仮に、光井愛佳≧片山陽加>後藤真希という図式が成立すれば、光井愛佳>後藤真希と言えることになります。前回のコラム「Happy 8期生オーディションは失敗です」では触れなかった事柄、及び、それ以降の出来事について書こうと思います。
光井小春の握手会
光井愛佳の握手会が、2月4日品川ステラボールで行われました。ここでは、2005年6月18日、久住小春の握手会も開かれています。
会場の雰囲気は、久住小春のときとは一変していました。久住のときは、キッズファンが偵察目的で大勢参加したため、かなり冷ややかなものになっていましたが、今回はぬくもりが感じられる握手会でした。
キッズファンがスルーしたためなのか、モー娘。ファンが多かったのか、エルダーファンが大挙して参加したためなのかは分かりませんが、光井愛佳にとっては居心地のいい空間だったはずです。
ただ、握手会の評判は芳しくありません。理由は2つあります。1つは、光井愛佳本人のテンションの問題。もう1つは、応援に来た久住小春の問題です。
私は、1回目だったのですが、おおよそ1600人程度が参加した握手会で、休憩が一度もないハードな握手会でした。Berryz工房の握手会なら、2回か3回の休憩が必ず入ります。
そのため「疲れた有原栞菜と同じじゃん」と酷評されていました。握手に気持ちが伝わらない、ただ手を出しているだけの握手で、マネキンと握手をしている感じがしました。
もうひとつの問題は、応援に来た久住小春が気合十分で、初イベントで不慣れな光井愛佳を尻目に主賓よりも目立っていたことです。しかも、握手会(上手、つまり右側から久住、光井、吉澤の順番)でも絶好調ぶりをアピールして、「光井小春の握手会」というのが実態でした。
光井と久住は同学年、久住小春が意識していたのかどうかは知りませんが、「ライバルは早いうちに潰せ」を実行したと思っています。実際、久住にとっては大成功だったわけですから。
こう書くと、「月島きらりが、頑張っていただけで私とは関係ない」と反論されそうですが、主賓が目立たない握手会というのは珍しい。月島きらり人気に乗りたかったのかもしれませんが、やはり6期生の誰かを呼んだほうが良かったと思います。結果論ではなく、予想出来たことですから。
光井愛佳>後藤真希の理由
光井愛佳の合格が決定したのは、2006年12月9日の午後らしい。同じ頃、AKB48チームBの候補生も公表されています。
一般的な認識からいえば、モーニング娘。8期生≧AKB48チームB のはずです。つまりは、光井愛佳≧片山陽加(平尾発表会参照)ということになります。
平尾昌晃ミュージックスクール発表会というと、1999年3月24日ヤクルトホールの後藤真希が思い出されます。このとき、「I HAVE NEVER SEEN」を歌っています(詳細はスクランブルエッグ第11号参照)。
そして、後藤真希は同年8月に3期生としてモー娘。に加入したわけです。
一方、チームBの候補生、片山陽加は2006年8月25日けやきホールで「Dear Friend」を歌っています。片山の歌を採点すると、7.2点(10点満点、以下同じ)程度でした。
後藤の歌は、6.5点程度で、片山陽加>後藤真希、という図式は動かしがたい気がします。大雑把に言えば、完成度の片山、素材・将来性の後藤となります。
ですから、光井愛佳と後藤真希の関係は、光井愛佳>後藤真希ということになります。光井愛佳はモーニング娘。どころかハロプロの救世主になりうる逸材、ということなのです。
まあ、光井愛佳が加入したモー娘。を観に行くか、片山陽加、柏木由紀のいるチームBを観に行くのかは自由ですが、2000円で観られるなら、私はチームBをとりあえず観に行きたいと思います。
18禁コンサート
後藤真希の名前が出てきたので、少しだけ触れます。2006年11月の東京厚生年金会館コンサートでは、途中退席した親子連れが何組かあったらしい。事前警告をしなかったため、昔のイメージ、たとえば「赤い日記帳」のイメージで来られた親子連れには、刺激が強かったみたいです。
後藤真希コンサートは、18禁指定(18歳未満、入場禁止)でしょう。それはそれで、話題になっていいと思いますが、都合が悪いことでもあるのでしょうか。
2007年1月27日28日、横浜アリーナで行われたハロプロ・コンサート「10th Anniversary」における後藤真希の不意打ちパフォーマンスを観る限り、子供には×でしょう。観客の中には小中学生もいたわけですし、出演者にも子供がいるのですから、それなりの対策がなされてもよかったと思います。
かくいう私も、有名なSという18禁の雑誌に過激な原稿を投稿しています。たぶん、読まれている方もいるかと思いますが、一応読者は18歳以上が前提になっていますので、どんなに悪影響があったとしても自己責任の問題になります。
事務所が、実態を把握していながら何の指示もしていないのならば理解に苦しみます。それとも、後藤真希からBerryz工房や℃-uteに流れる分にはかまわない、という判断でもあったのでしょうか。
こうしたパフォーマンスは、観客もエスカレートすることを望みますので、歯止めがなくなる心配があります。まあ、「後藤真希エロエロコンサート」でも話題性は十分と思いますが……。
さりげない順番
話題を変えて、℃-uteのデビューシングル「桜チラリ」について書きます。この初回生産限定盤には、フォトブックが付いています。問題は、写真の並び順です。
鈴木―矢島―萩原―中島―岡井―有原―梅田という順番になっています。ランダムではない、ということは誰にでも分かります。もちろん年齢順でもない。ルックス順と言われると、多少動揺が走ると思います。
この順番を頭に叩き込んで、2月24日25日、日本青年館で行われた℃-uteデビューコンサートを観ると、妙に納得させられます。
人気的にはいまいちの萩原舞ですが、正統派美少女系なのは間違いなく、ゆくゆくは鈴木愛理とのツートップがあるのでは、と期待しています。まあ、美少女の言動はえてして変、というのが相場ですから、萩原舞の言動は気にはなりません。
鈴木―矢島―萩原―梅田と並べると、℃-uteも紛れもない美少女ユニットなのが分かります。フレンドリーなユニットがそれでいいのかどうかは知りませんが、方向性がなんとなく見えてきた気がするコンサートでした。
今回、Berryz工房については特別ありません。強いてあげれば、「胸さわぎスカーレット」の新木場イベント(2006年12月17日)が、Berryz工房のターニングポイントになった気がする、くらいです。
イベント集中日の3月10日は、保険を掛けていた東京厚生年金会館に行くことにしました。