ハロコンとか夏ハロとか言われているハロープロジェクトの夏コンサート「~避暑地でデートいたしまSHOW~」(代々木第一体育館)に行ってきました。2008年8月3日は、Berryz工房の熊井友理奈の誕生日なので、昼と夜の2公演を観てきました。
前田憂佳はお飾り?
High-Kingは、不思議なユニットです。モーニング娘。から、リーダーの高橋愛と田中れいな、℃-uteのリーダー矢島舞美、Berryz工房のキャプテン清水佐紀、そしてハロプロエッグの至宝、前田憂佳が参加しているユニットですが、メンバーに一貫性がみられません。
一貫性を求めるなら、ハロプロエッグから仙石みなみか古川小夏を入れるべきです。
昼公演のとき、前田憂佳のメチャクチャ緊張した表情が見られましたが、4人のお姉さんたちは、憂佳のフォローをする気がまったくない様子でした。そもそも、前田憂佳のHigh-King内での立場ってなんだったのでしょうか。歌は、高橋、田中で十分ですし、ダンスは、清水、矢島で十分です。
では、この4人だけで商売が出来るのかというと、何かが足りない。結局、前田憂佳はルックス担当、エッグ担当(エッグファンに買ってもらうため)と揶揄されています。
本来、前田憂佳を使うとしたら、亀井絵里、道重さゆみ、菅谷梨沙子、鈴木愛理にプラスして前田憂佳、という顔触れでなくてはバランスが取れません。まとめ役は、ベリキュージャンキーの道重さゆみです。これなら、花の中2トリオも気分よくお仕事ができるはずです。
中央ステージでHigh-Kingの5人が並んだとき、『こんな意味不明で、立場がはっきりしないユニットは、即解散してほしい』、と緊張した前田憂佳の横顔に書いてありました。えっ、見えませんでしたか?
「マノピアノ」の評判
6月29日、真野恵里菜は「マノピアノ」というKANさんの曲で、インディーズデビューしました。事務所も本格的に売っていこうということで、10月4日には、真野恵里菜ファンクラブ応援企画第1弾が開催されることになりました。
ただ、「マノピアノ」の評判はイマイチです。インディーズデビューというと、どうしても2年前の℃-uteの「まっさらブルージーンズ」との比較をしてしまうようで、ノリが悪いとか盛り上がれない、という意見を耳にします。
私はそれよりも、真野恵里菜の成長スピードに問題があると思っています。テレビ東京系の深夜番組「ベリキュー」の冒頭、真野がコメントする場面があるのですが、最近は雑というか、生意気なコメントが目に付きます。(台本ではない、という前提で)
4月の始まった頃と比較すれば歴然とするはずですが、初々しさのかけらも感じられません。ここからの上がり目をみんな期待しているのでしょうが、私はすでにピークを迎えつつあると思っています。
比較対象にされる松浦亜弥にしても、藤本美貴にしても、テレビに出始めた当初は、もうすこし素人の匂いが漂っていましたし、将来性を感じさせていました。更に言えば、事務所の期待を背負って、という悲壮感がなかったのも好印象でした。
真野恵里菜を見ていると、期待感100%、「頑張ります、頑張ります」が全面に出すぎていて、可哀相というか、息苦しさを感じます。こんなんで、本当にいいのかぁ~。
菅谷梨沙子の学力
Berryz工房もかつてはいろいろとバトルがあったのですが、最近は清水佐紀と嗣永桃子の関係も修復されて、話題を探すのに苦労します。
そこで、あまり気がつかれていないようですが、一番変化、あるいは成長した菅谷梨沙子について書きます。
まず肉体がマッチョ系に変わりました。後姿は、須藤茉麻と見間違えるくらい、上半身が立派になっています。
清水佐紀の身長が嗣永桃子を超えた段階で、身長ネタはお蔵入りになったみたいで、菅谷梨沙子の身長も不明ですが、160センチを軽く超えていることは確かです。ですから、あの身長であの肉体は目立ちます。
外見的な成長は見れば簡単に分かりますが、実は菅谷梨沙子の内面、特に学力が驚異的に伸びていることに気がつかれているでしょうか。
特に中学に進学してからの伸びは想像を超えています。かつて、ハロコンで「夏」の字が読めなかった子供とはとても思えません。
基本的に室内派というか、あまり外出はしないで家の中でゴロゴロしているタイプらしいのですが、それだけでは学力アップの説明がつきません。もちろん、肉体の説明もつきません。
学力が学校の教科書レベルとは異質で、しかも独学ではなく大人の介在、たとえば中年の家庭教師が教科書以外のことをマンツーマンで教えている、そんな印象を受けるのですが、どうでしょう。
余談になりますが、「ベリキュー」で歌った山口百恵の「ひと夏の経験」は、菅谷なりに歌詞を消化した歌でよかったと思います。
15歳の山口百恵の曲を14歳の菅谷梨沙子が歌う、これは歌唱テクニックで解決できるものではなく、少女としての感性が問われたのですが、菅谷らしく真正面から取り組み、正統的な解釈をした歌でした。
私に言わせれば、その辺りにも大人の介在を感じてしまうのですが……
そして、菅谷梨沙子のソロデビュー、という言葉が脳裏を横切った瞬間でもありましたが。
鈴木愛理の反抗期
ドラマ「阿久悠物語」の桜田淳子役を見る限り、まだ劣化は始まっていないようです。いまのところ、表情とか雰囲気に問題はないようです。
番組「ベリキュー」で、有原栞菜と鈴木愛理がソファの上で、意味もなくひっくり返るシーンがあって、ヲタ的には二重丸らしいのですが、それ以降の流れからすると、番組を干されたとの印象を受けます。
私は、そのシーンよりも、横浜アリーナのBerryz工房と℃-uteの合同コンサートのときの、バックステージでの発言が気になっています。コンサートの途中でテンションが上がっていたから、と言えなくもないですが、以前には見られない言動でした。
だから、鈴木愛理の反抗期、と思っているのですが、世の中、「朱に交われば赤くなる」という言葉もあります。その意味するところは、鈴木愛理なら十分わかるはずですが……実は、一番危険な蜘蛛の糸にぶら下がっている、ということに本人は気がついていないようです。
℃-uteの新曲「江戸の手毬唄II」を買った人、買わなかった人
前作「涙の色」の初動枚数が3万枚を超えたので、今回も3万超えは楽勝という雰囲気が漂っていましたが、実際はイベントがらみで売れている、ということを証明した結果になりました。
新曲の発売に合わせて、発売記念イベント(今回は、8月23日と9月7日)が行われているのですが、今回はBerryz工房のイベントに日程が重なったので、危ない予感がしていました。
8月23日は、Berryz工房のバス旅行が予定されていますし、9月7日は、Berryz工房の八王子市民会館コンサート。更に言えば、スペシャル会員のツーショット撮影会が八王子で行われます。
この時点で、Berryz工房ファンの何人かは、「江戸の手毬唄II」をパスしています。それにかぶりますが、Buono!ファンも今回は、動いていません。いつもですと、℃-uteの新曲発売記念イベントに合わせて、Buono!のイベントも企画されるのですが、今回は全くありませんでした。
その結果、ヤフーのサイトで夜の8時から℃-uteメンバーによるトークライブの放映とか、8月2日、3日のコンサート会場、代々木第一体育館でCDを購入すると、メンバーの直筆サイン入りポスターの抽選プレゼント、といった企画が行われたわけです。
それでも不安のため、8月4日、大阪→名古屋→東京という握手会を開催して、3万という数字を手に入れたわけです。
Berryz工房ファンに言わせれば、℃-uteはコストが掛かりすぎているし、ファンは完全にかもられているだけです。
ですから、ひと騒動が終わった途端、℃-uteの日イベント(9月10日)を発表されて、あたふたさせられるわけです。つまり、応募の為に、またまた「江戸の手毬唄II」を買わなくてはならない羽目に陥ったのです。
昨年秋の「都会っ子 純情」と同じ手法にやられています。まあ、コラム「Berryz工房の時代」でも触れましたように、羊の集団だから仕方ないのですが……それにしても、学習効果がない。