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鈴木愛理の玉手箱はいかがですか

written by スクエアダンス

  Last Updated: 2003/06/10
本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
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どんなオーディションでも、最終選考になると、いかにもタレントスクールや歌謡教室で習っていそうな出場者が残っているものです。歌唱力、トークの内容や、司会者との目線・受け答えなど、どれをとってもソツがなく、ダントツで合格するだろうと思っていたら……結果は、彼女ではなくて、隣の素人っぽい子が「グランプリ」というケースが結構あります。

たった1人を選ぶオーディションの場合は、「未知数な魅力に賭けてみる」気持ちもよくわかります。しかし、事務所に余裕があって複数の合格者でも構わない場合は、そんな冒険は犯さずに、最初にその便利な出場者をキープして採っておくことが重要だと私は思います。

BoAを熱唱する小学2年生

2002年6月30日の『ハロプロ・キッズオーディション』の合格者(ハロー!プロジェクト・キッズ)15人を見て、「△△ちゃんは可愛いけど、可愛くない子も多い。歌はみんなヘタだし、なぜこの子が残ったの?」と、皮肉たっぷりに言う人が今でも結構います。

でも私からすれば、「ルックスがとても可愛い」小学生、「歌がとてもうまい」小学生、「多人数の中で個性を発揮できる」小学生など、いろんな15人の『おいしい子』をバランス良く合格させているので、1人も外れがない『すばらしい選考』と考えています。

では、キッズの歌担当って誰でしょう? 梅田えりか・清水佐紀もうまい部類ですが、あの日歌が最もうまかったのは、鈴木愛理(当時小2)で異論ありません。最終選考の生放送で、BoAの「気持ちはつたわる」を迫力たっぷりに歌いこなしているのを見て誰でも、「単なる普通の子ども」とは思わないはずです。

このオーディションは、応募資格としてタレントスクールの現役生はNGだったはずです。ところが、鈴木愛理の場合は、UFA(事務所)系列のUFMS(http://www.ufms.net/)(菊池亜衣も在籍していた音楽スクール)の卒業生ということらしいので、これが本人なら、特例でOKなのでしょう。

むしろ、複数人それも15人合格可能のオーディションなら、2~3名は系列のスクール出身(内定)者を昇格させるのは、(今後は)当たり前の気がします。系列スクールの存在価値(=プロを出す気があるのか?)が問われますから……。

バリエーション豊富な「芸」が次々と

ところで鈴木愛理ちゃんは、プロ級の歌のみならず、情操教育に熱心なお子様というか、何をさせても「良くできる子」です。

(1)2002年8月19日~30日のテレビ東京系『美少女教育II』で、「頭の体操」のようなクイズで大活躍しました。

【問題例】(2002年8月20日放送分)
 (?)に入るひらがな(1文字)は?

  〔き〕  
〔に〕   〔?〕
  〔み〕  

【鈴木愛理の最初の解答】
鈴木愛理ちゃん(当時小2)は、「出題20秒後」に、〔い〕と解答しました。理由は、伸ばすと(母音が)「い」だから。

結果的には不正解でしたが、本当の正解(東西南北の頭文字だから、東の〔ひ〕)がわかった私よりも発想が新鮮で、ちょっと感動しました。(ちなみに愛理ちゃんは、ヒント(日本地図のシルエット)が出た後に、この問題も正解しています)

この「頭の体操」クイズを10日間通しでやって、当時中3の辻希美や小川麻琴よりも正解率が良いのですから驚きです。今すぐにでも、モーニング娘。で最も頭が良い、と言われている紺野あさ美と対決してほしいです。

(2)2003年1月8日のテレビ東京系『ハローキッズ』で、「カリスマアイドルやぐっちゃん」から特技を聞かれた鈴木愛理ちゃんは、『Y字バランス』を披露。石川梨華と同じ特技で、やはりこの子はただ者ではない、と認識しました。

(3)2003年1月27日のフジテレビ系『HEY! HEY! HEY!』で、藤本美貴の「ブギートレイン'03」のバックダンサーとして出演した鈴木愛理ちゃんと清水佐紀ちゃんの2TOPは、新曲発売前で練習時間が少ないにもかかわらず、ダンスのレベルが相当高かったです。

このように本格的な「芸」がどんどん出てくる鈴木愛理ちゃんは、まるで浦島太郎の玉手箱のようです。

最後にまたまた一句、浮かびました。
『アイリーン 頭も体も柔らかい』(スクエアダンス・作)

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