更新情報

検索する

※以下の記事はアイドル総合情報サイト「ドリームアイドル」にて2004年11月から2006年2月まで編集長岡田が42回にわたって連載していたコラムです。ドリームメールとのサイト統合のため、アーカイブという形で本サイトに掲載しています。 ビュンビュントピックス目次

秋葉原のイベント会場からの声~Part2


Released Date: 2005/08/16

Part1の石丸電気、ヤマギワソフト館に引き続き、LaOXアソビットシティ1番館、トップジャパン秋葉原の担当者に秋葉原のアイドルイベントについてお聞きしました。

質問する内容はPart1と同じく、次の6点です。
(1) イベント会場の定員
(2) 2005年7月末までで動員が多かったタレント
(3) お客さんがたくさん集まる共通項は?
(4) 「こうしたらもっとお客さんが増えるのに……」とメーカーなどイベント主催者に感じること
(5) 2005年8月以降の動きで変わった点はあるかどうか
(6) イベント会場や店舗の特徴やPRポイント

LaOXアソビットシティ1番館

2005年8月現在ドン・キホーテが入っているビル内に以前、アソビットシティのイベントスペースがあり、アイドルイベントがにぎやかに行われていたのですが、LaOXがビルから撤退したのち、LaOXのアイドルイベントは1号館で行われるようになりました。

(1)定員
150名

(2)動員1位
安田美沙子(148人)

(3)お客さんが集まる共通項
・テレビなどで活躍しているタレント
・撮影タイムに工夫があるイベント
たとえば、撮影タイムの衣装が2パターンあり、2回あったりするとお客さんが集まりやすいです(私服+水着、コスプレ+水着、浴衣+水着etc)

(4)「こうしたらもっとお客さんが増える!」
最近複雑化してきているイベントの参加特典(1枚購入、複数購入)をシンプルにわかりやすくしてもらって、なるべく「たくさん買ってもいいかな」と思ってもらえるような特典にしてもらえるといいです。

(5)8月以降の動き
音楽系のメーカーさんとDVDメーカーがタイアップする動きがあって、イベントで撮影を敬遠されるタレントさんがいらっしゃるので、それじゃあイベントをどこで盛り上げるのか、といったときに、ちょっとしたミニライブの形で埋めようという動きがあります。

今後、イベントの内容が、たとえば撮影がもっと特殊な方向に向かうか、ミニライブなどのエッセンスを入れるかなどの変化が起こりつつあります。

(6)イベント会場や店舗の特徴・PR
音響設備にはこだわっている会場なので、ライブイベントにも対応できますし、お客さんを立たせたり床に座らせることは原則LaOXとしてはしたくないポリシーを貫いているので、ゆっくり座っていただいて、じっくりタレントさんを見ることができるところが違うところです。あとは照明を増設しているので、明るい場所で撮影できます。(取材協力:LaOXアソビットシティ1番館 幸田氏)

[補足解説]
CDとDVDとのタイアップは疋田紗也さんはじめ8月にはほしのあきさんらがすでに動き出しています。こちらの会場ではステージの後ろに液晶ディスプレイが2台埋め込まれていて、イベントの内容に合わせて同時進行で映像を流したりテロップを流すことができるのが他店にはない特徴です。また、照明もかなり明るく、撮影タイムでの条件はかなり良いです。

トップジャパン秋葉原

秋葉原の電気街口のアーケード内にある「トップジャパン」は入り口は狭いけれど、フロアがたくさんあり、ここでしか入手できないレアな商品が揃っています。

(1)定員
70名

(2)動員1位
紗綾(SweetKiss)……70人×2回
イベントレポート

(3)お客さんが集まる共通項
・ジュニアアイドル
・水着の撮影タイム+水着で2ショット撮影ができる特典

(4)「こうしたらもっとお客さんが増える!」
当日になって撮影タイムの衣装や特典が告知内容よりもいい場合があり、その場合には本当にもったいないと思います。その逆は困りますけど。

撮影タイムの衣装や特典を事前にはっきりさせるとお客さんは増えます。

(5)8月以降の動き
お店としては9月にフロアの商品構成を変える予定です。アーケード街に店を構えているので、1Fしか店がないように思われていますが、地下1Fから6Fまでフロアがあるので、フロアごとの特色を出していく予定です。

(6)イベント会場や店舗の特徴・PR
イベントスペースが狭いので、たくさんのお客さんを入れることができないですが、その分、タレントさんとの距離が近く、撮影タイムではタレントさんによっては楽しんでいただいているようです。

撮影タイムやツーショット撮影ではより当店での特徴を出せるようにメーカーさんに提案していますし、1枚購入と複数購入の特典の差別化ができるように、複数購入の人は2回握手できるなどの工夫をしています。(取材協力:トップジャパン秋葉原 竹内氏)

[補足解説]
スペース自体は他の会場と比べれば狭いのですが、写真を撮る側からすると、秋葉原でいちばん明るく、全身もバストアップも良好な写真の仕上がりが期待できるイベントスペースです。商品の品揃えもU-15のジュニアアイドルについてはかなり豊富で、秋葉原でジュニアアイドルの写真集を手軽に購入できるお店として重宝しています。

2回にわたってお送りしてきた、お店側から見た秋葉原のイベント事情レポートはいかがでしたでしょうか。メーカーや業界関係者の方になんらかの参考になれば幸いです。ファンの方々の意見やリクエストも聞いてみたいとお店側の方がおっしゃっていましたので、それはまた別の機会にお伝えできればと考えています。

前のコラムへ 次のコラムへ

Photo
LaOXアソビットシティ1番館はイベント中に後ろのディスプレイに映像や文字を流すことが可能なので、イベント演出に一工夫をこらすことが可能です。

Photo
トップジャパンは客席とタレントの距離がすごく近いので撮影タイムでもかなり近づいて撮ることが可能です。

本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
copyright(c)2004-2022 Scramble-Egg Inc.