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アイドル撮影会のススメ

written by 伊藤真一

  Last Updated: 2005/08/18
本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
copyright(c)2001-2022 Scramble-Egg Inc.

秋葉原や日本橋では、グラビアアイドルのイベントが数多く行われています。しかしながら、そのようなイベントで写真を撮ろうと思っても、撮影禁止とかデジタルカメラ禁止といった制限が多々あります。また、撮影が可能であっても、遠くからしか撮れない場合もあります。入れ替えで前のほうで撮ることができたとしても、せいぜい2、3分しか撮る時間はありません。そういった状況に不満を持っているあなたには、撮影会へ行ってみることをおすすめします。

【撮影会のメリットとデメリット】

通常のイベントと比較した撮影会のメリットとデメリットは、以下のようになります。

[メリット]
・撮影できる時間がはるかに長い(当然)。
・スタジオ撮影の場合、サイン会が設定されていることが多い。イベントよりも人数が少ないので、比較的余裕のある会話が可能。

[デメリット]
・イベントに比べると費用がかかる。1部参加するのに、5,000~10,000円/60~90分といったところ。
・あまりメジャーなタレントは出演しない。これから売り出そうというグラビアアイドルやレースクイーンが中心。たとえば小倉優子のようなメジャーなタレントは、イベントは行っても撮影会に出演することはない。(小倉優子も売れる前は撮影会に出演していた)
※2005年8月現在、撮影会に出演する最もメジャーなタレントは安田美沙子と思われますが、これはある意味例外的なケースです。

【タイムスケジュール】

撮影会の典型的なタイムスケジュールを以下に示します。

1部:1000-1130 屋外
2部:1200-1330 屋外
3部:1530-1700 スタジオ
4部:1730-1900 スタジオ

全4部で、前半2部が屋外、後半2部がスタジオ。1部あたりの時間:80~90分。スタジオのみ、サイン会ありというのが、典型的なパターンです。もちろん、すべて屋外とかすべてスタジオとか平日夜間とか、種々のパターンがあります。

【撮影会の分類】

撮影会は、出演するモデルの傾向によってある程度分類することが可能です。もっとも絶対的なものではなく、複数の分類にまたがる場合もあります。

[アイドル系]
お菓子系などのグラビアアイドルが主に出演。代表的なものとしては、ミルフィーユai-landアリエルいもうと倶楽部等。

[レースクイーン/モデル系]
スカイCatWalk等、主としてレースクイーンやモデルが出演するもの。

[混在系]
フェスタソーレマックスプロデュースのようにレースクイーン系とアイドル系を別日程で開催するもの。

[特定プロダクション系]
プロダクションが主に自社のタレントを出演させるもの。オフィスチェリーのように自社タレントのみのもの、ワンエイトのように他社タレントを少人数ゲストとして呼ぶもの。emmysのように、他社タレントと自社タレントのペア開催が多いものなど、いろいろ。

また、撮影会によっては特定のプロダクションとのつながりが強いものがあり、そのような場合、該当プロダクションのタレントはほとんどその撮影会にしか出演しないということもあります。ピラミッドのタレントはラピスプランニングにしか出てきませんし、アバンギャルドのタレントは、マックスプロデュース(またはフェスタソーレ)に出演するのがほとんどです。

【情報の入手】

撮影会の出演情報は、インターネットで検索するのが簡単です。ただ、どんな撮影会があるのかわからないので、どうやって検索すればいいかわからないという場合は、雑誌「月刊カメラマン」の広告ページが最も良い情報入手元となるでしょう。もっとも雑誌広告は〆切が早いので、広告に記されているURLを参照して最新情報を確認することは必須です。

【予約】

撮影会はどこも予約制度があります。人気があって人が集まりそうな場合は当然予約が必要ですが、逆に人が集まらない場合には中止となってしまうことがあるので、いずれにせよ予約することをお薦めします。また、予約の場合料金が安くなることも多々あります。予約の方法は撮影会によって異なりますが、Web、メール、電話などです。

【屋外かスタジオか】

屋外の部とスタジオの部がある場合(もちろんどちらも参加できればそれに越したことはありませんが)、どちらにすればいいか迷ったときは、以下を参考にしてください。

・水着撮影を希望する場合はスタジオ。屋外では、特別な場合を除き水着はない。
・写真として撮りやすいのは屋外。スタジオは変化を付けにくく、ホワイトバランスの調整が難しい場合がある。
・サインがほしいならスタジオ。サイン会が設定されている場合でも、大部分はスタジオのみである。
・逆に屋外の場合は、移動/待機中のモデルと話す機会もある。

屋外を予定していた場合でも、悪天候の場合は必然的にスタジオに変更ということになります。

【撮影会当日】

当日の留意点です。

[機材]
中判からレンズ付フィルムまで特に禁止されていない限り何を使おうがかまいませんが、一般的にはコンパクトデジタルから一眼レフ(銀塩/デジタル)が主流です。できれば高倍率のズームが使えた方が良いでしょう。また、カメラ付携帯電話は禁止されていることが多いので注意。

[撮影パターン]
撮影会によって異なるので、一概には言えません。複数のモデルでもひとりずつ交替のこともありますが、一般的には二箇所程度で並行して行います。ふつうは前に集まって順番にモデルの目線をもらっていきますが、その場の雰囲気や特殊なケース(マックスプロデュースの一部)のように、列になって順番に撮影することもあります。慣れたモデルなら順番に目線を回してくれますが、新人などでは声をかけられた方を向いてしまいますので、目線をもらうのも結構大変です。最低限のマナーとして、他人が目線をもらって撮影しているときにモデルに話しかけるのはやめましょう。

[Tips]
以下は、デジタルカメラを前提と述べています。
・ここは+1/3露出補正とかホワイトバランスはどうなのかとその場で考えるよりは、可能であればRAWで撮影する。連写が厳しいとか現像する手間がかかるとかはあるものの、露出やホワイトバランスが後で調整できるメリットは大きい。
・レンズは、35mm換算で35~200mm程度をカバーしたい。高倍率ズームレンズ1本でカバーするか大口径ズームレンズ2本にするかは、予算とお好みで。

[サイン会]
スタジオでは、撮影終了後にサイン会が設定されている場合があります。その場に持参したもの(色紙、DVD、写真集、自分で撮った写真等)にサインしてもらえるので、その気になれば一般的なイベントよりもはるかにじっくりと話すことが可能です。ただ、それだといつまでたっても終わりませんので、参加人数が多い撮影会では枚数制限や人数制限をしています。

【撮影後】

撮影後の注意事項としては、撮影した写真をWeb等で公開する場合。原則として許可が必要です。それぞれの撮影会の規約に記載があるはずなので、確認してください。次の機会にモデル本人に撮影した写真を見せた時に、喜んでもらえるといいですね。

では、撮影会でお会いしましょう。

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【満足度】 5
【コメント】 吉田早希ちゃんの撮影会をやってもらえたら、必ず参加します。
【ペンネーム】 匿名希望

【満足度】 5
【コメント】 僕は鈴木ゆうなちゃんに会いたいです!!サバドルにでてます!!撮影会是非ともよろしくお願いします。
【ペンネーム】 (未記入)

【満足度】4
【コメント】撮影会の参加を考えていたので参考になりました。
撮影会は参加したことがないのですが、DVDなどの発売イベントで購入すると握手+1枚につき1ショット撮影できるというものにはたまに参加します。そういったイベントと撮影会の雰囲気に違いはあるのでしょうか。機材の面では、イベントでは三脚不可、撮影会では一脚のみ可というところが多いように感じます。
参加者としてはタレントさん一人に対し大勢が撮影する形なので他の参加者さんとの摩擦というか、いろいろとトラブルがあるのではないかと思います。参加者同士のマナーのようなものがあったらもっと詳しく知りたいです。

撮影会のキャスティングのことですが私が個人的に推しているのは山本早織ちゃんです。早織ちゃんは初めてヤングジャンプに載ったときから応援しています。最近ではフットサルの大会も頑張っているようなので、是非とも山本早織ちゃんの出演を希望します!
あと、スクランブルエッグのWebで見た中で気になっているのは長崎莉奈ちゃんです。
【ペンネーム】 ゆどうふ

■(伊藤より回答)
・イベントと撮影会の雰囲気の違い
‐ イベントでは、タレントと一対一で対するのは握手/サインのときだけだが、撮影会では少なくとも目線をもらって撮影しているときは、モデルとは一対一。
‐ 撮影に際しては、時間的な余裕が最大の違い。イベントだとまずやり直しはできないが、撮影会なら可能。
- 撮影会の方がモデルと接する時間が長いので、モデルに認識されやすい。

・機材について
三脚使用可能な撮影会は、寡聞にして知りません。一脚は使用可能なことが多いですが、イベントで遠くから300mm超の望遠で狙うのとは違うので、まず不要だと思います。フラッシュが禁止されている場合もあります。

・マナーについて
参加者同士で譲り合うというのが大前提でしょう。
‐ 自分ばかり前の位置を独占しない。
‐ 順番に目線を回しているときに、場所を移動して何度も目線をもらおうとしない。
‐ 他人が撮っているときにモデルに話しかけたりフラッシュを焚いたりしない。
‐ 撮影もしないでモデルと話し込まない。
といったところでしょうか。賢いモデルならちゃんと配慮してくれるのですが、そこまで気が回せないモデルとマナーの悪い参加者の場合は、どうしようもありません。
目に余る場合、直接当事者に言う前に主催者にクレームをつけましょう。クレームにちゃんと対処できるかどうかということは、撮影会の質を判断する大きな要素となります。