新聞、テレビ、Webで既報の『新人グラビア☆アイドルファンド 第1号』の記者発表会がありました。(2003年11月26日 西麻布・Space Lab Yellow)
グラビアアイドルの証券化とは、個人が応援するアイドルやタレントに対して投資を行うもので、具体的にはアイドルのDVD、写真集の売り上げのなかから配当を支払うことを裏づけとして、個人投資家からお金を調達するスキーム(枠組み、計画)のことです。
詳しいことは匿名組合の営業者であるジャパン・デジタル・コンテンツ社(以下JDC)(http://www.jdc.jp/)と、出資の媒介となるオンライン証券のジェット証券(http://www.jetsnet.co.jp/)のサイトで徐々に明らかにされていくと思いますが、今回はその記者会見での要点のみお伝えしておきます。
会見では、JDC代表取締役、土井宏文氏、ジェット証券代表取締役、釜野昌宏氏、先駆舎(芸能プロダクション)代表取締役、眞邊明人氏によるあいさつに続き、5名のアイドルの紹介、そしてJDCの浜田一英氏および岩崎明彦氏によるスキーム説明、質疑応答に続き、5名のアイドルの水着での登場、マスコミ取材陣によるフォトセッションという流れで行われました。撮影の時間ではテレビ局、新聞、芸能誌などマスコミが入り乱れての大変な記者会見でした。
今回の日本で(世界で)初めてのアイドルに対する証券のスキームの開発にあたってのポイントは以下の2点だとJDCの浜田氏は強調していました。
1. 事業の透明性
芸能という、お金の流れが非常にわかりにくく、開示しづらい世界において、事業の透明性を保つために、あえて写真集とDVDの売り上げにのみに絞ることにより、透明性を確保した。
2.リスクの開示とコントロール
リスク……実質的な元本40%保証、アイドルに対してDVD、写真集が出せなかったことによる興行中止保険の加入
リターン……出資者印税としてDVDは12%、写真集は10%、営業者の成功報酬はなし、第2弾目以降は発売元負担(足切り基準あり)
【新人グラビア☆アイドルファンド 第1号】 | |
出資媒介証券会社: |
ジェット証券 |
申し込み方法: | ジェット証券のサイト上で申し込みを受け付け ※出資者多数の場合は先着 ※完売いたしました。 |
出資形態: | 匿名組合契約(営業者はJDC) ※JDCに委ねるため出資者の意向を反映させる契約上の権利はないが、当然のことながら出資者の意見は最大限に配慮される |
募集期間: | 2003年12月15日~2004年1月31日(予定)※完売いたしました。 |
出資単位: | 1口単位(1口=5万円)、上限あり |
募集総額: | タレント1人あたり500万円(100口) |
当然のことながら会場からスキームに対する質問があいつぎました。くわしくは各媒体を参考にしていただきたいのですが、プロモーション費用、CS番組制作費がファンドの支出として計上されるのはどうかという質問がありました。そこそこ有名なアイドルならプロモーション費用はそれほどかからないでしょうが、今回の場合はまったく無名の新人に近いわけですから、出資額の範囲内で必要なものとして計上するという回答がありました。
さて、それでは証券となってしまった5名の新人グラビアアイドルをご紹介します。
青山愛子
EIREI
神谷怜奈
島田早希
武市智子
あらら、どこかで見たような名前がたくさんありますね(笑)。そうなんです、この記者発表まで明らかにできなかったのですが、CS番組とは「秋葉原プロダクション」で、そのオーディションの選考にあたって本誌編集部として協力させていただいています。
どうぞ彼女たちの新しい旅立ちに声援を送っていただくとともに、よろしければ投資の対象として検討していただければ幸いです。(撮影・取材 岡田)