モーニング娘。8期生オーディションの話が新聞に載る以前の7月20日前後から、私のコラム「モーニング娘。になれるチャンス」、へのアクセスが増えていましたので、関心は高かったようです。
ただ、オーディションが始まったわけではないので、期待されても書くことがあまりありません。今回は、私が考えている8期生の概略について書いてみたいと思います。オマケとして、Berryz工房とスポフェスのDVDについても。
1人とは考え難い
オーディションの応募要綱は、ハロプロのホームページに載っています。
→http://www.helloproject.com/0730audition-8.html
気がつくと思いますが、モー娘。8人の写真で中央の1人(合格者?)を取り囲んだものが載っています。素直にみれば、1人だけの合格と考えられますが、これは見栄えの話で、常識的には、2~4人と考えていいと思います。
4、5、6期生は4人でしたし、7期生オーディションは、かなり変則的だったので参考にはなりません。
それに、先々のことを考えれば、多めにとっても不思議ではありません。
現在のモー娘。メンバー8人の出身地は、北海道、埼玉、東京、神奈川、新潟、福井、山口、福岡、となっています。どうみても、偏りが感じられます。
オーディションですから、素材が優先するのは当然ですが、営業面を考えれば、空白地区の関西、中京地区から合格者を出したいはずです。特に中京地区は、ハロプロにとって悲願だと思います。
前回の、7期生オーディションを見る限り、両地区とも難しい気がしますが、これは予選の問題もあり、なんともいえません。8期生オーディションの成否は、この両地区応募者の出来次第で決まるように思います。
8月27日の沖縄から、10月22日の東京まで、約2ヶ月間続くオーディションです。まあ、2回くらいは受けてもいいのではないでしょうか。
中学生が有利?身長は?
モー娘。の最年少は久住小春の中学2年生ですから、現在の小学6年生、中学1、2年生にとって、有利のように思われます。特に、現在の中学1、2年生は、ルックス的には最強世代ですから、ここから取るのが無難とは思われますが、どうなのでしょうか。
合格して丸1年、低空飛行を続けていた久住小春の人気も、「恋☆カナ」で上昇し始めましたが、子供人気を背景にしていますので、このまま定着するのかどうか不透明です。
ここまで人気で苦労しなければならなかった大きな理由は、予定していたキッズファンやエッグファンが、久住小春になびかなかったことによります。
橋本愛奈、村上愛、夏焼雅は○でも、久住小春(4人とも現在中学2年生)は×という、アンチ・モー娘。の波をもろにうけています。ですから、なにがなんでも中学生、でなくてもいいような気がしています。高校生のほうが抵抗が少なく、ファンは付きやすい気がしますがどうでしょう。
かつて散々書いてきた身長問題(コラム「道重さゆみの身長」参照)ですが、6、7期生が、にょきにょきしている関係で、160cmくらいまでは、まったく問題ないと思われます。逆に、下はきついかもしれません。
6期生=ジャンキー、という印象が強烈なので、ハロプロの曲をかなり知っていないとダメのように思われていますが、何曲か知っている、歌える程度で十分と思います。
基本的な考え方は、アイドル・コンテストと同じなので、完成度よりも可能性、将来性、熱意が大切だと思います。8期生オーディションは、紺野あさ美と小川麻琴の穴埋めオーディションではないので、誤解のないように。
Berryz工房の危機
6月下旬から大騒ぎをした2006年7月5日の発表も、結局は、会場(日本青年館)での写真集、ミニアルバム購入者限定のイベントということで落着。参加した人からは、内容で不評(購入代金4300円と比較して)、参加できなかった人からは、手法で不評と、散々のイベントでした。
私は、参加しませんでしたが、この件でBerryz工房のファンが1割以上減少したと思っています。
これがきっかけというわけでもないのでしょうが、Berryz工房ファンは、露骨に保険を掛け始めています。それは、℃-uteだったり、ハロプロエッグだったり、AKB48だったりしますが、そっちに移らないという保障はありません。
8月初め、時東ぁみ座長公演『CRY FOR HELP!~宇宙ステーション近くの売店にて~』を観てきました(石丸電気SOFT2)。決して、秋山ゆりか、橋本愛奈、諸塚香奈実を観に行ったのではありません。
このところ演劇にはまっていて、7月は、野田秀樹作の「キル」(添野豪演出)、6月は、「錆びた少女」(松枝佳紀作・演出)と観ていたので、ドラマ「下北サンデーズ」のような世界を期待していたのですが、チョット外れでした。
Berryz工房も11月には舞台に初チャレンジ(池袋・シアターグリーン→9月からは、ビッグツリーシアターに名称変更)することが決まっていますが、少々、かなり、大いに心配です。
ドラマ・映画の出演経験者が揃っているBerryz工房ですから、「あり」の企画とは思いますが、『CRY FOR HELP!』の深みのない内容、セリフを並べただけの舞台、だけは避けてほしい、というのが願いです。
最初に、ファンが1割以上減った、という話をしましたが、ここだけの話、私のコラム「Berryz工房の企業秘密」、へのアクセスが増えています。たぶん、新規のBerryz工房ファンが増えているのでしょう。トータルで、増えているのか減っているのかは、秋以降でないと分りません。
ただ、Berryz工房がターニングポイントに差しかかっていることだけは、確かなようです。
アイドルは美しいもの
3月19日に行なわれた、スポーツフェスティバルのDVDを観た感想です。観たのは、熊井、菅谷、夏焼、鈴木、有原、久住、中島、徳永の8枚です。順番に深い意味はありません、たぶん。
収録時間には、かなりのばらつきがあります。菅谷と久住では、4分30秒以上長さが違います。どっちが長いのかは、自明のことでしょうが。平均値から考えると、45分40秒前後を目途として作られたように思います。
観ていると面白い発見をするものです。フットサルの応援で、萩原舞の性格が豹変するとか、最近見かけなくなった、夏焼が菅谷を掴まえているシーンが観られるとか、久住の次に中島を観ると癒されてほっとするとか、挙げるときりがないのですが、面白かったのは有原栞菜のDVDです。
サバイバルレースで、有原はフライング1回とギリギリのスタートが1回あります。早い話、勝負にがっついたのですが、その直後、天罰とでも言うべき転倒をしています。
「アイドルは、勝っても負けても美しくなければならない」、という編集者のメッセージが伝わってくる(本来、カットしてもいいシーンです)貴重なDVDです。しかも、一生残るものですし……そういえば、以前、似た話を書いたことがあります(「安倍なつみとBerryz工房の反省会」参照)。
それにしても、DVDは、残酷です。