2004年12月16日にアイドルファンド第2号プロジェクトの記者説明会が行われました。4人の投資対象アイドルに対し、個人投資家から1口5万円で資金を集め、写真集、DVD、CDをリリースし、その売り上げ(印税)に応じて投資家に分配されるというものです。
取材記事に詳しく載っていますのでそちらも参考にしていただきたいのですが、はたして今回は買いなのかどうかについて考えてみようと思います。
投資対象アイドルは花井美里(20)、りりあん(19)、Juan(21)、akane(20)の4名。
前回と比べた強化点のいちばんのポイントは「対象アイドルのパワーアップ」と、プロデューサーのバックアップがあることでしょう。
ファンドル4人の印象、感触
記者会見を取材した感想と以前独自に取材したときの感想も加え、一人ずつコメントしていきます。
花井美里はアイドルファンの間ではすでに有名で、今年のリリースラッシュはすごい勢いでした。次々とリリースできるということは、売れる見込みがあると業界が踏んでいるわけです。7月にイベントを取材したときには、自分の考えをはっきりしゃべることができる人という印象を受けました。
りりあんは、中森明夫さんが発掘したアイドルで、幸運にもりりあんの初インタビューを私が担当しました。「りりあん」という名前も実はそのときに決まったんです。記者会見では若干緊張気味だったのか、もっとふっきれてもよかったような気がしますが、彼女も自分のことをよく考えている子です。会場で流れたイメージ映像を見ると、かなり期待できそうです。
Juan(ゆあん)はASAYANアイドルオーディショングランプリ、ミスマガジン2002読者特別賞を受賞する実力の持ち主で、今回は歌がメインになりそうなのですが、会場で流れた歌の一部を聞いていると、これは今すぐにタイアップをつけて早く売ってしまいたいという気持ちにさせられます。プロデューサーはEXILE、BoAなどを手掛ける今井了介氏。
akaneは会場で歌を披露したんですが、音楽的にはよさそうな感じなんですが、帽子をかぶっていて顔がよくわからないのがアイドル的にいうとちょっと不満があって、キャラももうちょっとはっきりしてほしかった気がしました。プロデューサーは中森明菜、森高千里を手掛けた島田雄三氏。
リスクはどのぐらい減るのか
1回目の新人グラビア☆アイドルファンドのときにはオーディションのときに少しお手伝いさせていただいたので、コメントはできなかったんですが、今回は私は特にしがらみはないので好き勝手に発言しようと思います。
はたして“買い”なのか!?
1,500万円で始めるというのは前回の500万円よりは妥当な感じもしますし、今回はお金が集まらなくてもリリースがすでに決まっていてプロジェクトが進行しているという点で、より現実的でリスクが少なくなっている気がします。
ただ、儲かるかどうかは知りません。そんなのはじめっからわかってたらファンドにする必要はないですから。芸能界の世界、何がどうなるかわかっている人なんか誰もいません。いくらいい作品、いいアーチスト・アイドル・タレントがいたって売れないときは売れないんです。その逆もありえます。
私自身は、新人発掘という点ではたぶんほかの方々よりはアンテナの感度はいいと思っていますが、その先のブレイク、ビジネスプロジェクト……となると、そこまで考えたり計算をしたりする余裕がないので、正直“買い”かどうかのコメントは難しいのです。
前回の新人グラビア☆アイドルファンドのときに2~3誌からコメントを求められた、アイドル探偵団の北川昌弘さんに「今年はコメントは求められましたか」と聞いたところ、「まだない」といっていたので、「じゃあ私が聞きましょう(笑)。ずばり今回はいかがですか?」と聞いたら……。
「花井美里は丸儲けかも。合計で10,000は軽いんじゃないか。どのぐらい戻ってくるかはわからないけど元本はいけそう。ほかの子は知らないからわからない」
って言ってましたよ。どんなもんでしょ。私はりりあんを推したいですけどね。あとJuanの1枚目のCDも無条件に買うつもりです。
一応お約束のコメントですが、リスクを伴う商品ですので、自己責任でお願いしますね。
[2006/05/02追記]
今回は花井美里さんのみ1年間ということでしたが、彼女については無事、プラスになったようです。
花井美里
1984年10月15日生まれ
147cm B93W58H85
りりあん
1985年9月21日生まれ
153cm B85W60H86
Juan(ゆあん)
1983年8月29日生まれ
166cm B83W57H86
akane
1984年8月15日生まれ
160cm B81W59H86