も昔から高いようですが、「オリコン」2004年3月22日号の写真を見る限り、Berryz工房一番の美少女タイプといえます。人気が出ないのはなぜなのでしょうか。

小さな親切、大きなお世話

1. 2004年3月27日のフットサル公式戦を、ゴールポスト後方で観てきました。チケットは大変な倍率だったそうですが、1枚出して当たりました。「私に当たらなくて、誰に当たるのだ」、というのは冗談にしても、無作為抽選ではなく、スクリーニングがあると信じていましたので(実際の抽選内容は知りませんが)。

2. 強いストレスが続くと、顔が歪んでくるそうです。Berryz工房で一番心配なのが徳永千奈美。誰かが、千奈美ちゃんの笑顔の下に隠れている不安や悩みを聞いてあげないと壊れてしまいそうで心配です。千奈美ちゃん頑張れ!

3. ハロプロキッズも今春からは中学生が誕生、キッズでもないだろう、という意見があります。高校1年生になっても(子役)となっていた有名女優もいましたので、個人的には気になりませんが、アレコレ考えてみました。

Berryz工房は8人の独立チームなので問題ないと思います。モー娘。に2期生が入ってきたときを思えば、違和感はありません。中学生になった梅田えりか・矢島舞美の「お馬鹿さんコンビ」は、ハロプロにはないキャラ(ノリは、ZONEのMIZUHO系)を持っているので独立。一番商売になりそうな気がしています。

残りの5人、村上、中島、鈴木、岡井、萩原はキッズとして残し、「ZYX」「あぁ!」は、解散。これならスッキリすると思います。

4. 2004年4月1日のZepp Tokyoのイベントに行ってきました。内容に関しては、他のサイトを見てもらうことにして、感想を一言。明らかに人材不足ですね。スタッフにいい人材を入れるべきです。

道重さゆみのスピード違反

少し古い話になりますが、おとめ組「友情~心のブスにはならねぇ!~」の道重さゆみについての感想です。

昔から、芸能界の1年は一般社会の3年分、といわれるくらい濃密な時間が、芸能界では流れています。ですから芸能界にいれば、同世代よりも速いスピードで成長(大人びてしまう)を遂げてしまう可能性が高いわけで、ブレーキを踏み続けているくらいが丁度よいと思っています。

最近の道重さゆみは、明らかに暴走気味、アクセルの踏み過ぎです。事務所的には早く成長して、4期生みたいに金のなる木になってほしいわけですが、それが本人にとって本当にプラスなのかどうかは、考えてみる必要があります。

例えば、山口百恵を引き合いに出しますと、山口百恵は中2の12月にオーディションに合格して、中3の5月にデビューしています。そして、山口百恵が芸能人っぽくなったのは高3になってから、つまりデビューして3年の年月が経過した頃からでした。

時代が違うにしても、デビューから1年も経っていない道重さゆみのイケイケ路線(芸能人めざして一直線という姿勢)には賛成できません。同世代の林明日香よりも芸能人していたからマル、あるいは勝った、というレベルの話ではないはずです。

好みの問題かもしれませんが、せめてデビュー後2年間ぐらいは、素人の匂いを引きずっていてほしいと思っています。早咲きの才能は、散るのも早いものです。道重さゆみには5年後くらいの開花をめざしてほしいと思っていますが……熱心なコラム読者、と思われる道重さゆみへのアドバイスでした。

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ISBN:4847028333
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