「大谷みつほ」から本名の「大谷允保」に改名して初めての写真集「Mittsu→」(ワニブックス社より2004年3月27日)発売を記念した握手会を取材してきました。(2004年3月28日 ブックファースト渋谷店)
「本名の『允保』は読みづらいために『みつほ』にしたのですが、芝居がやりたかったので、本名の漢字が自分らしくいられるし、画数が漢字のほうがいいらしいので、漢字に戻すことにしました。木戸孝允(きどたかよし)の『よし』で入力するとパソコンで出ます」と改名のいきさつを話してくれました。
ほかにも「まこと」「いん」などでも検索できます。筆者はデビュー前から「允保」で辞書登録してあるので入力で迷うことがないです。固有名詞は2度目に使うときに辞書登録をするのをおすすめします。
「今回の写真集の見どころは、自然な感じなところ」と允保さん。前回は自分でコンテを書いていたことから自然に行こうという方針になったとか。オーストラリアロケでは「きれいなところですが、都会と田舎が離れていたのが不便でした。羊やコアラが見られて楽しかった」と感想を語ってくれました。
写真集の表情が大人っぽくなってきたとよく言われるそうですが、「もう21歳なので……」と、アイドルから女優への成長への自信をのぞかせてくれました。役柄が変わってきて、OLや社会人と、大人の話し方をする役が多くなったことも関係するのでしょう。
最近では、バトルアクション映画「疾風-Basement Fight-」(竹田直樹監督作品)でトンファーの達人・美紀役で主演をこなし、女優づいている允保さん。トンファー(ヌンチャクと並ぶカンフーで使う木製武具)を使った女優はいないので、自宅の部屋の壁紙を破ってしまうほど練習したとか。「でも護身用マイトンファーがあるので安心」と女優業の大変さもさらりと笑顔で語っていました。
「ひらがなから漢字に変わることでファンに変わったと思われるのが……」と心配していた允保さんですが、中身は変わるわけではなく、写真集のタイトルもオフィシャルサイトのタイトルと同じ「Mittsu→」にする配慮をしています。「ファンの人にだけわかるメッセージが写真集のなかにたくさん入っているので探してください」と、握手会に来られない人にメッセージを残してくれました。(撮影・取材 岡田)