プリマベーラ(Primavera)のメンバーの自己紹介のとき、KUMI(くみ=堀内くみ)ちゃんは、決まってこんな合言葉で話し始めます。
KUMI(くみ)「猫好きのKUMIで~す。m(=^o^=)m ニャー!!!!!!」
最近のファンイベントでは、この「ニャー」を観客が、半ば強制的に言うお約束になっていて、今やファンの「ニャー」実践率は60%を超えています。残りの39%の人はこのお決まりをご存じないか恥ずかしいかで、黙っておられます。そして私(スクエアダンス)だけが孤独に、「ガオー」と、『虎のKUMIちゃん』で返すのですが、もちろんみなさんの「ニャー」(=模範解答)にかき消される図式となっています。
プリマベーラのイリュージョンショーやイベントのあと、握手会があるときは、KUMIちゃん本人に「ガオー」であいさつするのが楽しみで、
KUMI(くみ)「ガオーじゃないですよ、ニャーですよ」
といつも怒られてしまいます。
まあ、ネコもトラも、ネコ科の動物ですから、半分正解と言うことで許してください。ただし、百歩譲ってネコを認めたとしても、KUMI(くみ)ちゃんは、ペットの飼い猫ではなくて、イリオモテヤマネコのような野生の猫としか、私には見えませんが……。
プリマベーラの歌姫から変貌を
プリマベーラ(Primavera)は、イリュージョンやマジックを行う女性ユニットであることは、もうご存じだと思います。私は、マジック界の専門知識が皆無な一方で、歌謡スクールの発表会は長年見てきたわけですから、「イリュージョンやマジックは見て楽しむもの、歌に関しては少しうるさいぞ」というスタンスで、プリマベーラのイベントに臨むことにしております。
2009年2月14日の『プリマと過ごす Happy バレンタイン♪』イベントや、6月20日の『プリマベーラ ファン感謝祭イベント』のような「歌」がメインのイベントでは、特にバラードのコーナーで、KUMI(くみ)・MAI(まい)・MAMI(まみ)の3人娘が決まってクローズアップされています。
メンバーのCHIKA(ちか)が「正直なところ、特定な何人かしか歌ってないじゃないですか!」と陰口をたたいているのが、この特定の3人に当たります。まあ、CHIKAちゃん、プリマベーラの歌メンバーはほぼ実力どおりにスタッフさんが選んでるので、仕方がないです、がんばって歌も練習してください。
その中でも、KUMIは「プリマベーラの歌姫」(byスクエアダンス)と呼ばせて頂きますが、発声・音程・リズムの正確性に優れていて、アップテンポ~ミドルテンポの曲目については高く評価しています。今後、『プリマベーラ(Primavera)』や『プリマベーラS』のシングル曲やアルバム曲を歌っていく中で、当然ボーカルの中心にKUMIがいることは間違いないでしょう。
あえて、KUMIの歌での課題を申しますと、実は「スローバラード」ではないかと考えています。
「え、KUMIちゃんのバラードはグッと心にくるのに……」とAKANE(あかね)からクレームが来そうですが、プリマベーラのコップの中ではTOPでも、J-POP基準だと、KUMIのバラードは現状ではまだまだ厳しいですね。KUMIちゃんは大好きな加藤ミリヤに比べて声量が不足しているのですから、加藤ミリヤと同じ呼吸で丁寧に歌えば歌うほど、歌のボリューム不足が気になってしまいます。音程が外れても良いから、気持ちは「可愛い猫」ではなく「どう猛な虎」に変貌して、叫んで歌うなど、今までの練習方法から一歩も二歩も踏み出した挑戦が必要に思います。
プリマベーラのアイドルNo.1を目指せ
KUMIの歌は、アップテンポ~ミドルテンポの楽曲では一級品ですから、自分の進みたい将来像=ボーカリストを目指したいという気持ちはわかりますが、今年の短期目標としては、あえて「プリマベーラのアイドルNo.1」を目指してください。
年齢に比べて童顔ですし、いろんな振る舞いも可愛いですから、スタッフさんも彼女にどんどんアイドルソングを歌わせてみてください。「どう猛な虎」は可愛くないですが、自分が可愛い子で目立っていくために「どう猛な虎」に変身するぐらい前に前に出て、他のメンバーにライバル心を燃やして欲しいのだ、ガオー。