私の第一印象
「紺野≧高橋>小川>新垣」というのが、私が最初に抱いた5期生のイメージだ。
私の好きな順でも原稿の順番でもなく、「親から受けた愛情の量」を勝手に想像して並べてみた。
新垣は、妹とともに親戚中をタライ回しされながら育った薄幸の少女、というのが第一印象だ。
新垣の八方美人的性格はそうした環境から育まれてきた、というのは邪推かもしれないが、常に周囲の大人を意識した気配りが13歳らしくないのも確かである。
紺野、高橋には親の愛情が漂うし、小川には親の干渉をはねのけ、自分一人で勝手に大きくなった、というイメージが漂う。
3人とも反抗期をくぐり抜けたある種の安定感を感じるが、新垣には無縁のように思える。
モー娘。内のポジション
個人的には「新垣=保田圭」と思っている。
どんなユニットにも接着剤的存在が必要なのだ。この2人にモー娘。の浮沈をまかせるのは酷というものだ。
一部には新垣を高く評価している向きもあるみたいだが、「モー娘。フリークの有利さ」に目をつぶっているとしか思えない。新垣は骨の髄まで「つんくサウンド」が染み込んでいて、短期的にはプラスだとは思うが、長い目で見ればそれがハンデにもなりうる。
新垣を見ていると、「5期生に一人ぐらい即戦力がいないとユニットがもたない」というスタッフの切実さが伝わってくる。
最近、他の3人がキャラ勝負を始めたみたいだが、新垣のキャラはいじくってほしくない。辻・加護の変貌ぶりを見るにつけ、新垣だけは大切に育ててほしいものだ。
キッズ・オーディション
ハロプロの「キッズ・オーディション」は新垣の妹のためのオーディション、と思っているのは少数派らしい。
小学生ならば、里沙姉ちゃんみたいな性格ではないはずだし、姉譲りの可愛さがあって期待できる、なんて考えないのだろうか。
キッズ・オーディションの応募資格に
- 応募締め切り時点で、芸能プロダクション、劇団、タレント育成スクールなどと契約や所属してないこと。
- 東京都内に通えること。
という項目がある。
1.は応募する側が一枚上手、ということがわかっていない。
この条件だと、締め切り以降に契約していたらOKになってしまう。どうして「二重契約がわかったときは合格を取り消します」という項目が入れられないのか不思議でならない。
これでは「LOVEオーディション21」の二の舞を勧めているようなものだ。
だいいち、応募した小学生全員が素直に辞めているとは考えがたい。どうするかは合格が決まってから考えればいい、というのが応募者サイドの本音だろう。
2.の条件であきらめた子が多かったみたいだけど、常識的には新幹線はOK。つまり静岡、新潟、福島、ぐらいはマル。さすがに飛行機はNGだろうが。仮に2時間以内に通えること、という条件あっても同じ。ダメな場合は[新幹線不可]という項目が入るはず。
新垣の妹がこんな応募資格で引っ掛かるわけがない。
小さな疑問
古い話になるが、中森明菜が「スター誕生」で合格したとき、電話帳に家の電話番号(当然、住所も)が、まだ載っていた。
だから新垣も、と思ったら大間違いだ。
最新のハローページ「横浜北版」(01・11~02・10)で調べても載っていないし、昨年版にもない。たまたま手元にあった96年版にも載っていない。
だから電話番号を知らない。それなのにどうして住所を知っているのかというと……。
新垣が「桜ヶ丘」でフォーカスされたという情報と、大きなマンションに住んでいるらしいという情報があれば十分だ。
保土ヶ谷区には、桜ヶ丘一丁目、二丁目、新桜ヶ丘一丁目、二丁目がある。当然ながら、それらの隣接地区も調査対象になる。どうやって調べるのか。
私は平成13年10月発行(調査は5月~7月)の「保土ヶ谷区住宅地図」(世帯主はフルネームまたは苗字で記載されている)を使って、100棟以上のマンションを調べた。
そして1つだけ見つけ出すことができた。「新垣・幸田」という表示が何を意味しているのか、私は知らない。