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「Buono! vs. AKB48」の足元

written by 上木憲文

  Last Updated: 2007/11/09
本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
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10月31日、Buono!のデビュー曲「ホントのじぶん」とAKB48の新曲「夕陽を見ているか?」の発売日が重なった。どっちが当てたのかは知らないが、直感的にはいい勝負と思える。

結果は、このコラムが公開されるころには分かるので、ここでその予測をすることはやめて、ユニットの抱える問題点を簡単に触れておきたい。

Buono!のネーミング

嗣永桃子、夏焼雅、鈴木愛理の3人ユニット、Buono!ですが、なじみのない「BUONO」という言葉は、イタリア語で「おいしい」「親切な」「善良な」という意味を持つ形容詞らしい。それで、イタリアレストランなどの名前によく使われている全国区の普通名詞。

この顔ぶれだと、夏焼、鈴木、田中れいな、の3人ユニット、「あぁ!」を思い出させる。田中と嗣永桃子が入れ替わったのがBuono!。ちなみに、「あぁ!」のデビュー曲「FIRST KISS」の発売は、2003年10月29日。

ここからが本題。「ホントのじぶん」は、テレビ東京系アニメ「しゅごキャラ!」の主題歌。当然、メインターゲットは子供のはず。

パソコンをいじれる子供が、「BUONO」の意味を知りたくて検索すると、ときとしてとんでもないサイトにたどり着くことになる。

大阪日本橋のデリバリーヘルス、ホテルヘルスの専門店、いわゆる風俗店にたどり着いてしまう。画像自体18禁(18歳未満禁止)といえるもので、子供には見せられない。「Buono!」だと大丈夫そうだけどネットの世界なので、なんともいえない。

一度検索したときには、トップにこの風俗店が出てきて、腰が抜けそうになった。「親切な」という意味合いなのだろうが、オイオイの世界だ。

「Buono!」の顔ぶれをみれば、誰でも「あぁ!」を思い浮かべるのだから、それでも良かった気がする。いまさら名前の変更は難しいだろうな。

AKB48の泣き所

冒頭、いい勝負と書きましたが本音は「AKB48かなり有利」。理由はヲタ的になりますが、鈴木愛理のファンは、℃-uteの新曲「都会っ子 純情」のイベント参加への申し込みで手一杯、「Buono!」モードになっていない。早い話、「ホントのじぶん」をあまり買っていない。

だから、「Buono!」と言っても実質は、嗣永桃子・夏焼雅のファン主体で、数字が読めてしまう。チョット、勝負にはならないかも、というのが発売直前の予想。

ただプラスの面は、℃-uteファンもBerryz工房ファンも、推しでなくても買うところ。熊井友理奈ファンの私でも、「ホントのじぶん」は買った。

AKB48のファンはどうなのだろう。過去の数字を見ていると、推し以外はあまり買っていない気がする。まあ、ファン気質だから仕方ないですが。

で、本題。知らない人も多いと思いますが、AKBにはファンクラブの会費問題があった。早い話、会費が自動引き落としになっていて、カード会社からの利用明細を見るまで気がつかなかった、というもの。

しかも自動引き落としをしてから、引き落としを続けるか、解除するか、FCを脱退するかを選択させるというのは、もらうものさえもらえれば後はご自由に、と言っているようなもの。

昨年の9月前後に入会した古株のファンが対象。アダルトサイトなんかだと、「自動継続」は一番目立つ所に載せてありますが、AKBのサイトは今でもよく分からない。まあ金額が違うから、といえばそれまでですが、決して味のいい話ではない。

それにファンクラブのシステムが、ハロプロなんかとは全く違う。会員証もコンサート案内も何も送られてこない。すべて、こちらからAKBのサイトにアクセスしないと分からない。1年で脱退しようと思っていたのに、延びてしまった。

このことがきっかけで、古株のファンが逃げ出さなければいいのですが……それでなくても、1枚岩とはいいがたいAKBですから。

デリバリーステーションを御存知ですか?

デリバリーステーションは、その他大勢といわれているハロプロエッグの中から選抜されたメンバー5人によるイベント。会場はサンストリート亀戸で、すでに2回行われています。「デリバリー」という語感に拒否反応を示す人が意外に多いようですが、ここでは触れません。

正式名称は、「ハロー!プロジェクト デリバリーステーション! 01」(9月22日)で、出演は、吉川友、森咲樹、小川紗季、北原沙弥香、青木英里奈。

「02」(10月20日)の出演は、能登有沙、真野恵里菜、古川小夏、福田花音、岡井明日菜の各5名です。(共に発表順)

ヲタは当然ながら、まず名前の順番にチェックを入れる。02は年齢順、ということが即座にわかりますが、01は全くの不明としかいえない。私の好きな順、というのはかなり正しいけど、事務所がそんなこと知っているわけないから、謎だ。

ただ、01の出来と、02の出来にはかなりの差があったことは確かで、口の悪い人間は、一軍と二軍と言っているらしい。すると、出演していない前田憂佳、湯徳歩美、西念未彩あたりは、三軍ということになるか。

01を観ていると、Berryz工房っぽいことに気がつく。5人ともお互いに遠慮しないで、自分のパフォーマンスに専念。他人のことは知らん、という雰囲気が漂っていて面白かった。Berryz工房そのものじゃん。

02は、練習不足(例外は、古川小夏)。有料だったら金返せ、といわれても仕方ない出来だった。ダンスが苦手な岡井ちゃん、下手というよりも何か変。どこかがおかしい。それに、端っこに来ると、あからさまに嫌そうな表情に変わるのが×。「少しは森咲樹を見習え!」と言いたくなる。

森咲樹は、どんな場所でも精一杯のパフォーマンスで、手抜きをしない。時にはやり過ぎることもあるけど(コラム「2007年3月~5月のコンサート批評 ~梅田えりかから吉川友まで~」参照)、一生懸命さが伝わってくる。そこが、01と02の根本的な違いだろうな。

会場販売の写真は、吉川、森、真野、福田を買ってしまった。それにしても吉川友の写真、作り過ぎ。いくら旬で期待が大きいとはいっても、吉川ファンの私でも「えぇっ!」と思うくらいの枚数を持って来ていた。売れ残っていたけど、完売したのかなぁ。

で、ここからBuono!に話が戻るのですが、嗣永、夏焼、鈴木の3人でなくて、ハロプロエッグからでもよかった気がする。駒がないわけでもないし、鈴木愛理の負担を考えればそんな選択をしても良かった。

なんと言っても鈴木愛理は℃-uteの至宝なので、病気や怪我は禁物。鈴木愛理が倒れたら、℃-uteの活動が止まってしまう。イベントは可能でも、コンサートは無理だ。

Buono!は短期間ユニットではないらしい。でも、お疲れモードでかなりイラついている鈴木愛理をみていると、℃-uteに専念させたほうがと思うし、絶好調の嗣永桃子と同じステージは可哀相な気がする。

「無敵桃子」と秘かに呼んでいる嗣永桃子は、11月3日からサンシャイン劇場で始まった劇団ゲキハロ公演「リバース!~私の体どこですか?」でも、好調ぶりは変わらない。そんな嗣永桃子と同じステージを踏んでいる夏焼雅は、よほど人間が出来ているのだろうな、エライ!

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【満足度】5
【コメント】AKB48vsBuono!。
結果的には、Buono!の圧勝でしたね。AKB48のほうは選抜メンバーが極端に少なかったからでしょうか?
【ペンネーム】rky

■AKB48の売り上げ枚数は、たぶん、選抜メンバーの人数に比例するのではないかと思います。
ですから、rkyさんの推測は、正しいのではないでしょうか。
全員で歌えば、もっと売れるでしょうね、たぶん。(上木)

【満足度】 1
【コメント】「Buono! vs. AKB48」の足元

この記事を読ませていただきましたが、はっきり言わせてもらいますが、貴方(上木憲文さん)は頭おかしいですよね。

Buono!の意味を調べるのにインターネットを使う理由が分かりませんが。辞書でOKなのではないですか?

どうしてもインターネットで調べたく、もしそういうサイトがヒットするのであれば貴方の調べる手法が拙いということですが。
貴方はインターネットの検索の方法をご存知でないということをこの記事で晒していることになっているのですけどね。
インターネットの技術も熟知しないでこういう意見を発信するのはよろしくないと思いますが?

あと、同じシングルCDを何十枚も買うという行為そのものが狂っていると思うのですけどね。

そこまでBuono!がキライですか?
キライならキライで構いませんが、もっと多角的に見て冷静に判断してから記事を書くべきだと思いますけどね。

私が言っていること理解できますか?
【ペンネーム】(無記名)

■せっかく、コメントをいただいたのですが、某学習塾のキャッチコピー、「読解力の崩壊。」というのを思い出してしまいました。
私の文章の大意は、「名前を付ける時は、変な使用例がないか、確認してからがいいですよ」というものです。
別に、Buono!が、好きとか嫌いとか一言も書いていないはずです。
「全体から、そんな風に読めた」、と言うのならば、読解力の問題なので、詳しい解説は難しいですね。(上木)