ミニドラマ「リトル・ホスピタル」(テレビ東京系『美少女日記III』内の1コーナー)が、先日(2003年3月21日)めでたく最終話を迎えました。このドラマは『なんちゃって看護婦の紀子さんと、わたしたちのちっちゃなドラマ』という可愛いキャッチフレーズが付いています。
「リトル・ホスピタル」(監督・脚本:安田真奈、全55話)
あるさびれた総合病院の小児科を舞台に繰り広げられるドラマで、なんちゃって看護婦の紀子さん(加藤紀子)と入退院やお見舞いを繰り返す子供達、村上愛・熊井友理奈・夏焼雅(ハロー!プロジェクト・キッズ)のほのぼのストーリー。未熟な看護婦が、子供達と接しているうちに成長し、子供達もその病院で思いやりを学んでいく成長日記。
「小児科病棟」といっても、モーニング娘。の2001年ミュージカル「LOVEセンチュリー」の亜依(=重い心臓病で入院)のような、重っ苦しい雰囲気はまったくありません。
盲腸で入院した村田愛子ちゃん(村上愛)のお見舞いに来てくれた、お友達の熊野由理ちゃん(熊井友理奈)がアキレス腱を痛め、夏木雅美ちゃん(夏焼雅)も幼稚園児の三輪車にひかれ(!?)溝に落ちて骨折し、2人も入院。結局3人は同じ病室で過ごすという「ほのぼのドラマ」なんです。
初対面のなっちにツッコミを入れる
「リトル・ホスピタル」では、将来売れっ子作家を目指すため、ベッドに隠れて「人間かんさつ日記」を書いている愛子役を、明るく演じてくれた「村上愛ちゃん」ですが、あなたは顔と名前が一致しますか?
あなたがハロプロ・キッズのファンならわかって当然です。『美少女日記III』の別コーナー「ことミック」・「燃えろ!マナー部」に出演している松浦亜弥や藤本美貴のファンの人も、ちらっと見ていたでしょうから、ご存知ですよね。
それに比べて、普通のモーニング娘。ファンの人の多くは、「村上愛ちゃん」の認知度はまだ低いと思われます。
ただ、なっち(安倍なつみ)ファンの一部の人は、あるきっかけ(ハプニング)から、きちんと村上愛を覚えているのです。
2002年6月30日、ハロプロ・キッズオーディションの最終選考で見事合格したキッズたちにインタビューする安倍なつみさん。
安倍「どう、アイちゃん? アイちゃん、どう?」
村上「メグミです」
安倍「あ、ごめんなさい。メグミちゃんて読むんだね。これね。そっか。どうなの? 今、うれしいでしょう?」
村上「すごい、うれしいです」
安倍「ねえ、お友達にも言わないとね」
村上「はい」
当時、こんなやりとりでも「小学生が安倍なつみにたてついた!」と村上愛を悪者扱いにしたWebの書き込みがありました。私は、何を言っているのか!と怒りましたよ。あの場面では、大先輩であっても、自分の名前の間違いだから「指摘して当然」です。ましてや、2分前から私(村上愛)は芸能人になったのですから、アピールしておかないとね……。
もちろん、ちゃんとフォローをしてくれた安倍さんも悪くありません。あの場面でしいて挙げるとすれば、彼女は間違いやすい名前なので、名札にフリガナを打っておいて欲しかったです、スタッフさん。
多人数のグループで本領発揮
私は、Online Column - ハロプロ・キッズの見分け方で、村上愛ちゃんは見かけが木村佳乃風と書きましたし、「リトル・ホスピタル」も準主役でしたから、彼女は女優系と思いがちです。
ただ、2002年7月19日の『ハローキッズ』で、お休みの日はちっちゃい女の子とおままごとをしたり、弟たちとサッカーしたりすると言っていて、下の子の面倒見がとても良い子です。ハロプロ・キッズの集団の中でも、いろんなメンバー(仲間)と一緒にいる場面を数多く見かけますから、「全体のまとめ役」として適任です。遠い将来、(高橋愛ではなくて)村上愛がモーニング娘。(orハロプロ全体)のリーダーになっているかもしれません。