2010年3月26日の『Prima HOUSE(プリマハウス)』は、プリマベーラの1期生として約5年間走り続けてきたTOMO(大澤とも)のラストステージ=卒業ライブとなりました。
彼女は『プリマベーラ(Primavera)』のメンバーとして活動する一方で、グラビアアイドル『大澤とも』として活躍し、DVDを3枚リリースしています。スクランブルエッグからも『大澤とも』名義で2度取材しています。
私はプリマベーラのファンになってから、ようやく1年が過ぎたところです。このため、プリマベーラ結成前から現事務所と関わってきているTOMOさんの活動は少ししか知りません。昔からTOMOさんを応援してきている大ファンの方を含めて満員の観客が見つめるなか、彼女はトレードマークの笑顔をずっと振りまいていました。私は、最後の握手会のときに「よくがんばったね」とはとても言うことができず、「ゆっくり休んでください」の言葉が精一杯でした。
プリマハウスとプリマドリームライブの違い
結成して5年目に突入したプリマベーラは、今年(2010年)から主に金・土・日曜日に、事務所がある東京・幡ヶ谷のスタジオで、新たに2つのライブステージをスタートさせました。
『Prima HOUSE(プリマハウス)』:約45分間のライブステージで、メンバーのうち数名(3~6名のときが多い)のみで行われます。短い時間ですが、ダンス・歌・イリュージョン・マジック・トークが一通り用意されていて、お楽しみ抽選会や撮影会・握手会もあります。かなりアイドルイベントを意識したもので、常連さんのファンなら、何度でも家(HOUSE)に帰ってアットホームな空間を味わいたい気分になれます。
『Prima Dream Live(プリマドリームライブ)』:約90分間のライブステージで、基本的にはメンバー全員が出演します。このライブを見れば、プリマベーラの最新のイリュージョン・マジックのすべてがわかる、という触れ込みです。本格的なプリマベーラのステージを見たことがない方は、むしろこちらを最初に見れば、全体像がわかりやすいと思います。最後に握手会もあります。
この2つのライブの違いは、AKANE(あかね)に尋ねると懇切丁寧に教えてくれますよ。ただし、AKANEの説明を聞いてもわかった気分になるかならないか微妙な感じなので、結局MAI(まい)か私(スクエアダンス)に聞き直してくれたほうが、ライブの性格の違いを理解できるでしょう。
私は、プリマハウスもプリマドリームライブも、足繁く通って少し常連さんに近づきましたが、今ではプリマドリームライブだけでは満足できない人間になってしまいました。だからこそ、『プリマハウス』なんですよ。プリマハウスには、新たなチャレンジともいうべき実験的な試み(ダンス・歌・マジックなど)が盛り込まれることが多いため、毎回刺激が強いわけです。もちろん、1回きりでボツになってしまう斬新なアイデアも、たくさんありましたけど……。
4月より名古屋地区でも本格的な活動スタート
昨年(2009年)の『24時間テレビ32』(中京テレビ)で『プリマベーラS』が移動募金隊を行ったり、名古屋市栄駅前のオアシス21銀河の広場で『SKE48』と2年連続で同じ舞台のステージに立つなど、さまざまな活動が花を咲かせたのでしょう、イリュージョン・マジックのグループという意味合いでの『プリマベーラ』の一般的な知名度は、関東地区よりも東海地区(岐阜、愛知、三重)の方が上回って逆転したというのが、私の実感です。特に、名古屋地区のイベントに参加してみると、『プリマベーラ』の生ステージを実際に見たことがある一般市民が多いことに驚いてしまいます。
ということも手伝ってか、遂に2010年4月より『プリマベーラ』は名古屋地区でも本格的な活動がスタートしました。これからは、メンバーが名古屋と東京の2箇所に分かれて活動するわけですが、なんと、リーダーのKAORI(かおり)、AKANE(あかね)、MAI(まい)の主力3人をすべて名古屋メンバーに配置するということからも、事務所の本気度が伝わってきます。
名古屋と東京の各メンバーは→こちら
4月2日より毎週金曜日の、中京テレビ『ラッキーブランチ!!』という番組にこの3人がレギュラー出演しています。3ヶ月後の夏場あたりには、東海地区では「かなりの有名人」になっていることでしょう。
東京メンバーのカギを握るのはYUI(ゆい)
残された東京メンバーの、KUMI(くみ)、YUI(ゆい)、YUZUKI(ゆずき)、RINA(りな)、CHIKA(ちか)、MIO(みお)の顔ぶれを見ると、なんとも名古屋メンバーに比べて、心許ない印象は拭えないのかな? しかしながら、この6人は今年すでに69回の『Prima HOUSE(プリマハウス)』を通して、各人がオリジナルのマジックや初挑戦の歌・新作のダンス・トーク技術を一歩ずつ一歩ずつ固めながら、「ライブのかたち」を作れるまでに成長しました。4月10日のこの6人だけのプリマハウス(第68回・第69回)を見て、意気込みはもの凄く伝わってきましたし、私はもう全く心配していません。
私は、東京メンバーのカギは、YUI(ゆい=井上ゆい)が握っていると思っています。6人の中で長身の男役ができるのはYUI(ゆい)だけですし、ダンス・歌ともに2010年になってからの成長が著しいのです。特に、KUMI(くみ)先生の恐い恐いスパルタなダンスの解釈を、4人(YUZUKI、RINA、CHIKA、MIO)に深く伝えるには、YUI(ゆい)ちゃんのほんわかな通訳と実践(見本で示す)が不可欠な気がしてなりません。
『Prima Dream Live(プリマドリームライブ)』の、巨大扇風機のイリュージョン(ウィンドシアー)では、一度も『ワル軍団あかね』(AKANE、MAI、RINA)に勝てなかった『ワル軍団ゆい』(YUI、YUZUKI、CHIKA)。「ジャージじゃ勝てないよね」とか、「戦う武器が安っぽいよね」とか、いろいろ負けの言い訳はあったでしょうが、AKANE(あかね)が名古屋に引っ越して、RINAを自軍にスカウトで引っ張り込んだのちには、東京で扇風機の練習をいっぱい積み重ねなさい。今年の年末までには一度で良いから、名古屋・東京メンバー合同ライブの場で、『ワル軍団あかね』に勝って欲しいと思っています。
それから、4月11日のプリマドリームライブで、新たに研修生(『プリマベーラ・エッグ』(by AKANEが名付け親))として、AYAKA(あやか、神戸出身)とSUMINA(すみな、東北出身らしい)の2名のお披露目がありました。とっても初々しいですよ。